蝦夷☆オブ・ザ・デッド -2ページ目

蝦夷☆オブ・ザ・デッド

蝦夷の片田舎より分析しない掘り下げない脱力バカレビューをお届け(ホラー多めほぼネタバレ)


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<あらすじ>
凄惨な飛行機墜落事故で唯一助かったドナルド少年は、子供に恵まれないスコットとエリカのもとへ養子として引き取られていく。
あたたかい愛情のもとで幸せな生活を送っているように見えたが、ドナルドが来てからというもの、家族の周囲で不可解な死が相次いで起こっていく。
そして、ついにはエリカさえも謎の死を遂げてしまう。
始めは偶然の一致だと考えていたスコットだが、あまりの無気味さから不審に思い、独自に調査をはじめる。
そして、ついにドナルドに関する衝撃的な事実を発見する。
その事実とは何なのか。
幸せな家庭を不幸と恐怖の底に突き落とす殺人犯は、一体誰なのか・・・。

<レビュー>
大規模な飛行機墜落事故の場面から物語は始まります。
 
  

生存者ゼロの絶望的な事故と思われたこの大惨事ですが、実はひとりだけ助かった乗客がおりました。
偶然現場に居合わせた報道カメラマンのスコットが男の子を保護し、病院へ搬送します。

 
人形を握り締めた男の子

スコットにはアナウンサーの妻がおりました。
妻は夫が撮影していた映像をもとに、独占スクープとしてこの事故を報道します。
思えばこれがすべてのはじまり・・・
偶然と思われたものはすべて必然だったのです。

スコットとエリカは、唯一の生存者である男の子に運命を感じ、孤児院に養子縁組の申し入れをします。
夫婦が芸能関係の仕事をしているということで、育児に充分な時間が割けないのではないかと最初は渋る様子を見せる院長でしたが、エリカの姉が世間的に評判の高い料理研究家で、育児にはその姉の協力も仰げると言うこともあり、ほどなく夫婦の養子縁組審査は通ったのでした。
しかしこの院長、なかなか毒舌です。

 
「セリーヌ・ディオンを除き姉上だけが・・・」

 
「この堕落した芸能界で責任を持ったお方です」

院長辛口スーパードライ。
さて、早速、例の男の子と面会する夫婦ですが、その様子を眼光鋭く見つめる人がおりました。

  

彼女はこの院のシスターで、かなりの古株と予想されますが、何か知っているような面持ちで新しく家族になろうとしている3人を見つめています。
あの男の子にはなにかあるんでしょうか?

男の子の名はドナルド






 

・・・いつもすみません。

ドナルドは、色白でまつげの長い美少年。
性格も穏やかで素直そうに見えます。

 

事故のショックで傷ついたドナルドに、夫婦は溢れんばかりの愛情を注ぎ始めます。
仕事が不規則な2人は、スコットの父を同居させ、当面は子守として手伝ってもらうことにしました。
スコットの父にもいち早く馴染み、お爺ちゃんと慕ってキャッチボールをするドナルド。
しかし、夫婦の留守に遊んでいる最中、ドナルドがボールを顔面キャッチしてしまい、流血する事故が。
焦ったスコットの父(じいちゃん)は、ドナルドを至急歯科医のところへ連れて行きます。
ドナルドはどうやら歯医者さんが嫌いな模様。
歯科医のなだめすかす言葉にも頑なに口を結び暴れ、全く治療をさせてくれようとしません。
イラッと来た歯科医は、じいちゃんに外で待つように言い、ドナルドを押さえ付けて治療しようとします。

 
「このクソガキ!いい加減にしろ!」

子どもの治療の時、親が部屋の外に出されるのは多々あることですが、どうやらこの歯科医、かなりマッドな医者だった模様。
口をこじ開け、泣き叫ぶドナルドに「例のチュイーンの機械」を近づけます。
と、その時!

 
「うわぁお!!!目が!!!目がぁぁぁぁ!!!」

歯科助手の目と歯科医の目に「例のチュイーン」連続クリティカルヒッツ!
まるで「見えざる手」が働いたかのようです。
このあと、2人は死亡した模様。
驚くべき仕事のはやさです。

その夜。
じいちゃんが寝ている部屋の天井ファンがスイッチも押していないのに、ゆっくり回り始めます。
不審に思ったじいちゃん、起き上がって様子を見ようとしますがファンはもの凄い勢いで回り始め、止まる様子もありません。
ふと、窓の外を見ると少年の姿が。
 
 
グローブとボールを手に、超然とした様子で窓の外に立つドナルド

 
天井ファン、活動限界です!

「・・・ドナルド?」
そう呼びかけた時、天井ファンがものすごい音を立てて外れ、じいちゃん直撃!
・・・ブシュー!
首から鮮血をほとばしらせて、じいちゃんはあえなく絶命したのでした。
ボールわざと当てたんじゃないのに!ひどいよ!悪魔!(真の意味で)

  
サイコキネシスか?悪魔の子か?ドヤ顔で微笑むドナルド少年

一夜明け、スコットは父親の突然の死に愕然とします。
あの天井ファンは、暑いのが苦手な父親のために自分が工事してつけたもの・・・。
自分のせいではないかと悲嘆にくれるスコットを尻目に、ドナルドは淡々としています。
だんだん、死人の数がコナン君ばりになってきましたよ!!!

その夜、夫婦の家に謎のシスターが。

 
振り返るといきなりババアが!

立派な不法侵入ですが、このシスター、ドナルドのことを知っている模様。
しかし、何やら恐ろしいことを言っています。

 
「父親は手始めだ。あななたち夫婦も残酷な死を・・・」

ここで、ドナルド登場。

 
「誰この人・・・パパ、こわいよ・・・」

息子の怯えた可愛い声に我に返ったスコット、シスターを追い出します。
彼女がとても重要な話をしていたことに全く気付かずに・・・。
そして通りでは、さっき追い出したばかりのシスターが早速車に轢かれてバラバラになっておりました・・・。

 
シスター数秒後に木っ端微塵!

相変わらず、仕事が早いです。

 
「♪邪魔するヤ~ツは指先ひとつで~ダウンさ~.」

翌日、シスター死亡のニュースをテレビで知ったスコット、ふと思い立ってネット検索してみました。
すると・・・

 
孤児院火事により30名死亡

なんと、ドナルドのいた孤児院が全焼しておりましたよ。
ここで、なんとなく想像がつきます。
あの飛行機事故もドナルドの仕業ではないかと・・・
もうコナン君なんて全然足元にも及びません。

息子に漠然とした恐怖を覚えつつ、その無垢な姿に「そんなはずはない」と揺れるスコット。
そんなある日、妻がニューヨークに出張しなければならず、子守を雇うことにしました。
ちょっと薬師丸ひろ子似の、なかなキレイなおねえさんが来ましたよ。
しかし、このおねえさんの名前・・・。


「名前はルーシー、子守です」

 
「苗字はファーでぇす☆」 

ルーシー・・・ファー・・・
ルーシーファー・・・
ルシファー・・・
ルシファー(魔王)ね・・・あっそう・・・。

ここでピンと来た人は勿論アタリです。
このおねえさんは来るべきして来た、悪魔のしもべだったのです。

 
「この日を待っていました」

 
「御前にぬかずくのは光栄です」

しかし、そんなことは当然知らないので、この仰々しい挨拶には一同普通にドン退きです。

 
「私はあなたの僕(しもべ)、剣となり盾となります」

強力な悪魔ボディーガードが仲間(仲魔)に加わりました。
これから一体、どうなってしまうんでしょう?

さて、先日、孤児院全焼のニュースをネットで知ったスコット、あることが気になっていました。
実は、火事で院長だけがひとり生き残ったとのこと。
スコットは自分の留守中、息子を映画館に連れていってやるよう親友に頼み、 生き残った院長が暮らす施設へ出向きます。
 
 
ガーン!ルームナンバー666!

 
部屋には護符のように、至るところにキリストの写真が。

院長の話では、「ありゃ人間じゃないよー」とのこと。
何でも、「神から追放されたものの子」だそうで、ケダモノなんだそうです。
あんなに可愛いのに?(実際、子役可愛いです)

 
「あれはこの世の子どもではない」

院長は更に、「悪魔の刻印が身体のどこかにあるはずだ、それは多分666」と話します。
この話はオーメンのリメイクじゃありませんから、いよいよもってダミアンさんの後継者誕生といったところでしょうか。

 
「あの子の身体のどこかにある。その数字はきっと666」

さて、息子を映画館へ連れて行くように頼まれたスコットの親友ですが、探し物をしている時に偶然ドナルド少年の絵を見つけてしまい、戦慄!

 
「お前ら地獄に堕ちろ」

 
「苦しんで死ね」

こりゃ相当問題アリだと感じた親友、スコットに知らせようと電話をかけます。
しかし、何故か電話が全くつながりません。
そうこうしているうちに、悪魔少年ドナルド&子守ルーシー・ファー(ルシファー)がガッチリタッグ!

 
最凶タッグ

彼らがタッグを組めば、電気もつくれます。
ガレージにいて電話をしていた親友、次々に電源なしで稼動をはじめた釘打ち機や電動ノコギリに襲われ血まみれです。

 
「イヤーーー!!!顔に釘打ちヤメテ!!!」

 
「トニー(親友)、電話に出てくれ」

 
「もう無理・・・」
 
短期間での不幸続きに参るスコット、深酒。
そんな彼にルーシー・ファー(ルシファー)迫る!色仕掛け!
 

「私、口は堅いのよ☆」

酔っ払ったスコットは最初妻かと思うんですが、ハッと気がつくと、そこにはルーシー・ファー(ルシファー)のドアップ!
ビックリ!
スコットは「今すぐ出てけ!」と彼女を追い出します。
しかし、ここで終わるハズはありません。
口堅いとか言っておきながら、ルーシー・ファー(ルシファー)、ライブカメラで録画した先ほどの模様(未遂)をニューヨークの妻に向けて発信。
もうサイテー☆

 
ガーン!夫と黒ブラの女!

失意の妻エリカに仕事の電話が。
胸中穏やかでないまま準備をしていると、鏡に真っ赤なルージュの伝言!

 
「泣かないで、ママ」

わーん!!!こわいよーーー!!!
仰天して後ずさりした妻エリカの足元に、ここにあるはずのないドナルド少年お気に入りの人形が・・・

 

わーん!!!これもこわいよーーー!!!
妻エリカはこの人形に足をとられすっ転び、バスルームのガラスを突き破って大流血、そしてご臨終・・・
ものすごい勢いで登場人物が減っていきます!

ニューヨークからの電話で妻の訃報を知るスコット。
もう限界です。あの悪魔少年をなんとかしなければ。
そんなスコットに可愛らしく、そして白々しく、ドナルド少年は声をかけます。

 
「パパ、どうしたの?」

どうしたもこうしたもねぇよ。おめーだよ。
スコットが応えずにいると遂にドナルド、本性を発揮します。
「そう言えば、ルーシー(ルーシー・ファー=ルシファー)はどこいったの?どこなんだよ!!!」

 
「ルーシー(オレのしもべ)はどこだよ!!!」

悪魔少年ドナルド、スコットに飛び掛かります。
揉み合い、大乱闘の2人。
ここで、なんとあの666の刻印発見!

 
ベロに666!(クリックすると大きな画像が見られます)

この666がまた刻印って感じじゃなくて、おなまえペンで描いたみたいなんですよね・・・。
歯医者で口を開けたがらなかったのは、治療がイヤなんじゃなくてこれ見られるのがマズかったからということなんでしょうね。
「お宅の息子さんのベロに666ってイレズミあるけどこれどうしたん?」
って言われたくなかったってことなんでしょう。

唸り声を上げて更にスコットに襲い掛かる悪魔少年ドナルド。
今度はゾンビよろしくスコットの肩を食い千切ってます。

 
「ガブゥゥ!!!」

そこに、追放したはずのルーシー・ファー(ルシファー)再登場。
銃持ってます・・・もう絶体絶命

 
私たちには勝てないわよ☆

しかし、銃でトコトンやればいいのに、一発撃ったあと何故かものすごい勢いでスコットに掴みかかってくるルーシー・ファー(ルシファー)。
そして、スコットが苦し紛れに突き出した火掻き棒に向かってまっしぐら・・・何故??

