●今日は赤穂浪士討ち入りの日、7年前播州・赤穂へ妻を誘った… | きょうのもののふフォト列伝 ー古戦場 城 もののふ 旅ー

きょうのもののふフォト列伝 ー古戦場 城 もののふ 旅ー

熱く 燃えて 散って 逝った 我ら祖先のもののふ達 その懸命な生きざま姿を追う旅を続けています。

きょうは早朝から、信州安曇野は小雨まじりの雪舞。

 

 

7年前秋、播州赤穂へ。

ゆっくりと四十七士の木像を堪能したいと足を運んだ。

楽しみだった。

 

夜の赤穂城は良かった!

 

橋の向こうから、裃姿の内蔵助が提灯の灯りとともに歩いてきそうだった。

 

大石神社門前には、なんと四十七士の石像がズラリ居並んでいた。

以前にはなかった。これもよかった。

木像とはまた違った感じが良かった。

 

市街のチャリでの史跡巡りは、秋雨がたえまなく難儀した。

四十七士の居宅跡碑巡りは、案内図が雨にぬれ、自分もぬれ。

それでも何とか探し当てて撮ってきた。

 

かつて四十七士の名をすべて暗誦していた私にとって、みな親戚知人のごとく、楽しかった。

 

旅へは、妻も赤穂浪士のふる里ならば行くかも、と誘ってみた。

だが体調がすぐれず、ひとりでいくことになった。

 

……それから数か月後、12月14日深夜。

妻は静かに旅立っていった。

 

あれから7年…。

つくづく悪い夫であった。

今も悔いる。