ま・・・マサカー!弟の告白に大仰天! 『ビッグハンマー・マサカー』 | 蝦夷☆オブ・ザ・デッド

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蝦夷の片田舎より分析しない掘り下げない脱力バカレビューをお届け(ホラー多めほぼネタバレ)


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<あらすじ>
工場跡地に建つ廃墟で、派手なパーティを企画した9人の男女。
前乗りした彼らは準備もそこそこに、酒を飲み、ハッパを吸い、やりたい放題。
しかし廃墟には恐るべき先客がいたのだ!
ゾンビのような容貌の凶暴な2人の女を従え、超ヘビー級のバカでかいハンマーを振り回し、人間を殺戮する野獣が。
果たして9人の男女は、その廃墟から、そのハンマーから逃げのびることができるのだろうか・・・。

<レビュー>
今回も若者(バカ者)人口が多いです。
その数、なんと総勢9名!
しかも、殺されてもあまり良心が痛まないレベルのバカ者揃いで御座います。


ババーン!!!とメニュー画面、「血しぶきの狂宴」とサブタイトルが。
「凶」とか「狂」とかホント好きですなぁ・・・ホラー邦題。


原題です。
例の如く、邦題に1ミクロンもかすりもしない。


こちらは予告。
なかなかオトコマエな紹介です。


殺人鬼はTHE BEAST(ザ・ビースト)
ビーストと言えばコチラの方しか思い浮かびませんが・・・







この方よりインパクトアリでしょうか?

 
ホラー・キャラクター
ですって!!??
フレディさん、レザーフェイスさん、ジェイソンさん、ピンヘッドさん・・・etc
その他諸々のお方に並ぶカリスマ性を持っている可能性があると言うことでしょうか!?
これは否が応にも期待が高まります。

さて、お話の本筋に。
工場跡地の廃墟でアホアホパーチーを企画した若者たちですが、これがまた、錚々たるバカ面子です。


下ネタ連発のモヒカン青年や・・・

 
「キャッハー☆」
林家パー子ばりのハイテンション娘・・・

 

・・・もうひとりひとり紹介するの超めんどくさい。
なんかみんなこんな感じです。
脳みその量が少なそうな発言も目立ちます。

 
「乳首に乾杯!!!」

どんな乾杯の音頭なんでしょうか。
合コンでやったら確実に袋叩きですよ。

 
「乳首最高!!!」

・・・とりあえず全員バカなのは明確です。
ひとり、年齢的&ビジュアル的に場違いなオッサンが出てきますが、この方は先ほどのモヒカン青年のお兄さんです。
フロムダスクティルドーンのゲッコー兄弟並に似ていません。

 
モヒカン青年のお兄さん

 
「そんな頭で父さんに会いに来るなよ?」
一応、弟に風紀上の注意をしています。

この若者たちがパーティーの準備をしているんですが、
すでに2人消えています。
しかし、さして不審にも思わずに酒を飲みつつ、ハッパを吸いつつ、エッチなことをしつつ、会場設営に勤しみます。
照明の位置が気にいらなかったひとりの女子が、脚立を使って照明を設置するんですが、階上に何かの気配を感じます。
思わずライトをパッと当てたら・・・

 
「グルルルルルルル☆」

なんかすごい顔の人が見えましたよ!
予告を観ていない人は、「冒頭から殺人鬼の顔バレか?」と気力が萎えていくかと思うのですが、ラスボスが他にいることを既に知っている方は、引き続きまったりとご観賞下さい。
ちなみに、すごい顔の人を見た女子は一応、ギャーーッ!と叫ぶものの、他のメンバーにはすごい顔の人のことを特に説明致しません・・・。
全くもって不可解です。

その後、パーティーのセッティングのために廃墟を見回る若者も、何かの気配を感じましたよ。
ですが、他のメンバーのいたずらかと思っているようで、一応多少は怖がってはいるものの、そんなに緊迫感は御座いません。

 
「イタズラしてんのは誰なの!?バケツが落ちてきたらタダじゃおかないからね!」

バケツを「金ダライ」もしくは「黒板消し」に変換してもしっくり来ます。

それからはチラリチラリと、「カヤコ海外版」のような女性がウロウロ致します。

 

どうやらこの人が、さっきのすごい顔の人のようなんですが、1人かと思ったら2人居ます。
この人たちに捕獲されたら、とんでもないことをされるようですよ。
そして遂に、先述の「ザ・ビースト」登場!

 

すごい顔の女性たちに捕獲されたら、ビーストさんのところへ連れて行かれます。
女性たちはビーストさんの親衛隊のようです。
ビーストさんはふわふわの着ぐるみクマちゃんのような衣装なんですが、溶接用の面を被り、非常に使い辛そうなデカい斧を持っています。
面を取ったすっぴん顔は一度も出てきませんでしたね。
ホラーアイコンを目指すためなんでしょうか?
それとも、続編(あるの?)ですっぴんを公開するためなんでしょうか?

