病気はつらいよ
毎度です
アチャァ~、体調不良ですわ…
病院の待合室にて…
またまた腐れ縁で患う持病が悪い周期へと入ってしもたようで、チョイとばかり療養が必要な状態へと陥ってしもたオッサンでっせ…
…なので、病院から帰宅したこの数日間は自宅にこもってDVDで松竹映画の『男はつらいよ』を最終作品から順に遡って鑑賞するという無駄で悲しい日々が続いていますが、なんと思わんことにそんな時間つぶしで鑑賞していた『男はつらいよ』の映画としての面白さや魅力がやっと分かってきよりましたで
若い頃は作品のコンセプトもロクに理解せず、従って主役である 車 寅次郎(渥美 清)のキャラにも魅力を感じず、まして寅次郎を囲むサブキャラ俳優さんの粒立ちな演技なんぞも一切も分からずに「オッサンやオバはんが喜んで観るホームコメディ映画やろ…」とシラケ気味の眼で観ていましたが、遅まきながらも自分が白髪ジジイになってこの 『男はつらいよ』 が何故に万人へ受け入れられる作品になったのかがやっと理解できた様な気がしまんな
それは、自分がこれまでに体験してきた昭和の時代をなぞる様な内容に鑑賞後にはもれなく 「…ホッと安心できる」 という実にヘタレなメンタルへ訴える郷愁感を持てることに尽きると思いまっせ
つまり団塊の世代やオッサン世代ぐらいまでへ訴えるノスタルジーが感動の軸なっており、従ってウ~ンと若い令和世代になるほど以前のオッサンのように「車 寅次郎の何がオモロイねん…」となるかも知れまへんな…
ゆえに体調不良の病身でこの 『男はつらいよ』 シリーズを鑑賞した後なんぞは昭和や平成の過去に自分が犯してきた恥じるべしあんな事やこんな事がイヤが応でも思い出され、ときには長らく見ていない友人の顔や現在となっては鬼籍へ入って会うことが叶わない懐かしい顔が次々と脳裏へ浮かんでは消える切ない気持ちになってくるのは、不要に積み重ねた歳や業のせいなのか、はたまた持病で急降下している体調のせいなのかは解り兼ねまんねんけれども…
でもまっ、こんな状態でこの 『男はつらいよ』 シリーズを鑑賞して昭和の昔を懐かしめば、悲しいかな口から飛び出る言葉は本調子ではない自身の体調を卑下する 「病気はつらいよ」 という寂しいセリフになってしまいまんなぁ~…
釣り雑誌へ載ったのは…(15)
毎度です
関西発の新しい釣り雑誌の創刊で他の投げ釣り執筆者を差し置いて内外出版社のIG君からお声を掛けてもらったのはホンマに光栄でおましたから、メッチャ張り切って『釣りどき関西』の創刊号発売へ向けて連載記事である『投げ釣りサティスファクション』の取材釣行~執筆活動にと動き始めたオッサンでありました
幸いにも連載内容は長年にわたって 関つり誌面にて連載をしてきた『やめられまへん』 と変わらぬ記事形式で良いとのことですから、一年ぶりに南紀:古座川河口へ良型シロギスを狙って取材釣行しましたが、残念ながら狙いがハズれて15㎝前後をメインに最大でも20㎝級という釣果でしたが、30㎝オーバーの大ガシラが顔を見せてくれたので何とか及第点を付けれて原稿執筆へと入りまっせ
できれば創刊号に載る連載初回ということで好釣果を求めて再チャレンジをしたかったんですが、迫りくる〆切日との関係で断念を余儀なくさせられましてんで
・・・ということで、2017年9月に 『釣りどき関西』の№1号が書店の店頭に並びますが、このときは「ルアーマガジンSalt 別冊」という形で本が発売され、以後の号も「磯釣りスペシャル臨時増刊」 や 「ルアーマガジン臨時増刊」という形で出版され続け、悲しいかなついに最終号の№21までこの「…臨時増刊」という分類での発売が続きましたわ
まっ、いろいろな大人の諸事情でそんな発行形式になったのでしょうが、なんやコレまでの釣り雑誌とは違い「雨宿りでちょっと軒先を借りている…」みたいで、個人的には余り尻が落ち着かない違和感を憶えたオッサンでっせ
ところで、この『釣りどき関西』の発売は”隔月刊”が基本なので一年間で6冊が発行されていたことになり、2017年9月の№1号から始まって2021年5月に発売された№21号まで足掛け4年弱の発行期間で休刊するまで合計21冊、僕の『投げ釣りサティスファクション』も同じく”21回の連載”を数えることができました