 
激弱だよ・・・ルーシー・ファー(ルシファー)

スコットは覚悟を決めます。
あれは息子じゃない。忌まわしい存在。
心を鬼にして、自分が成敗せねば・・・。
かつての「息子」に銃を向けるスコット。

 
「頼む!もう死んで!」

しかしここで悪魔少年ドナルド、実に可愛らしく「父」に懇願します。

 
「パパやめてー!」

 
「ボクを守るって言ったじゃない!」

どうやら、人の心を意のままに操ることにかけては天下一品の模様です。
さすが悪魔。
ここで、この場に及んでまた情にほだされてしまったスコットがグズグズしているうちに、いつから待機していたのか背後に警官が。
そして、スコットの脳天めがけてズガーン!

 
「えっ!?ちょっ・・・・・」

そして、悪魔少年ドナルドはまんまと警官に保護されたのでした(振り出しに戻る)。

後日。
テレビでは、ドナルド少年の一件がニュースになっていました。
世界一不幸な子どもとして、只今人気大沸騰の悪魔少年ドナルド。
あんだけ関係者が死んでおきながら、「不幸を乗り越えた少年」として、ものすごい美談になっています。
アナウンサーが話すのは、ドナルド少年に新しい母親が決まったというニュース。
 
 
「今日、決まった新しいママを紹介しましょう」

また新たな犠牲者が・・・
次のターゲット、早々にロックオン!

 
「エリカの姉で、著名な料理研究家、メアリールーさんです」

えっ!!!被害者の姉が次なるターゲット?
もう、一族根絶やしにする勢いです。
アナウンサーは「今度もこの素晴らしい子をあたたかく見守ってください」と結びます。

 
してやったり☆

悪魔少年にしては可愛らしく、悪魔度はダミアン少年のほうがはるかに上でした。
今後もダミアン少年を越える悪魔少年の出現を心待ちにしています。

 
本家「オーメン」のダミアン君。このツラ構えには到底かなうまい

<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★★ テンポ★★ バカ★ グロ★
総合★★

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<あらすじ>
(注*テレビ放映されたスティーブン・キング原作の連続ドラマです。1話の中で小さな事件が解決するようなオムニバス形式の話もあり、あらすじに辻褄が合わないように感じられる箇所があります。何卒ご了承ください)

<カルテ1:封印の王国/王国の屍達>

<第1話>封印の王国
メイン州ルイストンにあるキングダム・ホスピタルは、今から約150年前、子供達が火事で焼死した工場跡地に建設されていた。その為か現在でも不可解な現象が多発している。
ある日、この病院に事故で重傷を負った著名な画家ピーターが運び込まれる。昏睡状態の中、彼はある謎の生物に遭遇する。その生物は、彼が絵画作品の中に描いたことのある生物だったのだ。偶然か、必然か。そして彼はその生物からある宣告を告げられる。
<第2話>王国の屍達
画家ピーターは昏睡状態であるにも関わらず意識ははっきりしており状況把握が出来た。ある時、同室に急患が。何とそれは自分をひき逃げした犯人だった。ショックを受けるピーター。そんな中、彼は昏睡状態の意識下で病院に霊が取り憑いていることを知る。

<カルテ2:悪魔の接吻/真夜中の邂逅>
<第3話>悪霊の接吻
霊能者でもある患者、ドゥルーズ夫人と共にエレベーターに乗ったフック医師は古びた人形を見つけ、少女の霊を目撃する。ドゥルーズ夫人は「この病院には何かある」と以前から感じていた。彼女は霊感を頼りに「ここで過去一体何があったのか」を尋ねるため、人形の持ち主の少女の霊を探し始める。
<第4話>真夜中の邂逅
ドゥルーズ夫人は同病院に入院していた親友レニーの臨終に立ちあった際、昏睡状態の画家ピーターが少女の名前を知っている事を知る。彼女は早速ピーターに会いにいくが、そこには入院患者ロルフが病院内の邪悪な霊「ポール」に操られ、ピーターを殺害する準備を始めていた。実は、ロルフは連続殺人犯。刑務所内での自殺に失敗し、急遽この病院のICUに運ばれてきたのだった。間一髪のところでフック医師が助けに入り事態は事なきを得るが、邪悪な存在はなおも病院内に留まっていた。

<カルテ3:外科医の墓標/さまよえる死体>
<第5話 >外科医の墓標
昏睡状態の画家ピーターを尚も狙う邪悪な霊ポール。ピーターは少女の霊「メアリー」に助けられるが、身体の自由がきかない為、彼女の力になれない。その頃、ホームレスの男フランキーが入院してくる。彼は重篤な脳の病気だったが、執刀医の脳外科医ステグマンは「救ったところで所詮無一文のホームレスだ」とおざなりな態度で手術を始める。
<第6話>さまよえる死体
病院の地下に断層があることから頻繁に地震が発生するため、地質学の専門家が病院の地下を調査することになった。その頃、ある外科手術に関して訴訟を起こされていたステグマン医師は窮地に追い込まれていた。彼は危機を脱するために病院の秘密組織「キングダムの番人」に助けを請うことにするが・・・

<カルテ4:ブラックノイズ/供された心臓/スウェーデンボルグの世界>
<第7話>ブラックノイズ
地震の調査に入っていた地質学の専門家が宿泊先で急性アルコール中毒を起こし、急きょ病院へ運び込まれた。彼もまた少女メアリーの霊を目撃し、不可解な言葉を口にする。その頃、ステグマン医師は以前から揉めていた訴訟問題について、遂に医療ミスで告訴される。
<第8話>供された心臓
画家ピーターとフック医師は過去この地で何が起こっていたかという手掛かりを得る。一方、ステグマン医師は同僚のクリスティン女医の執筆した論文を盗作し、学会誌に掲載させようともくろむ。
<第9話>スウェーデンボルグの世界
地元野球チームのロビンズの優勝をかけた試合をアパートで一人、TVを凝視している男がいる。ロビンズの優勝がなくなった瞬間、男は銃を手に持ち、自らのこめかみにあてがう・・・
銃弾で頭を打ち抜いた男が病院へ運ばれてきた。彼は一昔前、優勝目前であった試合でエラー、ロビンズをまさかの敗退に追い込んだ「伝説の男」であった・・・

<カルテ5:聖霊降臨の微/悪霊の秘儀>
<第10話>聖霊降臨の微
病院の目と鼻の先に伝導所がある。ある日、その伝導所のジミー牧師が何者かに殺害された。しかし彼は死んでいるにも関わらず、様々な奇跡を起こすという。水道の水が赤ワインに、伝道所の信者の為のわずかなサンドイッチが気が付けば山のように増えている。まさにキリストの再来だとマスコミが殺到する中、その遺体が病院に搬送されてくる。その頃、少女メアリーの霊は昏睡状態にある画家ピーターの身体を使いドゥルーズ夫人と交信。結果、病院のおぞましい歴史が白日の下に晒される。
<第11話>悪霊の秘儀
ジミー牧師の復活をキリストの再来だと歓喜する人々を、病院前から実力行使で追い払った警官が、その夜、謎の光を浴び癲癇発作を起こす。院内でも発作を起こす者が続出する中、ドゥルーズ夫人は少女メアリーの霊に語りかけ、彼女が病院の関係者に殺されたということを聞く。

<カルテ6:未来を越えて/終焉の刻>
<第12話>未来を越えて
ステグマン医師は医療ミスを追求され最早崖っぷちであった。彼は危機の原因を同僚で恋人のブレンダのせいにする。彼女がカルテを処分し隠蔽切れなかったことを責め強く罵る。ブレンダはブチ切れ、彼の大切な研究用のマウスを一匹残らず撃ち殺す。
それもこれも何かにつけ自分とうまの合わないフック医師のせいだと逆恨みしたステグマン医師は、彼の前に現れた邪悪な霊ポールがそそのかすままに銃を手にし・・・
<第13話>終焉の刻
キングダム・ホスピタルに最期の時が近づいていた。少女メアリーの霊によれば、今夜の大地震で病院は崩壊し、大勢の人間が死ぬという。
病院を救う鍵はやはり真実を知る少女メアリー。彼女の霊を呼び寄せるため、病院の一室で降霊会が開かれた。そこにはメアリーのペットのアリクイ「アンチュビス」も姿を現し、かつて彼女がどんな体験をしたのかが明らかになる。果たして病院は、少女メアリーの霊は救えるのだろうか。すべては今夜にかかっている・・・

<レビュー>
邦題「こんな病院イヤだシリーズ」
にしても全く違和感ナッシング。

地下、それも真下に断層があるとかで、
手術の最中でもガンガン地震。
それも棚のものがバラバラ落ちてくる要警戒レベル。
私は結構地震の多い地域に住んでますが、棚のモノが落ちるっつったら余裕で震度4強か5です。
実際に5体験しましたが、立って真っ直ぐ歩けませんよ。
しかし、もの凄い揺れてるのに
「チッまたかよ」とメス片手にうんざり顔の医療スタッフ。
予備電源はあるものの、電気はしょっちゅう消えるわ、エレベーターは頻繁に停まるわ(それも霊障で)病院の規模に対してスタッフ少な過ぎるわ、警備はエッチな本見ながらおやつ食べて居眠りしてるわ、安置室の死体にイタズラするヤツいるわ、病院の地下に住んじゃってる医師がいるわ・・・
バカの宝庫、巣窟です。


バカのみなさん、一同ドヤ顔

「こんな病院イヤだシリーズ」、ネタは尽きません。
一般人の隣に凶悪犯入院させる!
手術の最中に医療スタッフ歌って踊る!(「
歌う大捜査線のパク・・・いや、オマージュかと思いました)
「火災で工場全焼→その後病院が建設されまたまた全焼」のド派手な経緯にも関わらず、またそこに病院建てる!
医療ミスで訴えられてる外科医がナチュラルに医療行為続行!
しかも、登場人物のセリフや読んでる本に原作者スティーブン・キング氏の名前がチラホラ出てくる!堂々と職権乱用!宣伝行為!
それより何より、院長のお脳がお花畑で常に電波受信状態!

突っ込むところだらけで脱力感に襲われます。
コメディに分類しようかどうか迷った位です・・・
いやコメディだろ。
登場キャラのあまりのバカさ加減に「次回は何やらかしてくれるんだろう」と気になって気になって一気観してしまうし、変な人ばかりだけどだーれも憎めないところが魅力と言えば魅力・・・いやむしろ魔力?
動物達のアフレコも地味に効いてます。
特に、
アリクイのオッサンギャグ炸裂ぶりが。

 
中に絶対ベテラン芸人入ってるよね、アリクイ

熟年カップルの濃厚接吻シーンが後半頻繁に出てくるのはさすがにくどくて、もうええわ!って感じでしたが、とにもかくにも笑いドコロ多過ぎ。

間違いなく狙ってるよね☆

<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★★ テンポ★★ バカ★★★★★ グロ★
総合★★★

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<あらすじ>
ロードアイランド州プロヴィデンスの郊外。
建造物の修復を仕事とする父アレックスと、彼と一緒に暮らすインテリアデザイナーの恋人キムの元へ、両親の離婚で母親の元へ引き取られていた娘サリーが引っ越して来る。
引っ越してきた先は、父が仕事で修復する歴史ある古い屋敷。
だが、その地下室には幼い子供を襲って歯と骨を喰らう、邪悪な魔物たちが封印されていた。
やがて、あるきっかけで禁断の扉の封印が解かれ、暗闇の奥からおぞましき群れが迫り来る。
果たして、サリーとその家族の運命は・・・?