 
セリフはありません。このツラで饒舌だったらそれはそれで怖い

 
あまり命中率が高くなさそうなビッグ斧

ここでなんだかとても懐かしいものを思い出してしまいましたよ。

 
ゴールデンアックス
古くて申し訳ございません・・・。

ビーストさん登場後、あんなに居た若者の数が激減!
コンスタントに捕まり拷問されて殺され、さっきはあんなにお祭り騒ぎだったのに一気に閑散としてしまいます。
人体破壊シーンがなかなかすごいです。
首チョンパシーンも2回ほど、かなり頑張っておられますよ。
斧だけではなく、他のツールも出てまいりました。

 
たまには巨大ハサミも使うわよ!

バーニングのパクリオマージュなのかも知れませんね。
バンボロ(クロプシー)さん、愛され続けて早31年。

終盤、生存者3名に。
あの似てない兄弟と、リーダー格の女子一名が残ります。
そばにビーストさんがいるのに、縛られたり刺されたりした痛々しい状態でまったりトークしておりますよ。

 
「俺には家庭があるから助けてくれ」

お兄ちゃんのほうは、「家庭の事情」を話し、ビーストさんに命乞いなどしてみます。
散々おねーちゃんとイロイロしといて何を今更・・・
そして、殺人鬼に家庭の事情は通用しません。
助かる見込みは限りなくゼロに近いと悟ったのか、お兄ちゃん、今度は弟に熱い思いを伝え始めます。

 
「お前に言っておきたいことがある」

さだまさしか。

 
「何でも言ってくれ」

絶対絶命の状況の中、美しき兄弟愛が展開されます(注*ビーストさん近くに待機中)。

 
「ケンカすることもあったが・・・」

 
「地獄に堕ちてもお前を愛してる!!!」

ふざけたことしか言わなかった兄貴の熱い兄弟愛に猛烈に感動した弟は、今度は自分が告白し始めます。

 
「俺も兄貴に真実を話すよ」

モヒカンすでにシナッシナですが、真剣な顔で弟が語ります。
しかし・・・
ここからどんなシリアス路線になるかと思いきや、この後、弟の告白に大仰天!!!
もう、
背中にシベリア超特急が走るほど壮絶にバカな告白です。
内容は放送禁止用語の羅列ですので、ここでは割愛させて頂きますね☆(←死ね!)
ブログコードに引っかかりまくりで、コイツが消される前に私が雨風呂さんに消されてしまいます☆(←意気地なし!)

一方、生存者の運命が絶望的な中、パーティー会場には若者たちが集い、好き勝手に始めちゃってました。
主催者不在でも問題ない模様。
と言うか、バカ騒ぎ出来ればなんでもいいみたいです。

 
勝手にパーチーしちゃうもんね!ヒャッホイ!!!

ここに、先ほどの生存者3名のうち1人の女子が命からがら逃げてきます。
実はこの女子、ビーストさんに抵抗を試みたばかりでなく、廃墟内にあった自分の車から銃を持ち出して、ビーストさんに何発か撃ち込んでいましたよ。
しかし、せっかく、ビーストさんが倒れこんだ隙に必死に逃げてきたのに、パーティー会場はラリッた超絶バカしかおらず、血を流して「助けて!!!」と叫んでいるのに「何この女ー」「あぶねー」と指差されて思いっきり笑われています。
そのうちに、先ほど傷を負って倒れたハズのビーストさんが、堂々の貫禄でパーティー会場に再登場。
パーティーの面々に紛れ込んで、すごい顔の女性2名も再登場。

 
「やりィ!入れ喰い状態!!!」

 
「私たちも来たわよー☆」

 
「んーまずはお前からネ☆」

ご想像どおり、パーティー会場は地獄絵図に。
やり過ぎ殺戮シーン、大炸裂!!!
大恐慌の中、先ほどビーストさんに反撃した女子のみが運良くシャッターの外に出られました。
しかし、サクッと走って逃げると思いきや・・・

 
「・・・・・。」「ギャーーー!!!ワーーー!!!(シャッター内部)」

 
「・・・・・・・・。」「ギャーーー!!!ワーーー!!!(シャッター内部)」

 
「・・・・・・・・・・。」「ギャーーー!!!ワーーー!!!(シャッター内部)」

・・・はよ逃げぇや。

おまけ☆
 
「おおーい・・・。オレのコト、忘れてない?」 
エンドロール寸前まで忘れられていたお兄ちゃん。
ビーストさんたちにすら忘れられている模様です。

<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★★ テンポ★ バカ★★★ グロ★★★
総合★★★

 

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