(途中で偶数月から奇数月へ発売月が変わったりしてので発売期間と発行№の数が合いまへんが…)
月刊誌であるがために毎回の締め切りに追われる綱渡りの様な執筆活動だった『やめられまへん』と違い、隔月刊なので取材釣行~原稿執筆の持ち時間が倍増する『投げ釣りサティスファクション』 は釣果に恵まれなければ再チャレの取材釣行も可能なのでグッと気が楽でおましたが、それでも酷い貧果のレポートが恥ずかし気もなく『釣りどき関西』の誌面に載っていたのはオッサンの技量の無さと運の悪さを示すエエ例やといえまんな
…で、いま『投げ釣りサティスファクション』を読み返すと取材へ向かう釣り場といえば例によってマンネリ気味でけどけも、それでもお得意ポイントで思い通りの40㎝オーバーが登場した№8の「粟津0番のマコガレイ」、串本が大荒れのために半信半疑で竿を出した№9の「紀伊勝浦のマダイ」、狙ったポイントがズバリと当たった№14「神鋼埋立地の乗っ込みマコガレイ」、ブ厚い尺上クラスが数釣れた№15「紀伊大島の磯カワハギ」、超68㎝も出た№18「田辺湾沖磯のタマミ」、尺上の良型が短時間に連発した№19「小鳴門のマコガレイ」といった自身の中で印象の強い釣行や、その他にも「あぁ、エエ釣りができたなぁ~」と思える取材釣行もケッコウ数多くおましたで
また『釣りどき関西』は当初から海のエサ釣り記事とSW系の記事の両方がメインとして掲載されおり、特集によってはまるでルアー雑誌みたいな誌面作りのケースもあって、年寄りにすればちょっと今までのエサ釣り中心の釣り雑誌とは異なる印象を受けるときもありましたが、それも若い年齢層の読者が求める傾向ならば致し方おまへんか…(それが世の流れちゅ~モンでっしゃろな)
さて、そんな『釣りどき関西』が休刊するという報せが入った2021年の夏、長年にわたる原稿執筆の縛りからやっと解放されるという安堵感にホッと一息ついたのも束の間で、今度は「元気、ヤル気、森脇健児」で人生を過ごしてきたオッサンが国の難病指定の病気で倒れ、長期の入院治療を受けるという我が人生において健康面で最大のピンチ、最大のアクシデントに見舞われることになるんですわ…
(つづく)
『ぎょぎょライト』のお話です‼
毎度です
さて、そろそろ見え始めたGWを過ぎる初夏の頃になると、ボチボチと大物狙いの投げ釣りも日中の釣りから”夜釣り”へとシフトチェンジして行くと思います
そんな”夜投げ”に欠かせないアイテムといえば、ターゲット魚からのアクセスを視覚へと知らせる「穂先ライト」に他なりまへんな
…でっ、オッサンが近年に愛用している穂先ライトといえば LUMICA の 『ぎょぎょライトLEDⅡ』 なのは皆さんご存じのとおりで、今シーズンもきっと小物からBIG1に至るまでの魚が繰り出すアクセスシグナルをキャッチしてくれる思いまっせ
少し前にもこのブログで綴りましたが LUMICA の 『ぎょぎょライトLEDⅡ』は高性能なことでお気に入りで、防滴性や接触面といった性能でメチャクチャ不満があった前モデルを改良・改修しようと、差し出がましくもこのオッサンが当時の担当者であった 美人のS女史 とそれはそれは綿密に連絡を取り、その絡みの少ないデザインから穂先ライトとしての基本的に実釣で欠かせない性能、さらには実釣テストを何度も重ね、さらにサイズと発光色がひと目で判る釣り人サイドに立った実用スペックに至るまでと、事細かく意見をアレコレと入れて完成した製品でっからオッサン的には
死角ナシと思える「穂先ライト」なんでっせ
ナントいってもこの 『ぎょぎょライトLEDⅡ』は穂先ライトのベーシックとして必要不可欠な高照度LEDによる「視認性の良さ」に関してのポテンシャルは特筆もんで、この高い視認性によってターゲット魚から出される微妙な前アタリやエサ取りが出す繊細なアクセスシグナルを逃すことなく伝え、とくに真っ黒な夜空で輝くグリーンとレッドの発光はホンマに穂先の動きを識別させてくれよります
余談でっけども、そういえばその昔に雑誌取材で同行したキャスターが「ドラグフリーのラチェット音で魚からのアタリが判別できるから、私には穂先ライトは不要…」といって穂先ライトを使用しないで夜釣りをしていたが、やはり大物でも微妙なアタリを合わせてハリ掛かりさせるケースも間々あることから「穂先ライトは不要」という彼の意見&スタンスは「トランプの相互関税」と同じくらいの極端な暴論やったなと今になって思いまっせ、いやホンマに…
