産まれて4日目


次男は朝からとくに問題なく過ごしていました。昼前に面会に行った妻からも、「順調だよー」と教えてもらっていました。


この日産まれてからずっと家に来てくれていた両親が帰り、久々に長男と二人で自宅でのんびりと過ごしていました。


夕方、18時前に妻から着信がありました。


「〇〇(次男)の腸に穴があき、そこから消化物やガスが漏れている可能性があるらしい」

「いまから緊急手術を行う」


妻の声は、震えていました。 

72時間の壁をクリアし、胎便も出ていると聞いていたので、まさかと思いました。

このあと病院からも同じ内容の電話がありました。


手術は2時間を予定とのこと。

そもそも、それ以上は体力がもたないので、2時間までしかできないとのことでした。


次男が運ばれていきます。

妻はそばで見送ってくれました。

私は家から祈るしかできませんでした。


妻と二人で電話で大丈夫大丈夫と励まし合っていましたが、体は恐怖で震えました。



21時すぎ、手術がおわり執刀医から説明がありました。


「お腹を切った瞬間に腹腔内に溢れていたものが飛び出してきた」

「想定していたとおり壊死性腸炎から小腸が穿孔をおこしている」

「小腸のおわり、大腸の入口手前くらいに孔が確認できた」

「ただし、小腸全体が腸炎で傷んだ場所とそうじゃない場所が斑状になっており、他にも孔があいているかもしれない」

「時間がなかったのと、触ることでさらに悪化させる可能性があったため、大きい孔しか確認できなかった」

「腸炎が小腸全体に及んでいたため、人工肛門を小腸の入口付近にしか作れなかった」



あまりよい状況ではないんだろうという印象でした。

このあと、深夜まで術後の処置が続き、容態が落ち着いたのは深夜1時を回っていました。


このあとどうなるのか、、、

祈るしかできません。