枕の下に抜けた乳歯を入れて置くと硬貨と交換してくれると言う、歯の妖精「トゥースフェアリー」の言い伝えをモチーフに、「パンズ・ラビリンス」ギレルモ・デル・トロが脚本と製作を務め、テレビ映画「地下室の魔物」をリメイクしたダーク・ファンタジー。

<レビュー>
遊園地のホラーハウスみたいな屋敷が舞台です。
まず冒頭で、この屋敷が
激ヤバ事故物件だという説明代わりに、元の持ち主のエピソードが挿入されます。

 

屋敷ではメイドが主人に呼ばれています。
主人の声はどうやら地下の作業部屋から聞こえて来る模様。
「はいーただいまー」と地下へ降りて行くメイドですが、なんと階段にはピアノ線のようなものが張ってあり、ベタな罠が仕掛けられています。
まんまと引っかかり、すっころんで地下まで豪快に転げ落ちるメイド。
打ち所が悪かったのか、かなりのダメージを食らって起き上がれないでいるメイドに、爺さんが迫ります。

 
いやーごめんごめん☆

この爺さんが屋敷の主。職業画家。
爺さんは恐怖に慄き大パニックのメイドに向かい、「いやごめん、ほんとごめん」と言いつつ凶器を振り下ろします。
彼がメイドを襲った理由・・・
それは、彼女の「歯」が必要だったから。
実は、彼の息子はこの屋敷に巣食う何者かに連れ去られており、息子を返してもらう条件として、彼らのエサである「子どもの歯と骨」を進呈するよう脅されていたのでした。
しかし、メイドがいくら若くとも、もう子どもとは程遠い年齢。
彼女の歯を抜き取り小皿に入れ、更に深い地下へと通じる扉の入口に献上する爺さんですが、「そんな年増の歯はいらねーよ!ペッ。イキのいい子どもの歯ー持って来い!」と突っぱねられます。
絶望して泣き崩れる爺さん。
ここで舞台は現在に切り替わります。

 

雰囲気はそのまま、損なわれていません。
100年経っても大丈夫!

 

失礼しました。

さて、屋敷の忌まわしい過去も知らず、修復建築家のアレックスはここの修繕を手掛けつつ、住居として兼用していました。
彼はバツイチ娘ひとり、現在は職業インテリアデザイナーの恋人キムと同棲しているようです。

 
内装も熟成されたホラーハウス

恋人に支えられつつ、仕事に励むアレックス。
そんな彼に、ある日元妻から連絡が。
なんでも、引き取った娘をそっちへ寄越すから暮らして欲しいとのこと。
アレックスは恋人に相談もせずほぼ独断でそれを承諾してしまい、娘はすぐにでも屋敷に移って来ることになったのでした。

 

屋敷に来た娘の状態はひどいものでした。
目は死んでいて、子どもらしさのカケラもなく、大量のサプリメントを常用。
表情に乏しく感情が冷めていて無愛想、当然、父親の恋人とは最初からうまくいきそうにもありませんでした。
そんなある日、世捨て人のような顔で庭を散策していた娘、生い茂った植え込みの陰にあるものを見つけました。
それは、窓のように見えます。
驚いて中を覗き込もうとすると、庭師のオッサンに「ここは子どもの来るとこじゃない!」と怒られ、凄い勢いで連れ戻されます。
あれは一体・・・?
しかも、庭師のオッサンは娘の父に「古井戸なんかがあるかも知れないから、子どもがウロウロしてたら危ない」と説明します。
庭師のオッサンは何故嘘をつくのでしょう。
何か知っているのでしょうか。
その後、娘はどうしても自分の言っていることを信じてもらいたくて父をその場所に連れて行きました。
するとやはり、窓のようなものがあります。
それは、この家の地下室のために設えられた明かり取りの窓。
当初、屋敷に地下室があることすら知らなかった建築家の父は、いささか興奮気味にせっかく修繕した内装の一部を叩き破り、地下室への扉を探し当てます。


地下へと降りる3人。
フェアリーさんとのご対面、カミングスーン!

地下室は元の持ち主の仕事部屋でした。
画家であった主の貴重な持ち物が残された部屋に、大人たちはテンションが上がります。
しかし、ここで娘はどこからともなく聞こえる「声」に気付きました。
どうやらその声は、灰捨て場の穴を塞ぐ小さな扉の向こうから聞こえて来るようです。
娘は扉に近づき耳を澄ませます。

 
扉の向こうから聞こえる声「出ーしーて!あっそぼうよ~☆」

この日から奇怪な出来事が頻発するようになりました。
暗闇のヒソヒソ声、何かが走り回るような音。
そして遂には、父の恋人キムのパーティードレスが切り裂かれ、娘は無実の罪を着せられてしまいます。
「絶対に自分じゃない!」と泣き叫ぶ娘を父、ガン無視。
地下に潜むフェアリーさんがイタズラしてるかも知れないなんてこと、大人はまず信じないでしょうからある意味仕方のないことなんですが、この屋敷に移って来てから自分の恋人となかなか打ち解けず心を開かない娘にイライラしていた父は、はなから娘の仕業だと決めてかかり「お前だろ!謝れよ!」と叱りつけます。
ただ、恋人のキムは、尋常じゃない娘の様子に引っかかっている様子。
この辺りで、母に邪魔にされ父に押し付けられ、恋人のいる父に疎ましく思われている娘のやるせない気持ちが切なさ全開で描かれています。
フェアリーさんが娘に接近しようとしたのは、娘の心に広がる暗闇に目をつけてのことだったのかも知れません。

その後、どうしてもフェアリーさんの存在を確認したい娘、大人たちの目を盗んで工具をこっそり持ち出し、地下の扉を開けようとします。
そこで、庭師のオッサン登場。
早くこの地下室から出るように娘を追い立て、地下の扉を封鎖しようとします。 
作業を終え、地下室を後にしようとするオッサンの背後に、なにやら無数の影が迫ります。
そして・・・


「邪魔しやがってこのクソオヤジ!」

いよいよ、ご本尊登場です。
ネズミの身体に汚い爺さんの顔をくっつけたような、「妖精」と呼ぶにはおよそ程遠いビジュアルのフェアリーさんが、団体様で現われましたよ。
しかもそれぞれの手には、庭師のオッサンの工具(凶器)を持っています。
世にも邪悪なツラ構えで、フェアリーさん軍団は一斉にオッサン襲撃開始。

 
「うわおぅ!!!工具で顔切らないで!!!」

 
「ギャーーー!!!群がるのヤメテ!!!」

庭師のオッサンは彼らの弱点である光(懐中電灯)を当て、命からがら地下室から逃げ出します。
エントランスに血まみれで倒れこむオッサンを見てしまう娘、大ショック。 

 

灯りをつけないと安心して眠れなくなった娘。
そんな娘を見ても「この屋敷の修復にいくらかかったと思ってる!借金してまでがんばってるのに!」と、父は屋敷を撤退しようとしません。
ある晩、布団の足元にうごめく気配を感じ、懐中電灯を手におそるおそる確認する娘。





そこで遂に、フェアリーさんと顔つき合わせてのご対面!

 
「光当てるなっつってんだろバカヤロー!!!」

娘の父が全くの役立たずで「不安定な娘の妄想」と決め付けて精神科医に診せたりしている一方、父の恋人キムは図書館のある文献で、この屋敷の元持ち主がある絵を描いていたことを知ります。
確認のため地下室へ入ると、壁に布がかけられていた部分にその絵はありました。



にわかに信憑性を帯びる、フェアリーさん伝説。
更に、屋敷の元持ち主が息子を失っていたこともわかりました。
これはヤバい。超激ヤバ物件。
父の恋人キムは、娘を守ることを誓います。

 
私は信じるわよ!!!

それなのに、「仕事の成功がかかっている」とか何とか言って、娘の父は屋敷でのパーティーを決行。
娘から話を聞いていた父の恋人キムは、光に弱いフェアリーさんから身を護るために、娘にポラロイドカメラを渡します。
これで撮影してフェアリーさんが写れば証拠になるし、何よりストロボの光でフェアリーさんを遠ざけることができ、一石二鳥。

 
絶対お父ちゃんに証拠見せてやるんだからね!!!

しかし、パーティーの最中に悪知恵が働くフェアリーさんに大事な証拠写真を奪われ滅茶苦茶にされてしまいます。
再度撮影しなきゃ!証拠がなきゃ信じてもらえない!
焦った娘はフェアリーさんを追い掛けますが、この道○○年のフェアリーさんのほうがどうやら一枚も二枚も三枚も上手のようで、図書室に閉じ込められて襲撃されてしまいます。
ここで娘が、可動式の書棚でフェアリーさんの腕を切断したりとかなりの奮闘を見せるのですが、残念なことにカメラは破壊され、助けに来た父はパーティーに来ていた業界の有力者に呆れられ「また出直すわ」と言われてしまい、もう散々な結果に。
この後は、「娘一家VSフェアリーさん軍団」になります。

 
屋敷の暗がりを傍若無人に走り回るフェアリーさんに怯える娘


ひとりで入浴中、フェアリーさんに電気を消されてさあ大変!
 
 
「そろそろ娘を寄越せや。な?」

 
娘を守ることに目覚め、戦うお父ちゃん

フェアリーさん出現により、父が娘への愛情を改めて確認したり、父の恋人キムに娘がとうとう心を開いたり、心温まる場面も多数あるものの、「フェアリー」とか「ダーク・ファンタジー」とか口当たりの良いフレーズに騙されてはいけませんよ。
最後は「なんでそうなる!!!」と腹立つほど後味最悪。

フェアリーとは名ばかりの、ティンカーベルとは程遠い汚い爺さんヅラの小人が暗躍する、妖怪パニック映画です。

<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★★★ テンポ★★ バカ★ グロ★
総合★★

応援クリックして下さると、フェアリーさんがアナタの枕の下に金貨を置きに来るかも・・・
すいません!嘘です!

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<あらすじ>
古代壁画に興味を抱くアーニャは、視察のため、友達5人を誘って深い森に広がる洞窟を目指す。
だが、森の中でテントを張り宿泊中に、仲間の一人、メルが近くの池で水浴びし、全身を蛭(ヒル)に襲われる。
その後、容態が急変したメルを病院へ運ぼうと悪戦苦闘するが、車のタイヤが正体不明の虫に食い破られ、搬送を一時断念。
メルの様子を気遣いながら、なんとかして助ける方法を模索する仲間たちだったが、一夜明けてみると、メルは無数の牙を持つ人食い悪鬼へと変身してしまった・・・!

<レビュー>
シンプル(ありがち)なストーリー構成の後、終盤付近で激辛スパイス投入!
鍋料理を食べていたら、最後に靴下(使用済)が入っていたのに気付いたぞ!・・・って感じの作品です。
よくわからなくてすいません。
(注*画像が暗くてわかりにくいものはクリックして頂くと大きめの画像が見られます)

まずはタイトル画面。

 
シャーーーッ!!!
激熱!
汚いです!気合も満タン!

最初から安心の顔出しです。
では、この顔がいつ登場するか、ワクワクしながら観てみましょうか。

古代壁画に興味を持つ若者一行が、山の中に発見されたと言うある壁画を調査しにやって来るのですが、その前にちょこっとプロローグが入ります。

 
今から一万年と二千年前・・・アクエリオンか。

ここで、古代の絵師さんがフンドシ一丁で壁画を描いておられます。
人が何かに追い掛けられているような絵が記号のように描かれ、中には怪物のような絵も。
どこか緊迫したような面持ちで壁画制作に取り組む絵師さん。
その絵師さんの後ろに得体の知れない男の影が迫ります。
そして・・・

 
ブシュッ!!!