また、前モデルのLEDで散々な評価だった「防滴性」も完璧に近いほど改良・改善されており、以前のブログで報告したとおり大型魚の激アタリで海中へ水没させられたロッドに装着していた 『ぎょぎょライトLEDⅡ』 が奇跡的に回収した4時間後でもまだ穂先で煌々と光り輝いていたという信じられない防滴(防水)体験もしていることから、少々の降雨や水濡れで支障が出るとは考えにくいほどタフな造りということでじつにノープロブレムですわ
そんな 『ぎょぎょライトLEDⅡ』において弱点といえば、ケミ製品と比べて購入プライス+使用するリチュウム電池(BR425)の価格がお高いことでんな…
でもネ、他社のLED穂先ライトと比べればどちらかといえばリーズナブルなプライス設定ですし、半夜釣りや朝夕のマズメ時だけの釣りといった短いスパンの実釣ならば電池切れまで何度も繰り返して使用できるLED(グリーン&レッドは連続24時間使用が、ピンク&ホワイトならば連続48時間使用が目安)はケミ製品よりも実質的にはリーズナブルに使えまっから、個人的にはLEDに軍配を上げたおまんな
あと、残る不都合な点といえば穂先への喰い込み(嚙み込み)が甘くてスイング時に海面へ飛んで行く、ラインが本体に絡んでスイング時に飛んで行って”紛失”するトラブルが心配されますが、たとえばLサイズの 『ぎょぎょライトLEDⅡ』を使用する場合には投げロッドの穂先がφ2.9㎜前後の太さならガッチリと喰い込んでさほど飛んでいく心配はおまへんが、これが磯モンなどの大物を狙うφ3.2㎜以上の太さになると噛み込み具合に少しだけ不安が出てくるので、オッサンは”スイング飛び”を防ぐ工夫として¥100ショップのシリコン輪ゴム(小)を2~3回ほど巻き付ける補強を施して心置きなく安心してフルスイングを敢行してまっせ
(LED穂先ライト+リチュウム電池をイッキにロストしてしまうと精神的にもフトコロ的にも痛みが大きおまっからネェ~…)
ちなみに、このφ3.2㎜以上の太い穂先にジャストフィットで適合するサイズはいま LUMICA の担当者であるN氏へお話しをしているので、近いうちにラインナップに加わると思いまんねんけれども…
…てなことで、来たる2025年 夏 の夜投げシーズンに備えて、近くの釣具屋さんにて LUMICA 『ぎょぎょライトLEDⅡ』 の購入・準備を抜かりなく実行しておくようにキャスターの皆さんへ業務連絡、イヤさ、お願いをしておきまっさ
懐かしの泉大津釣具センター ?(2)
毎度です
さてさて前回でも綴ったとおり、下道である国道・府道をひたすら南下して和歌山エリアの釣り場へ釣行していた昭和の時代にメッチャお世話になった『泉大津釣具センター』 は現在も同じ場所にて 『フィッシングマックス泉大津店(本社)』 として変わることなく盛大に繁盛されていますが、何故にオッサンが久しぶりにお邪魔したのかといえば、単純明快に”買い物”が目的やったんでっせ
…というのも、じつは「関空泉大津ワシントンホテル」 のレストランで友人のお祝いがあり、夫婦でホンマに美味しい料理をご馳走になった帰り道に懐かしい 『泉大津釣具センター』 、イヤさ 『フィッシングマックス泉大津店』 を見つけ、そういえば夏場へ向けて生鮮食料をスーパーから持ち帰る小さめクーラーボックスを嫁さんが所望していたことを思い出し、エエ機会やからと立ち寄ることにしました
なんでもオッサンが現在に所有している余分なクーラーボックスは小さくても 20~ 25㍑ ほどで、大きなモノでは 35㍑ ですから、たしかに買い物用にはチョイと大き過ぎるといえまんな
当日 『フィッシングマックス泉大津店』 で嫁さんに対応してくれた男前の若い店員さんはじつに愛想が良くて、「お買い物用ならば…」 と比較的廉価な製品を見せてくれる親切さにもGood マーク でっせ
ついでにこのクーラーの支払いに同乗させて頂いて手持ち残量が少ないリールのメンテ用オイル&グリス、昨夏に沖磯にて置き忘れて紛失してしまった魚シメ用の強力ハサミもコッソリとレジへ持っていってやりましたで
