本多平八郎忠勝。![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220908/12/yamazakibakufu/99/09/j/o1756123215171768806.jpg?caw=800)
四天王の一人にして、家康家臣の中でも別格か。
岡崎城内に、「蜻蛉切」の名槍を携えた忠勝像が立つ。
「戦国最強の武将」と称えられた忠勝愛用の槍は「蜻蛉切(とんぼきり)」と呼ばれた。
槍先にとまったとんぼがそのまま真っ二つに切れたという鋭さで、長さは6メートル(通常4㍍)、忠勝はこれを自由自在に戦場で操ったという。
天守閣すぐ際に、家康とともに龍城(たつき)神社の祭神として祀られている。
市内西蔵前町には、巨大な「本多平八郎忠勝誕生地」の碑がそびえ立つ。
市立甲山(こうざん)中学校の校章は、忠勝の鹿角兜をデザインしているという。
生涯50余度の合戦に出陣するも、かすり傷一つ負わなかったという忠勝。だが晩年、小刀で細工をして手傷を負った。
「おれもここまでか」と苦笑したとか。
忠勝は戦場において常に大きな数珠を身から離さず付けていた。
自らが討った者への哀悼を籠めていたという。