壁画に絵師さんの血が飛び散ります。
残されたのは、壁画についた絵師さんの血まみれの魚拓ならぬ、手拓。
ここまでが序章。

壁画には何か忌まわしいエピソードがある模様ですが、そうとは知らない若者たちは呑気に言い合いをしながら車で現場に向かっています。
かなりのロングドライブだったようで、女子のひとりが「本当に着くの?まだ着かないの?あんたバカなの?」とイライラし始めます。
その時、ドライバーの男子がドヤ顔で急ブレーキ。

 
「オレの勘に狂いはなかったぜ!」


「ほーら着いたっしょ☆」

どうやら、道は間違えていなかった模様です。
車では深い山中まで入れないので、そのへんのテキトーなところに停めて壁画のある洞窟へと急ぐご一行。
しかし、ここでひとりの女子がパニック発作を起こしてしまいます。
若者たちの雑談から推測すると、どうやらこの女子、男を見る目が全くないだめんずで、元カレに地下室に閉じ込められ1週間監禁されたレアな経験があり、パニック発作はどうやらその時のトラウマから引き起こされているようです。
倒れた女子を洞窟から運び出し、介抱する仲間たち。
ひとりの女子が「メンヘラウザい。いい加減克服しなよ」みたいな捨てゼリフを吐いてその場を去ります。厳しいです。

肝心の壁画ですが、洞窟の外にありました。
パニックで卒倒者を出しておきながらご本尊は外。倒れ損です。
その壁画には何かメッセージ性があるかのように見えました。
興味深げに壁画を見つめカメラ撮影していた女子が「気味が悪いものが描かれている」と指摘します。


イカの怪物のような正体不明のキャラが描かれた壁画

ここで壁画の分析に入ると思いきや・・・
なんと、一緒にいた男子と良い雰囲気になり、壁画じゃなくて男子をカメラに収めはじめます。
さすが(バカ)です。
しかし、カメラのアングルにこだわり、ふと後ずさりした時。
草むらで何かがガサゴソと動き、その何かに女子がいきなり足をかじられてしまいましたよ。

 
小動物に噛まれたような傷痕

男子がビックリして女子を襲った何かを確認しようとすると、それはあろうことか男子にも飛び掛ってきました。
すんでのところでかわし、そいつを仕留めた男子。
女子を襲ったものの正体は、突然変異したかのようなおぞましい姿のウサギでした。 

 
なんて気合の入ったイナバの白ウサギ!

ここで、観賞しているほうは「こいつが最初に感染するんだろうな」と思って身構えてしまいますが、予想を覆して何事もなくお話は進んでいきます。

 
「狂犬病が心配ね」
調べてみたら、ウサギも狂犬病に感染するんですね。

ウサギを持って帰ってきた男子は「見せしめだ」と言い放ち、キテレツウサギを近くの木の枝にブッ刺します。
愛護団体から苦情が来そうですが、ツクリモノ感満載のウサギですのでご安心を。

ここまで、不穏な空気をチラリチラリ漂わせながらも、場面のほとんどは能天気な若者たちの他愛のない会話で占められ、早くしろよ!シャーーーッて牙むいてる例のヤツ早く出せ!といささかイライラしてしまうのですが、ここから急速にテンポアップ致します。

テントを張っていた近くに水場を発見した若者たち。
山の水が溜まって、大きい溜め池のようになっています。
水はあまりキレイではなさそうですが、日常を離れ浮かれポンチになっているバカ者にはそんなこと大して重要じゃなさそうです。
しかし、水辺でちょっと気色悪いものを発見してしまいましたよ。

 
小さな黒い虫がビッシリたかったペットボトル。
ギザギザにむしられたような容器の形状も気になります。

そして、こんな気色悪い虫が棲息しているにも関わらず、お仲間の中でもひときわテンションの高い、ちょっとビッチな女子がMAPPAで行水です。

 
「早く!気持ちいいわよ!お前も脱げよ!」

女子は彼氏を誘うんですが、どうやらこの彼氏、この女子の節操ナシな発言に以前からハラワタが煮えくり返っていたようで、タオルだけ置いて無視して行ってしまおうとします。
が、その時。

 
「!!??」

なんと女子の身体には、真っ黒でよく肥えたヒルたちが無数に貼り付いておりましたよ。
当然、大パニックの女子。

 
「ギャーー!!!取って!!!可及的速やかに!!!」

その絶叫にお仲間たちがかけつけ、女子の身体にバーベキュー用の塩をすごい勢いで振り始めました。
ナメクジと同等の効果が得られるのでしょうか。

 
アジシオ振り掛け、ヒルをピーリング!

ヒルかじられ女子(塩味)、予想外の出来事に憮然として、早々にテントに引き篭もってしまいます。
そこでお仲間の男子がまぬけな一言を・・・

 
「水泳はやめた方がいいな・・・。」

もちろんやめようね☆
とりあえず、裸になるヤツはホラー映画では良く死ぬって覚えといたほうがいいと思うよ☆

夜になり、焚き火を囲み、談笑する若者たち。
ここで、「歌ってよ」と頼まれ、ひとりの男子が
ジャイアンリサイタルクラスの弾き語りを始めます。
歌はオリジナル、しかも即興。

 
「枝に刺さった不気味なウサギぃ~♪」

見たままです。体験ソングのようです。

 
「彼女の胸は揺れてぇ~ お尻は揺れてるぅ~♪」

願望ソングでもある模様。

夜も更けてきたので、そろそろ解散。
各自カップルでテントに入り、床につくことに致しました。
しかし、しばらくして、先ほどの「ヒルたかられ女子」の彼氏が、緊迫した面持ちでお仲間を起こしに来ましたよ。
どうやら、彼女が発熱したようです。
この時点では、先ほどのヒルにアレルギー反応を起こしたかも知れないと判断し、お仲間にヒスタミンを分けてもらったり、水を飲ませたり、ごくごく普通の対応をします。
しかし、彼女が飲んだペットボトルの水には血が・・・

 
歯槽膿漏じゃないよね?

その後、みるみるうちに容態は悪化。
なんと、歯茎が真っ赤な血に染まり、歯がポロリと抜け落ちてしまいました。


やっぱ歯槽膿漏なの?

そればかりか、脈絡のない電波なことばかり口走り始めましたよ。

 
「うんとねー、ハンバーガー食べたらねー・・・
なんかかたいモンが入ってると思ったらねー・・・
・・・硬貨が入ってたの!!!」

それはよかったね☆
・・・では当然済まされませんよ。

この後、みるみるうちに衰弱する、ヒルたかられ女子。
これはヤバいと感じたお仲間たちは、車を出して、彼女を病院まで運ぶことにしました。
しかし、車に戻ってみると、さっき溜め池の近くで見た黒くて小さな得体の知れない虫が無数に群がり、なんとタイヤを食い散らかしていましたよ。
この虫の正体は結局謎のまま、劇中では明かされていません。


歯はすべて抜けてしまいました。保険適用、チョー厳しい!

徒歩以外の移動手段がなくなり、ヒルたかられ女子の搬送を一時断念した御一行。
一夜明けた朝、引き続き、彼女の救出方法について話し合っておりました。
しかし、具合が悪くて起き上がれないハズのヒルたかられ女子、いつの間にかテントを出てボケッと突っ立っておりましたよ。

 
「・・・・・。」

女子のひとりが「起きてて大丈夫?」などと優しい声をかけながら近づきます。
無反応で後ろ向きに立ちつくす、ヒルたかられ女子。
そして、次の瞬間!


「起きてて全然・・・」

 
「だーーーいじょーーーぶだぁああああーーー!!!」

いや、こっちは全然だいじょばないよ。
DVDパッケージの人キタコレ
なんと彼女は、先ほどの変異ウサギをムシャムシャとお召し上がりになっておられました。
更に、ヒルたかられ女子(変異ver.)、有り得ないハイパー運動能力を発揮します。

 
「秘技、共喰いジャーーーーーーンプ!!!」

<ここからは、得意のやっつけ仕事でお送り致します>

 
オーストラリアなので、カンガルーもいます。

しかし・・・

 
「共喰いアターーーーック!!!」

カンガルーも捕食されてしまいます。
・・・つーか共喰いじゃないよねもう。

  
お仲間はもう「エサ」なので、当然ロックオン。

ここでも共喰いジャンピングアタック炸裂です。


「共喰いジャンピン・・・」

 
「アターーーック!!!」

しかし、弱点が全くないわけではありません。


なんと、獣特有の弱点・・・

 
火がキライ!なにそれ普通!

このあたりで、逃げる最中にヒル棲息の溜め池に男子のひとりが入ってしまうんですが、何とかヒルにはたかられずに水から上がったと思ったら、なんとその後「共喰いさん」に変身。
ワケがわからなくなってきます。
そこで検証

*キテレツウサギにかじられた女子→現時点で感染の様子見られず
*キテレツウサギを仕留めたあと、血のついた手を大して洗わずバーベキューをパクついていた男子→逃亡の際、ヒル池に入るがヒルにはたかられず→感染 
*ヒルたかられ女子→感染
*感染症状は数時間後に現れる→ウサギかじられ女子はシロ

どうやら、感染の共通点はヒル池のようです。
一生懸命考えてたのに、この後、若者のひとりが「ヒル池の水が感染源だ!」といとも簡単に叫びましたよ・・・死ね☆
しかし、山中の池の水なんて山にいる限り少なからず誰もが影響を受けると思うんですが、ハッキリした感染源はとうとうわからずじまいでした。
不完全燃焼! 
 
 
遂に「共喰いさん」が2人に。

 
しかも、ケンカしています。
エサ争奪戦?縄張り争い?

結局、最後まで残ったのは、お話の冒頭付近、洞窟内でパニック発作を起こした女子でした。
共喰いさんに追い掛けられるうちに彼女はあることに気がつきます。
どうやら、共喰いさんは洞窟内が怖いらしい。
共喰いさんが入って来られないので、彼女はトラウマと闘いつつ洞窟内へ逃げ込みます。

  

そこで彼女が見たものは・・・

 
「もうダメ!生まれる!」

なんと、とっくの昔にエサになっていたかと思っていたお仲間の女子でした。
この短期間で、有り得ないほどの臨月腹になっていましたよ。
しかもこの人、刃物で自分の腹を切り裂きセルフ帝王切開、こんな赤ちゃんを産んじゃいました。


バブー☆

どう見てもニンゲンのあかんぼでは御座いません・・・。
一体、洞窟で誰に何をされたんでしょうか。
このあと、ラスボス登場なんですが、もう開いた口が塞がりませんでしたよ。
これ、もしかして次回作に繋げる気満々?

おまけ☆
 
「やったわ!ざまあみろ!」

おおっ!!!遂に洞窟を抜けたか!?

 
「クズ虫のバケモノめ!」

もしかして、ラスボスも倒したの!?やるなぁ!
と、思いきや・・・






 
「共喰いジャンピングアターーーック!!!(背後から)」

またお前か。しつこいなぁ。

<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★★ テンポ★★ バカ★★★ グロ★★
総合★★

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<あらすじ>
ハリウッドでアニメ映画製作を仕事をしているトムは、ある時スランプに陥ってしまい、気分転換のため、友人と雪山へリゾートに出かける。
しかし、荷物を落として来てしまったことに気付きスノーモビルでひとり引き返す際、事故を起こしてしまう。
彼は、近所の山小屋に済む老姉妹へと助けを求めるが・・・
彼女達こそは、山中で迷い山小屋へ訪れた客人を捕えて喰らう、恐るべき「人食い姉妹」(カンニバルシスターズ)だったのだ!

