東北で、あおい先生になってきました。大学の研究室の活動です。
大学生やってるでしょ~~。
東北。宮城県女川町に行ってきました。
最近の私の悩みは「歌っていない自分が嫌いすぎること」でした。
歌っていれば、誰かが私に興味を持って、話を聞いてくれる。
ライブをするたびにそれが嬉しくて、ホッとして、泣きそうになります。
「こんな私にも、やりたいことがあって、できることがある」って。
音楽がやりたいんだって、思います。
だけど、ここ数週間くらい、それが強くなりすぎていた気がして。
中1の頃ギターを手にしてから、自分は音楽しかできないと思ってやってきました。だけど本当はそうじゃなかったと思うんです。
「私には音楽しかない」って言ってる人も恋は出来るし、人と喋ることも出来るし、感動することも、家族を大切に思うことも出来る。
でもここ最近の私は本当の意味で「音楽しかできない」人だったと思います。
曲作りのために恋しなくちゃとか、
曲作りのために寂しくならなくちゃとか、絶対に違う。少なくとも私のやっていきたい音楽には繋がっていない気がしました。
友達が変わってしまって切なくなったり、好きな人が出来て胸が苦しくなったり、そういう普通の生活の中で感じるちょっとした痛みやモヤモヤを、言葉にして、綺麗なメロディーをつけて、残しておきたいのに。
今は歌えるから幸せだけど、このままだといつか空っぽ人間になってしまって、空っぽな曲しか書けなくなっちゃうなって、思っていました。
歌が歌えない自分には何もないどころか、歌が歌えない自分は、人っぽくもない気がしていました。
だから、「歌えなくても自分には出来ることがある」って思いたくて、
人見知りで、喋るのが苦手で、赤ちゃんにも敬語使うくらい子供の扱いが下手くそな私がぜっっったいに出来ない「小学校で授業をする」っていうことを、やってみたいです、って大学の先生に言いました。
宮城県、女川町。
3年前、大きな被害を受けた場所です。
そんな場所の学校で、小学校6年生の防災の授業をするという、私の課題。
正直、授業はやっぱり噛むし、やっぱり挙動不審だし、やっぱり思考停止するし
「やっぱり音楽しかできない」
って思いました。だけどそれは前のマイナスな気持ちではなくて、プラスの「音楽しかできない」。
何て言ったら良いのでしょう…
上手く伝えられないんだけど。笑
今までやりもしないで「できない」って決め付けて勝手にコンプレックスになっていたものたちが、
「やったけどできなかった」に変わることで、音楽に逃げてるんじゃないよって、自分の背中を押してくれる気がしました。くすぶっていたものが、ひとつほどけた感じ。
長々書いちゃったけど、要するにパサパサだった人間的な心が潤って、久々に思い切り感動できたということです。
女川の人たちの郷土愛を感じて自分の故郷を想ったり、女川の中学生と将来の夢について話して「ああ」って思ったり(脳内BGMは花火のあとでした。笑)、友達と新幹線で話して笑ったり、先輩は凄いなって尊敬したり、先生かっこいいなって思ったり、
普通で、自然で、当たり前のことだらけなんだけど、一人ぼっちで部屋に居たらどれも触れられないもの。
みなさん外に出ましょう。笑
二皮くらいむけたかなって感じです。
新曲、楽しみにしていてね。
絶対にいいものを作るからね。
海鮮丼うまかった。
宿でね、ダンスの練習をしていたんです。小学校1年生の授業で教えるダンスを。「じしんダンゴムシ」っていうんだけどね。笑
私ね、
ほんとーーーーーにダンスが下手で。
練習を見ていた可愛い可愛い友達に
「腐ったカエルみたい」
「ガニガニ女」
「ショックー!!だから歌って踊らないんだね!歌うだけなんだね!」
とか言われて、
嬉しかったです。
Mなので。ごっつぁんです。
女川の可愛いスペインタイル屋さん。
明日は大雪みたいですね。
みなさん気を付けてくださいね。
P.S.
生徒の女の子に「瀧本美織ちゃんに似てるね!」って言われて、子供だいすきになりました。