夜話 1923 八女の『五十年来の珍事』その三 | 善知鳥吉左の八女夜話

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夜話1923 八女の『五十年来の珍事』 その三


                       長 命


現八女市馬場のドンドラの茶屋に住んでいた三四郎という百姓は 天保十二年に生まれで 先日百六才で亡くなった。


父親は三四郎が三才のとき没して 今年は百年忌にあたった。

三月十一日にその仏事を行った。

 

親の百年忌をその子が務めたということは神代以来のめでたい珍事といっていい。


まさに珍事である。

この当時百歳を超えるとは。

三四郎はまさに仙人扱いされたことだろう。

うーん 当方あと十年生きて三四郎並みか。

あと十年か。 

いま車庫に放り入れている二階堂麦焼酎CMのあの絵の仕上げにも取り掛かるとしょう。

ここで重ねて「うーん」。

この「夜話」の二千回も暑苦しい夏までには仕上げずばなるまい。

再々度 「うーん」とうなってイマス。

むせびながら 呵々。