<レビュー>
観賞当時、ものすごくありふれた食人映画だと思っていたら、あらまぁビックリ!
後半のサスペンス仕様の入り組んだ構成が見事、良い意味で期待を裏切られた作品。

主人公のトムはアニメ映画制作を生業としていますが、目下、いわゆるスランプ状態。
気分をリフレッシュさせるために仲間と雪山へ釣りに出かけます。
スノーモビルで無事目的地に到着するのですが、運転中にどうやら大事な荷物をどこかに落っことしてきてしまった模様。
ここで荷物を諦めれば始まった早々エンドロールが出てしまいますので、勿論そうはいきません。
ここからしばらくはホラーにありがちの、ごくごくありふれた展開で進みます。

荷物を探しに行く途中、スノーモビルが雪に埋まってしまったトム。
困り果てていた矢先、民家を見つけます。
すると、中から出てきたのは大変無愛想な高齢の女性。
しかし、助けて欲しいと言うトムの申し入れを案外アッサリ承諾、トムは家の中に入れてもらいます。
独り暮らしかと思っていた女性ですが、ソファにはもう一人、同じく高齢の女性がスリップ一枚で寝ていました。
目のやり場に困るトムを尻目に、けだるそうに起き上がった女性は、いきなりショパンをかけ、やはりスリップ一枚でバレエのエクササイズを始めます。

 
アン・ドゥ・トロワ☆

助けて欲しい旨を引き続き話すトムですが、最初にドアを開けてくれた女性に「シーーッ!!!」と言われ瞬殺。
仕方なくそのまま見てるんですが、スリップの高齢女性がグランプリエ(がに股でしゃがんだポーズ)をするたびに、うっすら股間が見えています・・・。
かなりいらないチラリズムです。

 
さすが私の妹ね!

スリップ一枚の女性を満足そうに見守るもうひとりの女性。
「妹は昔、芸能関係で活躍してたのよ」と、自慢げに語り始めます。
どうやら2人は姉妹のようで、ガタイの良いほうが姉、スリップ一枚で股間チラリズムが妹の模様です。
バレエエクササイズにも、股間チラリズムにも、初対面の妹自慢にも、もうどう反応していいかさっぱりわからず、ただただ愛想笑いを続けるトム。
いよいよもって本題に入りたいのですが、なかなか言い出せない雰囲気。
しかし、女性たちの知り合いがスノーモビルを修理できるそうで、電話して後ほど来てもらうことにしました。
少し安心したトム。
女性たちに勧められるがままにブランデーをご馳走になりました。
疲れていたのか、そのまま眠りに落ちてしまうトム。

・・・しかし、目覚めた時、もうそこは既に地獄の二丁目あたりでした。
なんと、車椅子に座らされ、ガッツリ拘束されていたのです。

 
「うちの敷地に入ったのが間違いね☆」

 
「あたしたちと一緒に楽しむんだよ!」

そう言われても、一体なんのレクリエーションが始まるのでしょう。
精一杯抵抗するトムですが、ガタイの良い姉にブン殴られ一撃KO。
・・・次に目覚めた時、そこはその家のキッチンでした。



キッチンの棚にはおびただしい数のビンが。
よくよく見ると・・・それらはすべて人体のパーツでした。
トムはここで謎の刻印を押されてしまいます。
姉妹にとって、JISマークみたいなものなんでしょうか?
 
  
デコに「★」マーク

関係ないけど、これ思い出しちゃいました。


ペンタゴン

姉妹はヒソヒソ話しています。
なんでも、スノーモビルでうるさい輩が近辺に多いのでつかまえて食べていたようです。

 
うるさいんだよ!お前らスノーモビル族はよ!

ここで、トムの前に料理が運ばれて来ましたよ。
前菜もなしに、いきなりメインディッシュ、ドーン!!!

  
わー!ヤダ!もう、付けあわせの野菜ばっかり食べちゃう!

このお料理の食材は、さきほど話に出ていた「スノーモビルを修理してくれる友人」だったのでした。
頼めない!修理!直せない!スノーモビル!
震え上がり涙ぐむトム。
しかし、インテリな彼は姉妹をどうにかして話術で懐柔出来ないかと考えます。
そこで思いついたのは、彼の作品に姉妹をキャストとして迎え入れると言うこと。
勿論、内心本気ではなかったものの、とりあえず逃げ道を模索するために、姉妹を精一杯持ち上げ、女優としてオファーを持ちかけることにします。

 
「作品に出てもらうなら、髪を整えなきゃね☆」

自分の作品のこの配役にピッタリだ、と口から出まかせで姉妹を褒め称えるトム。
褒めるとこなんかひとっつもないのに、「この配役の雰囲気そのものだ」と姉妹をとことん持ち上げます。
一体どんな脚本なんだ・・・。
もともと有名になることに憧れていたらしい姉妹は、次第にまんざらでもない表情を見せ始めます。
(どうでもいいけどテーブルの頭蓋骨料理、早く下げろ!)

 
「今度は口紅を塗ってみては?」

トムはまず、妹に比べて地味で、身だしなみに無頓着に見える姉にメイクを勧めてみました。
(どうでもいいけどテーブルの頭蓋骨料理、早く下げろ!)
一旦席を外す姉、なんと本当に口紅を塗って来ちゃいましたよ。

 
「どおっ?」

さらに、妹まで勝負服を着てきちゃいます。

 
「私は当然イケテルわよね☆」

このあと、いい感じに話が進むんですが、姉妹が油断した隙に車椅子の背もたれに包丁を隠し持っていたトム、まんまと見破られてしまいます。
あーあ・・・。あと一歩だったのに。
発狂した姉妹に地下室へ連行されるトム。
いよいよ解体されてしまうのでしょうか。
作業前に、つなぎを着て給食キャップのようなものを被る姉。
そして、なにやら儀式チックな謎のタコ踊りをはじめる妹。

 
作業開始の恒例儀式か?謎のタコ踊り

作業台に乗せられたトムの額に、姉の持つドリルの先が迫ります。

 
おデコの刻印は作業のための目印だったの!?

さっきのJISマークめがけてドリルの先が徐々に近づき・・・
もうだめー!!!脳天直撃セガサターン!!!
・・・と、思いきや!

 
スナイパーな友人

なんと、地下を覗く窓から友人がスナイパーよろしく銃を構え、姉めがけてズガーン!

 
うわぁお!!!

飛ぶ姉。
このあと、友人に助けられて雪山をスノーモビルで逃げるのですが、当然、残った妹に追撃されます。
追跡劇の果てに、友人がトバッチリを食らい、アウト。
しかしここで、自然の助けなのか、どえらい規模の雪崩が。

 
ゴゴゴゴゴゴ・・・

いや、自然の助けじゃありません。
トムすら飲み込む勢いの、本気モードの雪崩。

 

しかし、ここで本当に神の助けがあったのか、妹が雪崩に飲み込まれ、トムは九死に一生を得たのでした。終わり☆
・・・じゃないからね!!!

この後の展開が非常に面白かったです。
ここまでのカニバリズム映画はさしずめオードブル。
ここから先が本気のメインディッシュでございます。

助かったトムは、自身の凄惨な体験からインスピレーションを得て、あの姉妹をベースに映画を製作しようとしていました。
そこで、姉妹のルーツを探ることに。
実は、雪崩に巻き込まれた妹ですが、若い頃に子ども(女児)を手放していました。
トムはあの手この手を使って、その子どもの消息を突き止めます。
子どもはとっくに成人しており、結婚して一男を設けるも離婚。
シングルマザーとして働きながら、反抗期真っ盛りの長男と生活していました。
しかし、あの妹の血をひいているのか、彼女は働きながらも女優を目指していることが判明。
偶然を装い、彼女に近づくトム。
そして、自分の作品の主要キャストに彼女を抜擢します。
その主要キャストとは・・・
なんと、雪崩に巻き込まれたあの妹、つまり彼女の実の母です。
勿論、彼女はそのことを知りません。
この後、あの忌まわしい「カンニバル・シスターズ」の隠された過去、呪われた血が、彼女と関わることで白日の下にさらされていきます。
後半で一番気持ち悪かったのは、彼女の息子ですね。
なんとこの息子、生まれながらのサイコパス。
この息子がやらかす数々の行動にご注目下さい。
不幸の連鎖は続くのか・・・呪われた血は受け継がれて行くのか・・・最後は思わせぶりに終わります。

観賞後、パッケージを見て仰天!!!
・・・アルバトロスフィルムです。
こういう隠れた佳作があるから、アルバトロス漁りはやめられないんだよなぁー

たかがアルバトロス、されどアルバトロス。

<超主観的評価>
ストーリー★★★★ スリル★★★ テンポ★★★ バカ★★ グロ★★
総合★★★★

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決して英語では「オバンバ」とは言ってません    
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<あらすじ>
不良グループの1人、フレディが「ユニーダ医療商会」に就職した。
この会社の主な業務は、死体保管、医薬品、実験用素材の取り扱い。
早速、上司のフランクに仕事の要領を教わるフレディ。
そしてフレディーは生の死体を冷凍保存してある冷凍室へと案内される。
そこには、まるで先ほどまで生きていたかのような人間の死体が一体、吊るされていたのだった。
事務室に戻った
フレディーは何気無く上司のフランクに尋ねた。
「今までに見た、一番気持ち悪いモノは?」
それに対し、上司フランクはこう答えた。
「気持ち悪いモノならいっぱい見てきたけど、ここで耳にした話に比べたらかわいいもんさ」
実はこの会社には、昔、軍の手違いによって紛れ込んでしまった「有害なガスと共に密閉処理されたいわくつきの死体」
地下に保管されていたのだった。
死体の入っている容器を見せようとフレディと連れて地下へ降りていく上司フランク。
フランクの手によって蓋を開けられ、密閉容器のガラス越しの閉じ込められた死体に、恐る恐る見入る
フレディ。
ビビるフレディの様子が面白かったのか、上司フランクは調子に乗り、容器をカンカン叩く。
その時である。
容器の隙間から勢いよくガスが噴出。
そしてそのガスが直撃した2人は悶絶し、倒れて気を失ってしまう。
あろうことか、中で眠っていた死体は甦り、
噴出したガスは会社中に蔓延。
ガスの作用によって、保管されていた他の
冷凍死体も軽快に動き出し、犬の標本(半身)までもが動き出した!
しばらくして気がついた上司フランクの連絡によって呼び出されたユニーダの社長・バートは、冷凍室で
暴れる死体を捕まえバラバラに切断し、隣で葬儀屋を営む親友・アーニーに相談を持ち込むのであった。
最終的に、
葬儀屋の火葬炉で死体を焼いて始末することになった。
しかし、これで終わったわけではなかった。
焼かれた死体は煙になり上空へ・・・やがてその死体の灰を存分に含んだ雨が降り出した。
葬儀屋の前の墓地へも降り注いだこの雨は、やがてすべての死者を甦らせてしまう!
同じ頃、ユニーダ商会の地下室でガスを浴びたフレディと上司フランクもゾンビ化しつつあった。
上司フランクは完全にゾンビ化する前に、自ら焼却炉に入り命を絶つ。
切羽詰った社長バート、その場に生き残っていた数名は、死体容器の持ち主の軍隊に事態を連絡。
軍はこの事態に備えての対策が既に練ってあるとの事だった。
果たして軍の対策とは・・・?

<レビュー>
始まって早々、主人公のTシャツに大笑いした私。
うさんくせぇ~!!!
普通、初出勤の職場で着る?
そういえば、うさんくさファッション、他の映画作品でも発見することがあります。
「最狂絶叫計画」のヒロインも「○Xカントリークラブ」と日本語ロゴの入ったTシャツを着てましたし、ジェニファー・ロペス姐さんもあの輝かしきラジー賞を受賞したジーリ「陽明門」と漢字ロゴの入ったハッピ(祭りだワッショイ!)みたいの着てました。
外国の方が良くドヤ顔で日本語ロゴTを着てらっしゃるのを見かけますが・・・


「全体的な磨耗」T

 
「痔」T

 
ドリカム非公式T
 
多分、クールだと思って下さっていると思うんですね。
でも逆に、私たちも同じ視点から横文字Tに気をつけねばならないことに気付かされますね。
さぁ、手持ちのTシャツに英語でとんでもないことが書かれてないか、レッツ再確認!

