野口五郎と浅野温子がまぐわったら、ごっつぃモンスター生まれちゃいました!
孤児院で育った15歳のヒロイン:水沢奈子。
お金持ちの教授の野口五郎の豪邸に引き取られることになる。
しっかしその家には、
ちょっと病んでる浅野温子と、
かなり病んでる女中と、
ちょっと人間っぽくない何か、が居た。
実はその何か、「タマミ」という一応この屋敷の娘。
サイズは赤ん坊なのに、アベンジャーズのハルクみたいな怪力モンスターの腕が生えてる!
自分への愛情も居場所も横取りされたタマミ、
その嫉妬の怒りをヒロインにぶつける!
なかなか怖かったです。
颯爽と助けにやってきたあんちゃん、よくある映画ではここでモンスターにとどめだ!ってな場面で、ざっくり自分がやられてます。素敵な絶望感!
そして浅野温子の病みっぷりが素敵すぎ。素敵なB級映画です。
とばっちりで殺された老メイドが哀れです。
ホラー寄りにしたせいか、楳図かずお原作に漂う「タマミの悲しみ」はあんまりないです。