絶対に入院したくない病院! 『キングダム・ホスピタル』 | 蝦夷☆オブ・ザ・デッド

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<あらすじ>
(注*テレビ放映されたスティーブン・キング原作の連続ドラマです。1話の中で小さな事件が解決するようなオムニバス形式の話もあり、あらすじに辻褄が合わないように感じられる箇所があります。何卒ご了承ください)

<カルテ1:封印の王国/王国の屍達>

<第1話>封印の王国
メイン州ルイストンにあるキングダム・ホスピタルは、今から約150年前、子供達が火事で焼死した工場跡地に建設されていた。その為か現在でも不可解な現象が多発している。
ある日、この病院に事故で重傷を負った著名な画家ピーターが運び込まれる。昏睡状態の中、彼はある謎の生物に遭遇する。その生物は、彼が絵画作品の中に描いたことのある生物だったのだ。偶然か、必然か。そして彼はその生物からある宣告を告げられる。
<第2話>王国の屍達
画家ピーターは昏睡状態であるにも関わらず意識ははっきりしており状況把握が出来た。ある時、同室に急患が。何とそれは自分をひき逃げした犯人だった。ショックを受けるピーター。そんな中、彼は昏睡状態の意識下で病院に霊が取り憑いていることを知る。

<カルテ2:悪魔の接吻/真夜中の邂逅>
<第3話>悪霊の接吻
霊能者でもある患者、ドゥルーズ夫人と共にエレベーターに乗ったフック医師は古びた人形を見つけ、少女の霊を目撃する。ドゥルーズ夫人は「この病院には何かある」と以前から感じていた。彼女は霊感を頼りに「ここで過去一体何があったのか」を尋ねるため、人形の持ち主の少女の霊を探し始める。
<第4話>真夜中の邂逅
ドゥルーズ夫人は同病院に入院していた親友レニーの臨終に立ちあった際、昏睡状態の画家ピーターが少女の名前を知っている事を知る。彼女は早速ピーターに会いにいくが、そこには入院患者ロルフが病院内の邪悪な霊「ポール」に操られ、ピーターを殺害する準備を始めていた。実は、ロルフは連続殺人犯。刑務所内での自殺に失敗し、急遽この病院のICUに運ばれてきたのだった。間一髪のところでフック医師が助けに入り事態は事なきを得るが、邪悪な存在はなおも病院内に留まっていた。

<カルテ3:外科医の墓標/さまよえる死体>
<第5話 >外科医の墓標
昏睡状態の画家ピーターを尚も狙う邪悪な霊ポール。ピーターは少女の霊「メアリー」に助けられるが、身体の自由がきかない為、彼女の力になれない。その頃、ホームレスの男フランキーが入院してくる。彼は重篤な脳の病気だったが、執刀医の脳外科医ステグマンは「救ったところで所詮無一文のホームレスだ」とおざなりな態度で手術を始める。
<第6話>さまよえる死体
病院の地下に断層があることから頻繁に地震が発生するため、地質学の専門家が病院の地下を調査することになった。その頃、ある外科手術に関して訴訟を起こされていたステグマン医師は窮地に追い込まれていた。彼は危機を脱するために病院の秘密組織「キングダムの番人」に助けを請うことにするが・・・

<カルテ4:ブラックノイズ/供された心臓/スウェーデンボルグの世界>
<第7話>ブラックノイズ
地震の調査に入っていた地質学の専門家が宿泊先で急性アルコール中毒を起こし、急きょ病院へ運び込まれた。彼もまた少女メアリーの霊を目撃し、不可解な言葉を口にする。その頃、ステグマン医師は以前から揉めていた訴訟問題について、遂に医療ミスで告訴される。
<第8話>供された心臓
画家ピーターとフック医師は過去この地で何が起こっていたかという手掛かりを得る。一方、ステグマン医師は同僚のクリスティン女医の執筆した論文を盗作し、学会誌に掲載させようともくろむ。
<第9話>スウェーデンボルグの世界
地元野球チームのロビンズの優勝をかけた試合をアパートで一人、TVを凝視している男がいる。ロビンズの優勝がなくなった瞬間、男は銃を手に持ち、自らのこめかみにあてがう・・・
銃弾で頭を打ち抜いた男が病院へ運ばれてきた。彼は一昔前、優勝目前であった試合でエラー、ロビンズをまさかの敗退に追い込んだ「伝説の男」であった・・・