そんな限りなく小心者の心中がドキドキしていたそのとき、何気なく耳へ聞こえてきた「釣り場でのゴミはポイ捨てにせず持ち帰るか、処分が出来ない方は店内へ持ち込んで頂ければ処分させて頂きます…」という実に献身的な店内アナウンスにはビックリ仰天
こんな店にとって少なからずもリスクが生じる恐れのあるアナウンスにも拘らず、どこから見ても真っ当かつ素晴らしい「釣りゴミに対する啓蒙放送」を聞いて、頭の出来がイマイチ粗悪なオッサンでも思わず”感心・感動”をさせられましたわ
(ホンマ、やりまんな 『フィッシングマックス』 さん… )
…てなことで、自分自身が何を言った、行動したワケでもないのに何となくエエ気分で懐かしい『泉大津釣具センター』、イヤさ 『フィッシングマックス泉大津店』を後にしたのですが、お店の雰囲気やレイアウト(とくに活きエサ売り場など)には少しだけ遥か昔の『泉大津釣具センター』を感じることができて、わずかながらも ノスタルジーに浸れたオッサンなのでありました
懐かしの泉大津釣具センター ?(1)
毎度です
『泉大津釣具センター』 って聞いても現在ならば 「ハァ~ッ」 となる人も多いとは思いまっけども、白髪ジジイであるこのオッサンと同世代の釣り好きな御仁でしたれば 「オオッ、何と懐かしい店名やないか…」と両膝を叩いて思い出す釣り人も多いのと違いまっしゃろか
そう、あれは昭和後期となる1978年に運転免許を取得したオッサンが実家の軽トラックで暇があれば通っていたのが泉南エリアへの投げ釣りでしたが、10代後半の超若い頃の夏~秋にかけては軍資金のメッチャ乏しい場合には渡船利用ながらも投げ釣りと比べてより安価で遊べる超近場の「泉佐野一文字」や「泉大津一文字」でのチヌ釣り、小アジ釣りに出かけたモンですわ
そんな時代の泉大津一文字への渡船乗り場の近所にあったのが臨海線沿いで営業していた「キグナス石油」の給油所で、その一角にアオイソメやアミエビといったエサ類をはじめ釣具の小物を販売している”釣具コーナー”が小さく設けられおり、これがメッチャ便利なことから釣行の度によく利用させもらいましたで
その釣具コーナーがよほど儲かったのか、いつの間にかそのキグナス石油の半分ほどが立派な釣具店となり、気が付けば75%以上もの割合が釣具店に取って代わられ、ついには「ガソリンスタンドも併設する大きなエサ&釣具店」という体制の店舗にまで変わっていったんでんな
よって店名も 「キグナス石油〇〇給油所」 → 「泉大津釣具センター」 → 「フィッシングマックス・泉大津店」 と変わっていき、現在も同じく 「フィッシングマックス・泉大津店」 として盛大に営業し、思いっきり繁盛されているのは皆さんもご存じのとおりで…
僕らが最もこの店を頻繁に利用したのは 「泉大津釣具センター」 から 「フィッシングマック・泉大津店」へ変わった初期の頃で、当時は大東市から和歌山方面へ車で釣行するために利用できる高速道路といえば 阪神高速・堺線ぐらいしかなく、もちろん阪神湾岸線も阪和道も皆無で、辛うじて近畿自動車道が「吹田 ~ 東大阪北」で止まっている有様でしたからネ
従って大東市から和歌山方面へ釣行するには実家の赤井を出発して中央環状線をひたすら南下し、堺市のフェニックス通りを抜けて臨海線へ入って休憩がてらに 「泉大津釣具センター」 でエサを購入するのがお決まりのルーティーンでしたな
(ここに記された青・赤の高速路線がどれも”皆無”でおましてんで)
そして、そのまま臨海線を南下して岸和田市の蛸地蔵から旧国道26号線へ合流すると貝塚市~泉佐野市を走り抜けて男里川を渡った阪南市から当時に完成したばかりの「阪和道(阪南~海南)」へ入り、和歌山の海南辺りからは再び国道42号線をひたすらに、ひたすらに南下し続けて中紀や南紀の釣り場へ向かうという、現在では考えられないほどの時間経過とキツイ運転労力つぎ込んで釣行していたのには、ホンマ今さらながらにもビックリ仰天ですわ…
…まっ、そんな無茶ができる体力を持っていたヤング期に虫エサの調達・購入でたいへんお世話になった 「泉大津釣具センター」 さんなんですが、何故にこのお店へ久しぶりに出向いたのかは次回へと続くということで…