イタリア・ワイン散策(その73)ヴェネト州「ナターレ・ヴェルガ・ソアーヴェ2021」(ソアーヴェDOC)

 

 ソアーヴェはイタリア白ワインの代表格かつお安いワインのイメージがありますね。

DOCやらDOCGの昇格の話は「縦走編第29回(ピエロパン)」を参照いただくとして、今回も6本セットで買った、お安い1000円前後のソアーヴェです。

 ソアーヴェと言えば「ガルガーネガ100%」のイメージですが、本ワインは「ガルガーネガ70%、ピノ・ビアンコ20%、トレッビアーノ10%」のブレンド・ワインです。

 ジルベール&ガイヤール2021インターナショナルチャレンジ受賞とか。

 ヴェローナのすっきり飲めるテーブルワインで、麦わら色、なんでも「カモミールの花の香り」だそうで(カモミールってなんや?:笑)、意外にもアロマティックです。

 6本セットワインの1本で、1000円程度ですね、もちろんフレッシュでこれからの季節のゴクゴク系です。チーズから初めて白身魚フライとかサラダで珍しく1本飲み切りました~

 

 ナターレ・ヴェルガは、1895年にエンリコ・ヴェルガにより設立された家族経営のワイナリーです。現在はブランド名にもなっている4代目のナターレ・ヴェルガ氏に引き継がれ、現在ではイタリアでも著名なワイナリーのひとつ。

北イタリアのコモ地方のチェルメナーテに20,000平方メートルの敷地を有し、近代的且つ機能的な本社及び醸造施設の他、品質管理、最新の分析施設も併設されています。

 

 その他ソアーヴェ関連は以下にも。さすがに良く飲むワインです。

 

縦走編第48回(あえてソアヴェを名乗らないアンセルミ)

 

縦走編第63回(イマナ)

 

散策編第29回(テヌータ・ディ・コルテ・ジャコーベ・ソアーヴェ・スペリオーレ)

 

 ポルトガルと言えばポートワイン、マデイラ、モスカテル・デ・セトゥーバル(酒精強化ワイン)かグリーン・ワインのイメージですが、今回は正統派?の白ワイン「ホセ・ピテリア」(D.O.C.アレンテージョ)です。2000円程度の価格帯です。

 まずは聞いたことない品種のブレンド(ロウペイロ35%、ディアガルヴェス35%、アリント30%)、どんなお味でしょうか?

輸入元のテイスティング・ノートでは「フレッシュな青りんごやライムの爽やかな香りが広がる果実と酸のバランスが心地良い柔らかな口当たりのワイン」で、魚系やシーフードパスタあたりに合うそうです。

 造り手の「アレクサンドラ・メンデス」は、テージョ、アレンテホ、リスボン地域のワインメーカー兼コンサルタントで、40年に及ぶポルトガル・ワインの醸造学及びブドウ栽培協会の初代会長を務めた経歴を持っていますね。

 また、ポルトガルは以外にもヨーロッパでも最も長いワイン生産の歴史を持つ国の一つで、今から2000年以上前にフェニキア人やカルタゴ人たちによって、ワイン文化が伝えられました。

 今回の産地アレンテージョはポルトガル南部に位置し、ここ数年の間に、果実味と熟成感 豊かな優れたワインの重要な産地として成長しています。

 収穫量は多くないのですが、 その分クオリティーが高い、キャラクターを備えたボディのしっかりとしたのワインを生産しています。

 

 さて、週末雨のスパイラル・・今週も、来週も土曜日あたり雨なんですよね・・