<カルテ5:聖霊降臨の微/悪霊の秘儀>
<第10話>聖霊降臨の微
病院の目と鼻の先に伝導所がある。ある日、その伝導所のジミー牧師が何者かに殺害された。しかし彼は死んでいるにも関わらず、様々な奇跡を起こすという。水道の水が赤ワインに、伝道所の信者の為のわずかなサンドイッチが気が付けば山のように増えている。まさにキリストの再来だとマスコミが殺到する中、その遺体が病院に搬送されてくる。その頃、少女メアリーの霊は昏睡状態にある画家ピーターの身体を使いドゥルーズ夫人と交信。結果、病院のおぞましい歴史が白日の下に晒される。
<第11話>悪霊の秘儀
ジミー牧師の復活をキリストの再来だと歓喜する人々を、病院前から実力行使で追い払った警官が、その夜、謎の光を浴び癲癇発作を起こす。院内でも発作を起こす者が続出する中、ドゥルーズ夫人は少女メアリーの霊に語りかけ、彼女が病院の関係者に殺されたということを聞く。

<カルテ6:未来を越えて/終焉の刻>
<第12話>未来を越えて
ステグマン医師は医療ミスを追求され最早崖っぷちであった。彼は危機の原因を同僚で恋人のブレンダのせいにする。彼女がカルテを処分し隠蔽切れなかったことを責め強く罵る。ブレンダはブチ切れ、彼の大切な研究用のマウスを一匹残らず撃ち殺す。
それもこれも何かにつけ自分とうまの合わないフック医師のせいだと逆恨みしたステグマン医師は、彼の前に現れた邪悪な霊ポールがそそのかすままに銃を手にし・・・
<第13話>終焉の刻
キングダム・ホスピタルに最期の時が近づいていた。少女メアリーの霊によれば、今夜の大地震で病院は崩壊し、大勢の人間が死ぬという。
病院を救う鍵はやはり真実を知る少女メアリー。彼女の霊を呼び寄せるため、病院の一室で降霊会が開かれた。そこにはメアリーのペットのアリクイ「アンチュビス」も姿を現し、かつて彼女がどんな体験をしたのかが明らかになる。果たして病院は、少女メアリーの霊は救えるのだろうか。すべては今夜にかかっている・・・

<レビュー>
邦題「こんな病院イヤだシリーズ」
にしても全く違和感ナッシング。

地下、それも真下に断層があるとかで、
手術の最中でもガンガン地震。
それも棚のものがバラバラ落ちてくる要警戒レベル。
私は結構地震の多い地域に住んでますが、棚のモノが落ちるっつったら余裕で震度4強か5です。
実際に5体験しましたが、立って真っ直ぐ歩けませんよ。
しかし、もの凄い揺れてるのに
「チッまたかよ」とメス片手にうんざり顔の医療スタッフ。
予備電源はあるものの、電気はしょっちゅう消えるわ、エレベーターは頻繁に停まるわ(それも霊障で)病院の規模に対してスタッフ少な過ぎるわ、警備はエッチな本見ながらおやつ食べて居眠りしてるわ、安置室の死体にイタズラするヤツいるわ、病院の地下に住んじゃってる医師がいるわ・・・
バカの宝庫、巣窟です。


バカのみなさん、一同ドヤ顔

「こんな病院イヤだシリーズ」、ネタは尽きません。
一般人の隣に凶悪犯入院させる!
手術の最中に医療スタッフ歌って踊る!(「
歌う大捜査線のパク・・・いや、オマージュかと思いました)
「火災で工場全焼→その後病院が建設されまたまた全焼」のド派手な経緯にも関わらず、またそこに病院建てる!
医療ミスで訴えられてる外科医がナチュラルに医療行為続行!
しかも、登場人物のセリフや読んでる本に原作者スティーブン・キング氏の名前がチラホラ出てくる!堂々と職権乱用!宣伝行為!
それより何より、院長のお脳がお花畑で常に電波受信状態!

突っ込むところだらけで脱力感に襲われます。
コメディに分類しようかどうか迷った位です・・・
いやコメディだろ。
登場キャラのあまりのバカさ加減に「次回は何やらかしてくれるんだろう」と気になって気になって一気観してしまうし、変な人ばかりだけどだーれも憎めないところが魅力と言えば魅力・・・いやむしろ魔力?
動物達のアフレコも地味に効いてます。
特に、
アリクイのオッサンギャグ炸裂ぶりが。

 
中に絶対ベテラン芸人入ってるよね、アリクイ

熟年カップルの濃厚接吻シーンが後半頻繁に出てくるのはさすがにくどくて、もうええわ!って感じでしたが、とにもかくにも笑いドコロ多過ぎ。

間違いなく狙ってるよね☆

<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★★ テンポ★★ バカ★★★★★ グロ★
総合★★★

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