 

かく言う私も、腐り果てたフルチゾンビのTシャツ愛用してるので、人のことをとやかく言えた立場ではないですね・・・。

とにかくこのバタリアン、一世を風靡というか社会現象にまで発展しました。
公開された年、私は確か小学生だったと思うんですが、記憶を辿るとクラスの男子が嬉しそうに連呼してましたね、オバンバって。


オバンバ。喋ると結構キュート

この言葉、後の「オバタリアン」の語源だと言われています(監督のダン・オバノンの名前も意識したとかそうでないとか)。
しかし、「名前は?」「・・・オバンバ」て・・・。
貧相なヒアリング力で必死に聴いても、
英語でもそんなこと、露ほども言ってません。
日本語字幕にステキなジャパニーズバカセンス炸裂ですね。
ゾンビと会話するのも当時とても新鮮でした。
ゾンビとの会話で、何故人を襲うのか、何故脳味噌を喰らうのかが解明されていくのもいいですね。
オバンバ曰く、
「脳味噌を食べると痛みがやわらぐんだよね~」
だそうです。
痛いんだね。大変だ。

冒頭で登場するユニーダ医療商会の上司フランクと新入社員フレディですが、お前らロメロ御大のゾンビ確実に観てるだろ!と突っ込みたくなるセリフを言います。
本物の生ける屍を見て
「映画と違うよー」。
過去に軍で起きた事件に話が言及するとき、神妙な面持ちで、「映画『ゾンビ』はこれをもとにして作られたんだ!」。
でも、こんなお茶目なくだりに、元祖に対する敬意、そして溢れんばかりのゾンビ愛が感じられていて非常にいいですね。

ゾンビたちにも各自強烈な個性があって実にステキです。
まことにキャラ立ちしています。
葬儀屋の前に駆けつけたレスキュー隊員を片っ端から食べちゃうゾンビたち。
でも、大量のゾンビたちに対し、レスキュー隊員はたかだか数名。
勿論、足りないです・・・おなか、すいちゃいます。
そこで考えたインテリオッサンゾンビ、救急車の無線使って追加注文応援要請しちゃいます。
「あの~。もっと救急隊員寄越して欲しいんだけど・・・。」
・・・出前、おかわり!!!

先ほどのオバンバをはじめ密閉容器(タル)の中のゾンビ、タールマンも勿論「命名ゾンビ」として個性爆発です。

 
「樽男=タールマン」 ダジャレ?

タールマンに至っては、登場人物が劇中で勢い余って命名しちゃってます(そんな余裕あるか!)。
こういう特定のキャラには、思わず愛情がわいてきちゃいますね。

元凶である「死体密閉容器」ですが、これは軍のモノです。
一昔前にマリファナ栽培に使用していた「トライオキシン245」という胡散臭さ爆発の薬品がなんだか知らないうちに軍の死体置き場に流れちゃった。
すると、薬品の作用で死体がなんだか知らないけどぴょんぴょん飛び跳ねた。
惨事になりかけ、軍は事の重大さを隠蔽するために死体を密閉、そして秘密裏に処理しようとした。
しかしまたなんだか知らないうちに一般の会社の地下に届けられちゃったというわけです。

ここで、この映画のゾンビの特色みたいなもんを挙げてレビューを終了致します。

ゾンビになったら痛い。なんだか知らんがとにかく痛い。
生きた人間のお脳を食べると、それがバファリン代わりになるらしい。
ゾンビになる直前まで、顔色は悪いものの、シンキング&トーキングOK。
ゾンビになってもなおトーキング可能、救急隊員の出前とか頼んじゃうほど賢い!
そして、ゾンビになる前に、ある症状が出ます。
それば、強烈な頭痛、悪寒、吐き気。
・・・風邪の諸症状じゃないですかこれ?
みなさん、風邪の諸症状を感じたら、インフルよりもゾンビになる可能性を疑いましょう。

大好きな作品です。
ピンチになると、BGMが無駄にメタルになるのも最高。

<超主観的評価>
ストーリー★★★ スリル★★★ テンポ★★★ バカ★★★★★ グロ★★
総合★★★★★

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なつかしのキョンシー友情出演!   
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<あらすじ>
遊園地へと出かけた兄アランと妹イェン。
しかしイェンは、そこで少女が観覧車から転落死するという不幸な事故を目撃してしまう。
それから14年後、兄アランは不可解な事故が続き閉園された廃遊園地の調査にやって来たが、なんとそのまま
行方不明となってしまう。
姿を消した兄アランを探すため、妹イェンを始めとする6人の友人たちは、廃遊園地に忍び込んだ。
実は、その遊園地は墓地を取り壊して建てられたものであった。
久しぶりの来客者達に、そこにうごめく地縛霊たちが次々と目覚め始め・・・

<レビュー>

「インファナル・アフェア」シリーズの監督・製作、「恋する惑星」の撮影など、香港映画で活躍中のアンドリュー・ラウ監督・製作・撮影の映画。
観賞当時、そんなこともつゆ知らず、ただ単にパッケージの観覧車と廃遊園地に魅せられて借りました。
始まって割とすぐに、ヤバい空気を感知しました。
もしかしたらちょっと笑っちゃうかも。
そして見事予感的中です。

手始めに、主人公の兄妹の友達が
揃いも揃ってバカ。
ウキウキしてしまうほど筋金入りのバカです。
廃遊園地で次から次へと友人たちが悪霊どもに惨殺されていくのに、のんびりまったりほっこり三角関係の恋模様とか展開しちゃっています。
廃遊園地内のお化け屋敷もなかなかツボでした。
お化け屋敷内の人形、最初は単なる人形なんですが、悪霊が憑いて動き出しちゃいます。
その人形の中にはなんと・・・
キョンシー、ハイッテル。
ここまで来たらもう絶対確信犯としか言いようがありません。
キョンシー、ちゃんとぴょんぴょんしてます。
お札貼れよーお札ー(棒読み)

ラスト付近で現場に登場する主人公の兄妹の母、ものすごい強力な霊媒師なんですが、カンフーの腕もすごい。
ブレインデッドの神父ほど強烈ではありませんが、ホラーにカンフーとか回し蹴りとか出てくると抱腹絶倒です。
ホラー映画の中のカンフー使いは師範代級に強い。
これもホラーの定義に付け加えて良いかも知れません。

ラストはなんと、主人公の詰めの甘さが招くバッドエンド。
霊媒師の娘とは思えないほどの詰めの甘さです。
もーしょうがないおバカさんだなーオールスターバカの映画だったなーアハハハ・・・
力ない笑いで観賞終了です。

結局、一番怖かったのは廃遊園地のオッサン(管理人)の顔です。

おまけ☆
 
ポスター。
ちょっと離れて目を細めると、タイトルが「失楽園」に見えなくもない。


<超主観的評価>
ストーリー★ スリル★★ テンポ★ バカ★★★ グロ★
総合★★


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<あらすじ>
農夫ロバートが住む小さな田舎町は、突然ゾンビたちが徘徊する地へと一変した。
ロバートは家族を守るため、窓に板を打ち、あらゆる出口を塞いだ。
息子がゾンビに噛まれた今、彼には時間がなかった。
早く手を打たなければ息子はゾンビへと変わってしまう。
しかし、そのためには妻と息子を家に残し、ゾンビがはびこる町の中心部へと行かなければならなかった。
果たして彼は無事帰り、家族を守り切ることができるのだろうか・・・?

<レビュー>
正統派ゾンビ映画のハズが、途中からガタガタと崩れ始めて挙句の果てにオチがそれか!!!
本当にもう、色んな意味で心臓に悪い作品で御座いました。

経営難に苦しむ農場の主、ロバートはつい先日、娘を亡くしたばかり。
妻がショックから精神を病んでしまったため、彼女のカウンセリングへ付き添う日々。
ひとり息子とは、家庭の事情のせいなのか、難しい年頃のせいなのか、親子間がギクシャクしています。
それでも、命をかけて家族を守ろうと固く誓う彼は、不器用ながらも妻や息子に愛情を注いで生活していました。
そんなある日、突如庭にゾンビ出現!
農作業の手伝いをしていた息子が襲われ、急いで助けに行くものの、腕に傷を負ってしまいます。
洗濯物を干していた妻も襲われ、こちらは間一髪で助かったものの、農場はゾンビに取り囲まれると言う異常事態に見舞われ、ロバートは家族と共に自宅に立て篭もることにしました。

 
緑ボーダーポロシャツのゾンビに襲われ、息子負傷

負傷した息子は、傷はそう深くは見えないものの、重篤な状態。
とりあえず苦痛を取り除いてやるため、息子に睡眠薬を注射し、ベッドに寝かせるロバート。
うつ状態の妻は取り乱し錯乱状態一歩手前だったので、こちらも薬を服用させ、夫婦の寝室で休むよう指示しました。
 
 
ゾンビ化した近隣住民で庭は大盛況

妻と息子が休んでいる間、たったひとりで応戦するロバート。
ゾンビの眉間に一発で銃弾を打ち込むなど、なかなかのスナイパーぶりです。
そうこうしているうちに、薬の効果が切れた妻が寝室からキッチンへ降りてきました。
すると、なんということでしょう(←ビフォーアフター風にどうぞ)。
キッチンの床には袋に包まれた死体が!
仰天してゲロゲロ吐き始める妻。
そんな妻に対してロバートはこう説明します。
「ヤツらは死体にも寄って来る。だから、始末したヤツらの死体を地下室に封印することにしたんだ。これからこの死体も地下室に持っていく」
・・・えっ!!!
今まで、生きた人間にしか群がって来ないかと思ってましたよ。
新手のゾンビ出現といった感じです。
しかし、そうなると非常にめんどくさいですね・・・寄ってきたゾンビを迂闊に倒せません。
居場所を教えるようなもんですから。
ゲボ吐いていた妻、夫の説明に納得してこう言います。

 
「今度は台所以外の場所に置いてくれる?」

まぁ、そうですね・・・。
死体がインテリアのキッチンではおちおち落ち着いてごはんも食べれられませんよ。
「わかった」と頷き、死体をズルズル引き摺って地下室へ収納しに行くロバート。
ここで妻は、負傷した息子が休んでいる部屋に南京錠がかけられていることに気付きます。
当然心配しますが、夫にはなんだかんだとはぐらかされてしまう始末。
しかも、「俺が様子を見るからお前は休んでな」と、また寝かされそうになる妻。
いやーもうそろそろ寝てる場合じゃないと思うよ。
電話は不通、無線にも応答がなく、発電機は停止。
冷蔵庫が止まってしまったため、食糧も乏しくなりつつありました。
ロバートは、翌日、町へ物資の調達に行くことに決めました。

町へ行く日の朝。
まだ眠っている妻を起こさぬよう、負傷した息子の様子を見に部屋へ入るロバート。
すると、なんということでしょう(←ビフォーアフター風にどうぞ)。
一夜明けているのに息子がまだゾンビ化していません!



睡眠薬の効果でグッスリの息子。
顔色は悪いですが、息もあり死斑も出ていません。
しかし、ロメロ御大の元祖ゾンビでも、ゾンビ化までにタイムラグがありましたから、ここでは大して気にしないことに致します。
ロバートは息子に追加投薬します。
ここで息子がかるーく縛られていることが判明。

  
ゾンビは大抵怪力なのでこの程度じゃ拘束効果ないと思うんですけど・・・

ロバートは一応「冷静」に、息子のゾンビ化を予測して行動していた模様です。
ゾンビ化に睡眠薬の効能が有効なのか甚だ疑問なところですが、ここでもとりあえず追究しないことに致します。

町へ行くのに、ゾンビ対策のため家にある銃をバッグに詰めるロバート。
ざっと見積もって15丁はあります。
先ほどもなかなかの腕前を見せていた彼、ガンマニアなんでしょうか?

 
一般家庭に銃あり過ぎ!

