赤んぼ少女 | 死因:恥のかきすぎ

死因:恥のかきすぎ

鍵盤講釈屋・闇色鍵盤が、数週間前のことを思い出しながら記す思い出し日記。時折り映画の感想も。

野口五郎浅野温子がまぐわったら、ごっつぃモンスター生まれちゃいました!

孤児院で育った15歳のヒロイン:水沢奈子。

お金持ちの教授の野口五郎の豪邸に引き取られることになる。

 

しっかしその家には、

ちょっと病んでる浅野温子と、

かなり病んでる女中と、

ちょっと人間っぽくない何か、が居た。

実はその何か、「タマミ」という一応この屋敷の娘。

サイズは赤ん坊なのに、アベンジャーズのハルクみたいな怪力モンスターの腕が生えてる!

自分への愛情も居場所も横取りされたタマミ、

その嫉妬の怒りをヒロインにぶつける!


なかなか怖かったです。
颯爽と助けにやってきたあんちゃん、よくある映画ではここでモンスターにとどめだ!ってな場面で、ざっくり自分がやられてます。素敵な絶望感!

そして浅野温子の病みっぷりが素敵すぎ。素敵なB級映画です。

とばっちりで殺された老メイドが哀れです。

ホラー寄りにしたせいか、楳図かずお原作に漂う「タマミの悲しみ」はあんまりないです。