京都一人旅⑥ 養源院・三十三間堂へ | yamyam blog

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美味しいもの大好き

09:30

丹羽亀山城から京都駅に戻り、バス乗り場D2に行くと大大行列 200人以上は並んでた滝汗


噂には聞いてたけど

これは無理。バスに乗れません!


京都駅から養源院まで歩いて行きました走る人

1.2km 16分で到着しました💨


※拝観日はInstagramをご覧下さい

4月は水・木・土日祝のみ

10:00〜15:00





今回の旅行で一番テンションが爆上がりしています。ずっと来たかったお寺なので笑

浅井長政の菩提寺であるけれど

徳川家のお寺です


2年前 滋賀の長浜城へ行った時に

浅井長政 450回忌特別展へ行きました

養源院の、通常非公開の浅井長政、淀殿、豊臣秀頼、江の掛け軸が見れたのは貴重でした


「どうする家康」で伏見城の戦いのシーンは、音尾琢磨さんの名演技に泣きました汗

鳥居元忠の血天井がある養源院に来れて感無量です!!




ここは立ち入り禁止エリア


養源院は

豊臣秀吉の側室 淀殿が、父・浅井長政の追善の為、秀吉にお願いして文禄3年5月(1594)長政の二十一回忌に建立(秀頼を産んだ翌年)

1619年 火災で焼失

1621年 淀殿の妹 により再建

本堂は再建時のもので403年経っています


本堂を囲む廊下の天井は全て血天井です

1600年伏見城の戦いで、城内で自刃した兵士らを弔う為に血で染まった床を天井に上げました


俵屋宗達の描いた杉戸絵は

血天井の英霊を慰める為、供養されますようにお釈迦様を運んで来たとされる「白象」「唐獅子」「麒麟」等が描かれました。


非公開の、背景が全て金箔で仕上げられた宗達筆「岩に老松図」、狩野山楽筆 唐獅子、狩野派絵師による「竹に鶴亀図屏風」など素晴らしい作品の数々が残っています


中に入ると係の人が説明してくれました

「麒麟」は「麒」が雄で「麟」が雌。

鳳凰も「鳳」と「凰」でペアなんだそう!


KIRINの絵は、宗達の「麒麟」を参考にしたらしいです。想像上の生き物ですもんね



伏見城の戦い

西軍は40,000の軍勢に対し
鳥居元忠以下2,300人が城を死守した
籠城するも半月ほどで落城
8月1日、最後に残った400人余りが自刃した。遺体は9月の中旬まで放置されたと言われ、今でも血天井には生々しい血の痕が残っている


最初、天井を見上げるとよく分からなかったけど、係の人の説明を聞いてるうちに人間の形が浮き上がって見えてゾっとしました


一度見えてくると、リアルに手の形や痕が見えてくるのが恐ろしかった汗 しっかり刀の痕、倒れた形、手のひらが残ってる。。


鳥居元忠の遺体があった場所は詳しく文献か何かで残っているらしく、全身がしっかり残っていました。隣で介錯した人の痕も滝汗


400年前のリアルな痕に

涙が出そうになりました

胸がいっぱいになります


元忠所用の「紺糸素縣縅二枚胴具足」は元忠を討ち取った鈴木家の子孫の方から、2004年 大阪城天守閣へ寄贈されました


栃木県の鳥居元忠祀る精忠神社には

伏見城に残された血染めの畳が埋められている「畳塚」があるそうです


血天井は他にも

大原宝泉院、京都市北区の正伝寺、鷹峯の源光庵、堀川五条の瑞雲院、宇治の興聖寺に今も伝えられています


養源院は、淀殿や江の父 浅井長政の菩提寺なので、お市の方(織田信長の妹)のお位牌、供養塔があり、豊臣秀吉公木像や、淀殿 秀頼のお位牌、歴代の徳川将軍のお位牌と、織田、豊臣、徳川の血脈が合流している珍しいお寺です

色々養源院グッズ買っちゃったひらめき


本当はお隣の智積院に行きたかったけど
昨年サントリー美術館で「京都・智積院の名宝」を見たし、時間もなかったので三十三間堂へ行きました



初めて来ましたが

千体の観音様には驚きましたひらめき



風神雷神も見れました

国内で最も古い風神雷神彫像

お庭も素敵でした!





三十三間堂の観音様が神々しくて
極楽浄土へ行けそうな気がする



圧巻で言葉を失う感じ
よくぞ現代まで残ってくれたなと
感動しました!!

京都にはまだまだ感動する所がいっぱいあるんだろうな。2日じゃ足りません!


帰りの新幹線(04:33発)まで回れるだけ

観光して帰ります!


⑦につづく