家族のために出かけようとする夫に、妻が不安感を募らせます。
もともと、うつ状態だったのも手伝ってか、家に残されることを尋常じゃないくらい不安がります。
しかし、次の瞬間。

 
「このまま家にいれば私といいコトできるわよ☆」

誘ってます・・・いらないです。
しかし、固い絆で結ばれたこの夫婦、夫はことのほか嬉しそうです。

 
「あなたを行かせないためにはこうするしかないんでしょ?」

こうするしかない・・・いやもっと別の方法もあるとは思いますが、それはされおき、妻のアプローチにニヤケ顔の夫。
しかし、物資を調達しなければ生存の道は閉ざされてしまいます。

 
「行かなきゃ」

そんな夫に妻はおねだりです。

 
「その代わり、ドレスを買ってきて」


「今度パーティーがあるから」

前半、病気なのを差し引いても妻のKYぶりにホントイライラ致します。
今度パーティーがあるって・・・
この状況ならゾンビパーティー開催間違いなしです。

妻に帰って来ることを約束し、庭ゾンビをかわしつつ倒しつつ、町へ急ぐロバート。
道中も、町中もゾンビだらけです。
なんとかゾンビたちをかいくぐって避難がてら物資調達のため、ある店に入りました。
しかしそこには、驚くべきものが!!!
 
 
史上初、排水溝ゾンビ!!!

ゾンビは胴体と頭が離れると機能停止すると言うのが一般的なので、こいつはシンクを頭から被っているんだろうと思っていたんですが、よくよく見ると、なんと首チョンパ状態。
さっきゾンビ倒した時、脳天に風穴開けて倒してたよね???
なんかもう、世の中が信じられなくなりましたよ。
更に、この後のロバートの行動に心底唖然!

 
「齧るなよ!これでも喰らえ!」

ゾンビの口にタオルを詰め込んでいます。
この時のゾンビの表情と来たら・・・


「な・・・なにすんだよ~~」 

続いてロバートが取った行動は、蛇口全開でゾンビにお水ジャーですよ。

 
ジャーーーーーー

  
「生首の『浮き』だな☆」

ロバート、ゾンビいじめして実に楽しそうです。

 
「お前、こんなんじゃゾンビ仲間にイジメられちゃうな☆」

 
エヘッ☆

 
「情けないか?」

散々、水攻めにして遊んだあと、ロバートはこのゾンビにニックネームまでつけました。
その名も
「ボブ」
しかも、何を思ったかボブをバッグに入れて連れて行くことにしました。
さぁさぁ!ストーリー破綻の幕開けだ!盛り上がって参りました!

 
勝手に命名「ボブ」

さて、ボブを連れて行こうと店を出ようとしたロバート、いつの間にか店の前がゾンビだらけになっているのを見て、二の足を踏みます。

 
もうすっかり「デッドタウン」に。

そこで、あることに気付きます。
「オレのにおいに寄ってくるんだな」
・・・なんだかことごとく辻褄が合わない気がします。
さっき、死体のにおいも嗅ぎつけるとか言ってなかったっけ?
まぁ、生きてる人間と死体に引き寄せられて、たまに頭部だけでも活動するゾンビもいるってことで、強引にスルーすることに致しましょうか。
とにかく、生きてる人間だと悟らせないために、ロバートは「ボブ」の血を自分に塗りたくることにしましたよ。


「臭くないぞー臭くないぞー・・・」

 
「シカのニオイと同じだと思え!」

言い聞かせながらボブの血を塗ってます。
しかしやっぱり臭いようです。

 
「ひどいニオイだぜ、ボブ!」

ボブの血で臭さ全開のロバート、次は診療所へ来ました。
妻と息子の薬を調達するためです。
しかし、ここも職員ゾンビでいっぱいでした。
 
 

ちなみに、ここには銃使いのゾンビがいます。
言いたいことは山ほどあるが・・・もういいや!

 
バーン!

薬の調達のあとは食糧調達です。
色々回りましたが、どこもかしこも店の前はゾンビだらけ。
ここは大丈夫そうだと目星をつけて入った店も、中にいたゾンビ店員に熱烈接客されました。
しかし、ここに来て、唯一の生存者発見!

 
「撃たないでーー!!!」
「撃たないよ、オレは正気だ」

しかしこの女性、何故かロバートと一緒に逃げたがりません。
ロバートはイラついて「お前のために家族を犠牲にできるか!」と一喝。
非常時に本音炸裂ですが、ちょっと言い過ぎだし怒鳴り過ぎです。
その迫力に本気で怯えて、女性は彼についていくことにしたのでした。

女性と自宅へ向かう道中、やっとここで無線がつながります。
応答してくれたのは、どうやらロバートの知人のようです。
でも、なにやら様子がおかしいですよ。
ロバートがゾンビの恐怖に晒されているのに、知人は平常心。
この温度差が気になります。
知人のいる場所は安全なのでしょうか?

さて、車中の女性ですが、何故かロバートが無線に気を取られている間に、彼のバッグをゴソゴソ探っています。


チャックをジーーーーッ・・・

あっ!そのバッグ!
さっき「ボブ」を入れたバッグじゃないの!
もしかして、バッグの中のボブに噛まれてゾンビ化するんじゃ?
そんな心配をよそに、事態は予測外の展開に。

 
案の定、ボブに触って「ギャーーーー!!!」

大パニックの女性はボブバッグ(ボブサップみたい)を窓の外に投げ捨てようとします。

 
「イヤーー!!!」
「やめろぉ!そのバッグにはボブが!!!」

銃が入ってるので投げるなと言うならわかるんですが、何故ボブをそこまで・・・。
ロバートは女性に「何故投げた!」と詰問します。
当然、大号泣でお話にならない女性。
そんな彼女に「噛まれたのか!!!」と更に問い詰めるロバート。
しかし、どう見ても噛まれてもおらず、女性が何も答えていないのに・・・
いきなり女性を撃つロバート。
しかも、
なんのためらいもなく女性を路上に捨てていきます。
話がどんどんおかしくなってきたぞ!

一方、ロバートの自宅では負傷した息子が部屋で急変していました。

 
「うーんうーん・・・」

 
ガクッ・・・!ブクブク・・・

部屋の外では、物音に気付いた妻が、心配のあまりカナヅチで南京錠を壊していましたよ。


「息子くん!!!大丈夫!!??」

あーあ、やっちゃったよこの人は・・・。
ゾンビ息子に齧られてゾンビ母子になるつもりだな。
そう思ったのも束の間。

 
「返事をして!」

ゾンビだから返事するとしても「あー」とか「うー」しか言えないYO!
そう思いながら見守っていたところ、ふらふらと現われた息子・・・
なんとこのあと、普通に倒れて普通に死にます。
ええっ!!!ゾンビ化失敗ってアリ!?

妻は息子の蘇生を何とか試みようと、家中の薬を探します。
すると、ここにも南京錠がかかった戸棚が。
不審に思いつつ、なんとか開けて見ると、なんと!

  
「ロバート・モーガン」

夫名義の薬のビンが!しかも・・・

 
「精神安定剤」

あろうことか、精神安定剤でした。
実は、精神を病んでいたのは自分ばかりと思いきや、夫のほうがはるかに病んでいたのです。
戸棚の中にはおびただしい薬。

パニックで外に飛び出した妻。
道路には普通に車が走って行き、知り合いなのか、窓からドライバーがにこやかに手を振って通り過ぎていきます。
これは一体どういうことなんでしょう。
そこへ、夫が帰って来て怒鳴ります。
「なんでお前、外にいるんだ!」

以下、ロバート視点と一般視点、交互にお伝えして、レビューを終了させて頂きます。
 

実際はこうですが・・・(一般視点)

 
ロバートが見るとこんな感じ!ゾンビ警官隊!

 
なんの変哲もない田舎道ですが・・・(一般視点)

 
ロバートが見るとゾンビの大群に!

 
只の怯えた妻ですが・・・(一般視点)

 
ロバートが見ると気合の入ったゾンビ妻に!!!

あれもこれも、脳内ファイナルファンタジーなロバートが全部やらかしていたと言うお話でした。
ゾンビだと思っていた人、実は全部フツーの人で、最初に息子や妻を襲ったゾンビは、ロバートが殴ったせいで大怪我をし、「た・・・たすけて・・・」と、
ゾンビのように歩いてきただけ。
息子の怪我は助ける時のトバッチリ。死んだのは薬の打ち過ぎです。
つまり、
過度のストレスから頭がアナザーワールドへ逝ってしまわれた、単なる大量殺人鬼のお話でした。
ゾンビが全部まぼろしだったなんてひどすぎる!!!

・・・ストレスには気をつけよう!

おまけ☆
 
原題でネタバレしてるとも言えなくもない。「衰弱、衰え」などの意。
しかし相変わらず邦題の「デッドタウン・ゾンビ」
派手過ぎるぞ!

<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★★ テンポ★ バカ★★★ グロ★★
総合★★

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あほあほコンビの大喧嘩   
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<あらすじ>
舞台はカナダのトロント。
デイブとアンドリューは幼い頃からの親友同士。デイブは協調性が全くない自己中心男、一方のアンドリューは極度の心配性で家から出られない引きこもり。
ルームメイトの2人は、デイブが外で働き、アンドリューが家事を引き受けることで、なんとか互いに助け合いながら生きていた。
しかしそんなある日、2人はたび重なる不幸に見舞われ、ついには住み慣れた家からも追い出されようとしていた。
すっかり何もかもが嫌になった2人は、思わず『放っといてくれ!』と叫ぶ。
すると驚いたことにその瞬間から、彼らの周りは無の世界になる。
文字通り、何にもなくなってしまったのだ!
2人はおそるおそる家の周りの探索に出かけるのだが・・・

<レビュー>
ある日突然、周囲のものがすべて消滅する。
きっとこれは、とてつもない恐怖の物語なんだろうなと思いながら観ていたところ、途中からあることに気がついてしまいました。
これはただ単に
ムサいオッサン達の暑苦しいケンカを延々と見せられているだけなんだな、と。

デイブとアンドリューには次々と厄介な出来事が起こっていました。
同棲しようとしていた同僚の彼女が会社の金を横領し(韻踏んだラップみたい)、その罪を擦り付けられ解雇されてしまったり。
ひょんなことから家に入り込んできたガールスカウトの少女を追い返したら、逆恨みされて「性的ないたずらをされた」と警察を呼ばれてしまったり。
おまけに、自分達の住んでいる家の取り壊し通知が来てしまったり。
とにかく、八方塞がりの窮地に陥ります。
家は警察に包囲されてるし、地域住民からは非難轟々だし、取り壊し業者は来ちゃうし・・・
追い詰められた2人。
そこでアンドリューが叫びます。
「ほっといてくれよーーーーーー!!!」
彼が心の中で念じたのは
「みんな消えちゃえ」でした。
気がつくと、自分達と家以外はまっしろけの何にもない世界になっています。
文字通り、みんななくなっちゃいました。
映画の題名どおり、「NOTHING」な状態です。
 
家と自分たち以外はなんにもない、果てしなく続く「無」の世界

2人は「この世の終わりキタコレ」と思い込みますが、どういうわけかテレビはちゃんと映るし、特別なニュースもやっていない。
しかし、外の様子がどうも普通ではない。
ドアをあけると、なんとそこは、果てしなくどこまでも続く、まっしろな世界であった(雪国パロディ?)。
2人はまっしろな世界の先に何か存在しているのかを調べに行きます。
こんな扮装で。

 

ザリガニみたいです。
初代仮面ライダーの怪人?

まっしろな世界では、目印になるものが何もなく、方角もわかりません。
迷子になり家に戻れなくなったら困るので、背中のリュックに家にある小物などを詰め、それをばら撒きながらひたすら歩いていきます。
帰りはこの小物類を道しるべにして歩けば家に帰れるというわけです。
・・・ヘンゼルとグレーテルかよ。
しかし、いくら歩けどまっしろけ、ほんとうに何もありません。
持って来た小物も尽きたので、自分達の衣類を脱いでそれを道しるべ代わりに置いていく2人。
あんだけ重装備だったのに、こんなになっちゃいました。

 

とっても楽しそうです・・・。
この白い世界では、地面がトランポリンのように弾力性があって、ジャンプすると跳ねます。
しばらくオッサン2人が無邪気にたわむれるシーンが延々。
しかもこの人たち、この白い弾力のある世界を「トーフのような世界だ」をのたまいます。
なんでも、「喰ったことはないが、味も素っ気もない感じ」だそうで。
豆腐に対する冒涜です。

やみくもに歩いていたら何か見つかるかも知れないと思っていた2人。
しかし、行けども行けどもまっしろ虚無な世界が延々と続いています。
諦めて家に戻る2人ですが、彼らはここであることに気がつきます。
それは「念じれば物が消滅する」ということ。
面白がっていろいろ消したりしていくうちに、さらなる発見をします。
なんと、物理的なものばかりではなく、イヤな記憶を消してしまうこともできるようです!
でも、記憶を消してるときの顔、怖すぎです。

 
「・・・・・・・。」

この顔を見た私の記憶を抹消してしまいたいくらいです。

このあと、2人は調子に乗っていろいろ消していきます。
過去のトラウマを消して、自信を取り戻してみたり。
「これが苦手だ」という意識さえも消して、だんだん人格もポジティブに変わっていきます。
しかし、ここからまた雲行きが怪しくなっていきます。

苦手なものを消していく。
この作業は、自分自身を分析し、内面に向き合う作業でもあります。
何にもない世界で、「消す」作業をしていくうちに、2人はお互いの友情まで疑いはじめてしまいます。
そのうち、片割れがこんなことします。

 

お前は山海塾か。

白い世界に紛れて自分を消したように見せ、相棒の自分に対する本音を探ります。
相棒はつぶやきます。
「俺はお前を利用していたかも知れない」
それを聞いて白塗り山海塾の彼は激怒します。
ここから、オッサン同士のケンカ勃発です。
そのケンカも、
「おまえの大事にしてるゲーム機のコントローラー、消してやっからな!」
とか、
「じゃあおまえの大切にしてる本、消しちゃうかんね!」とか。
もう、おまえの母ちゃんデベソレベルです。
ヒートアップした彼ら、遂にはお互いを消し始めます。
一気に消すのではなく、身体のパーツをちょっとずつ。
徐々に輪切りになっていく2人。
空腹感などの身体感覚も消しちゃってるので、痛くも痒くもありません。
遂に首だけになった2人。
この何もない世界で、彼らはこれから一体どうするつもりなんでしょうか。
(注*輪切りの内臓まで映るので、気持ち悪いと思う人もいるかも知れません。でも、グチャグチャしてなくて、理科室の人体模型図みたいなビジュアルです。)

最後におまけ。
物語が始まる前のテロップです。

   

 

 

 

・・・もう、ええわ!
<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★ テンポ★ バカ★★★ グロ★
総合★★


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<あらすじ>
工場跡地に建つ廃墟で、派手なパーティを企画した9人の男女。
前乗りした彼らは準備もそこそこに、酒を飲み、ハッパを吸い、やりたい放題。
しかし廃墟には恐るべき先客がいたのだ!
ゾンビのような容貌の凶暴な2人の女を従え、超ヘビー級のバカでかいハンマーを振り回し、人間を殺戮する野獣が。
果たして9人の男女は、その廃墟から、そのハンマーから逃げのびることができるのだろうか・・・。

<レビュー>
今回も若者(バカ者)人口が多いです。
その数、なんと総勢9名!
しかも、殺されてもあまり良心が痛まないレベルのバカ者揃いで御座います。


ババーン!!!とメニュー画面、「血しぶきの狂宴」とサブタイトルが。
「凶」とか「狂」とかホント好きですなぁ・・・ホラー邦題。


原題です。
例の如く、邦題に1ミクロンもかすりもしない。


こちらは予告。
なかなかオトコマエな紹介です。


殺人鬼はTHE BEAST(ザ・ビースト)
ビーストと言えばコチラの方しか思い浮かびませんが・・・







この方よりインパクトアリでしょうか?

 
ホラー・キャラクター
ですって!!??
フレディさん、レザーフェイスさん、ジェイソンさん、ピンヘッドさん・・・etc
その他諸々のお方に並ぶカリスマ性を持っている可能性があると言うことでしょうか!?
これは否が応にも期待が高まります。

さて、お話の本筋に。
工場跡地の廃墟でアホアホパーチーを企画した若者たちですが、これがまた、錚々たるバカ面子です。


下ネタ連発のモヒカン青年や・・・

 
「キャッハー☆」
林家パー子ばりのハイテンション娘・・・

 

・・・もうひとりひとり紹介するの超めんどくさい。
なんかみんなこんな感じです。
脳みその量が少なそうな発言も目立ちます。

 
「乳首に乾杯!!!」

どんな乾杯の音頭なんでしょうか。
合コンでやったら確実に袋叩きですよ。

 
「乳首最高!!!」

・・・とりあえず全員バカなのは明確です。
ひとり、年齢的&ビジュアル的に場違いなオッサンが出てきますが、この方は先ほどのモヒカン青年のお兄さんです。
フロムダスクティルドーンのゲッコー兄弟並に似ていません。

 
モヒカン青年のお兄さん

 
「そんな頭で父さんに会いに来るなよ?」
一応、弟に風紀上の注意をしています。

この若者たちがパーティーの準備をしているんですが、
すでに2人消えています。
しかし、さして不審にも思わずに酒を飲みつつ、ハッパを吸いつつ、エッチなことをしつつ、会場設営に勤しみます。
照明の位置が気にいらなかったひとりの女子が、脚立を使って照明を設置するんですが、階上に何かの気配を感じます。
思わずライトをパッと当てたら・・・

 
「グルルルルルルル☆」

なんかすごい顔の人が見えましたよ!
予告を観ていない人は、「冒頭から殺人鬼の顔バレか?」と気力が萎えていくかと思うのですが、ラスボスが他にいることを既に知っている方は、引き続きまったりとご観賞下さい。
ちなみに、すごい顔の人を見た女子は一応、ギャーーッ!と叫ぶものの、他のメンバーにはすごい顔の人のことを特に説明致しません・・・。
全くもって不可解です。

その後、パーティーのセッティングのために廃墟を見回る若者も、何かの気配を感じましたよ。
ですが、他のメンバーのいたずらかと思っているようで、一応多少は怖がってはいるものの、そんなに緊迫感は御座いません。

 
「イタズラしてんのは誰なの!?バケツが落ちてきたらタダじゃおかないからね!」

バケツを「金ダライ」もしくは「黒板消し」に変換してもしっくり来ます。

それからはチラリチラリと、「カヤコ海外版」のような女性がウロウロ致します。

 

どうやらこの人が、さっきのすごい顔の人のようなんですが、1人かと思ったら2人居ます。
この人たちに捕獲されたら、とんでもないことをされるようですよ。
そして遂に、先述の「ザ・ビースト」登場!

 

すごい顔の女性たちに捕獲されたら、ビーストさんのところへ連れて行かれます。
女性たちはビーストさんの親衛隊のようです。
ビーストさんはふわふわの着ぐるみクマちゃんのような衣装なんですが、溶接用の面を被り、非常に使い辛そうなデカい斧を持っています。
面を取ったすっぴん顔は一度も出てきませんでしたね。
ホラーアイコンを目指すためなんでしょうか?
それとも、続編(あるの?)ですっぴんを公開するためなんでしょうか?

 
セリフはありません。このツラで饒舌だったらそれはそれで怖い

 
あまり命中率が高くなさそうなビッグ斧

ここでなんだかとても懐かしいものを思い出してしまいましたよ。

 
ゴールデンアックス
古くて申し訳ございません・・・。

ビーストさん登場後、あんなに居た若者の数が激減!
コンスタントに捕まり拷問されて殺され、さっきはあんなにお祭り騒ぎだったのに一気に閑散としてしまいます。
人体破壊シーンがなかなかすごいです。
首チョンパシーンも2回ほど、かなり頑張っておられますよ。
斧だけではなく、他のツールも出てまいりました。

 
たまには巨大ハサミも使うわよ!

バーニングのパクリオマージュなのかも知れませんね。
バンボロ(クロプシー)さん、愛され続けて早31年。

終盤、生存者3名に。
あの似てない兄弟と、リーダー格の女子一名が残ります。
そばにビーストさんがいるのに、縛られたり刺されたりした痛々しい状態でまったりトークしておりますよ。

 
「俺には家庭があるから助けてくれ」

お兄ちゃんのほうは、「家庭の事情」を話し、ビーストさんに命乞いなどしてみます。
散々おねーちゃんとイロイロしといて何を今更・・・
そして、殺人鬼に家庭の事情は通用しません。
助かる見込みは限りなくゼロに近いと悟ったのか、お兄ちゃん、今度は弟に熱い思いを伝え始めます。

 
「お前に言っておきたいことがある」

さだまさしか。

 
「何でも言ってくれ」

絶対絶命の状況の中、美しき兄弟愛が展開されます(注*ビーストさん近くに待機中)。

 
「ケンカすることもあったが・・・」

 
「地獄に堕ちてもお前を愛してる!!!」

ふざけたことしか言わなかった兄貴の熱い兄弟愛に猛烈に感動した弟は、今度は自分が告白し始めます。

 
「俺も兄貴に真実を話すよ」

モヒカンすでにシナッシナですが、真剣な顔で弟が語ります。
しかし・・・
ここからどんなシリアス路線になるかと思いきや、この後、弟の告白に大仰天!!!
もう、
背中にシベリア超特急が走るほど壮絶にバカな告白です。
内容は放送禁止用語の羅列ですので、ここでは割愛させて頂きますね☆(←死ね!)
ブログコードに引っかかりまくりで、コイツが消される前に私が雨風呂さんに消されてしまいます☆(←意気地なし!)

一方、生存者の運命が絶望的な中、パーティー会場には若者たちが集い、好き勝手に始めちゃってました。
主催者不在でも問題ない模様。
と言うか、バカ騒ぎ出来ればなんでもいいみたいです。

 
勝手にパーチーしちゃうもんね!ヒャッホイ!!!

ここに、先ほどの生存者3名のうち1人の女子が命からがら逃げてきます。
実はこの女子、ビーストさんに抵抗を試みたばかりでなく、廃墟内にあった自分の車から銃を持ち出して、ビーストさんに何発か撃ち込んでいましたよ。
しかし、せっかく、ビーストさんが倒れこんだ隙に必死に逃げてきたのに、パーティー会場はラリッた超絶バカしかおらず、血を流して「助けて!!!」と叫んでいるのに「何この女ー」「あぶねー」と指差されて思いっきり笑われています。
そのうちに、先ほど傷を負って倒れたハズのビーストさんが、堂々の貫禄でパーティー会場に再登場。
パーティーの面々に紛れ込んで、すごい顔の女性2名も再登場。

 
「やりィ!入れ喰い状態!!!」

 
「私たちも来たわよー☆」

 
「んーまずはお前からネ☆」

ご想像どおり、パーティー会場は地獄絵図に。
やり過ぎ殺戮シーン、大炸裂!!!
大恐慌の中、先ほどビーストさんに反撃した女子のみが運良くシャッターの外に出られました。
しかし、サクッと走って逃げると思いきや・・・

 
「・・・・・。」「ギャーーー!!!ワーーー!!!(シャッター内部)」

 
「・・・・・・・・。」「ギャーーー!!!ワーーー!!!(シャッター内部)」

 
「・・・・・・・・・・。」「ギャーーー!!!ワーーー!!!(シャッター内部)」

・・・はよ逃げぇや。

おまけ☆
 
「おおーい・・・。オレのコト、忘れてない?」 
エンドロール寸前まで忘れられていたお兄ちゃん。
ビーストさんたちにすら忘れられている模様です。

<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★★ テンポ★ バカ★★★ グロ★★★
総合★★★

 

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