小学2年生の三男こうちゃんらが使ってる
国語の教科書には、
心に染みるお話がいくつかありました。
スイミー
ス―ホの白い馬などなど。。
そんな中で、
わざわざ、上の教科書掲載であるにも関わらず、
2年生最後のこの時期に習っている
「黄色いバケツ」
ほのぼのとした子ども向けのお話ですが。。。
涙が出るくらい
私は感動しました。
「黄色いバケツ」*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
もりやま みやこ さく
つちだ よしはる 絵
あらすじ~~やまもも~~゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
丸木ばしのたもとで。。。
持ち主のわからない黄色いバケツを見つけた
きつねの子どもは、
そのバケツが
とても気に入りました。
前からこんなバケツが欲しかったんです。
うさぎの子 「もし、だれも、このバケツを取りに来なくって
ずっと おきっぱなしなら、
きつねくんのにすればいいよ。」
きつねの子 「ずっとって、どれくらいかな?」
くまの子 「1週間だね。」
それから、1週間。。。
きつねの子は、
朝はやくから、暗くなるまで、
何度となく、
丸木ばしのたもとへ
黄色いバケツを見に行きました。
毎日、毎日。。。
うっとりとバケツをながめたり。
バケツの横でうたたねしたり。。
魚をつるマネをしたり。。。
。。。本当は、
持って帰って、自分のうちのリンゴの木に、
水をかけてやりたかった。。。
赤くうれたリンゴを黄色いバケツに入れて、
うさぎの子や、くまの子のところに運ぶ
自分を思い浮かべていました。
うさぎの子やくまの子も、
気になって、
毎日、その黄色いバケツを見にきました。
雨の日も、気になって見に行ったよ
日曜日・・・1週間の最後の日・・・
夜まで、バケツはちゃんとありました。
その夜、風が強かったので、
きつねの子は、吹き飛ばされないように、
バケツに水を入れて、
家で寝てると。。。
バケツが月に向かって
風に吹き飛ばされる夢をみました。
「まって!」
と、大きな声を上げたとたん、目をさましたのですが。。
夢だとわかって。。また 朝までぐっすり眠りました。
そして、とうとう 月曜日の朝。。。
誰も取りにきてなければ。。。
きつねの子のバケツになるはずでした。
朝早く、丸木ばしのたもとに
行ったら。。。。
黄色いバケツは、
なくなっていました。
くまの子、「残念だなあ。」
うさぎの子、「持ち主が取りにきたのかな?」
くまの子&うさぎの子、「だれかが、
通りすがりに 拾って行ったのかしら。」
・・・・・
きつねの子、「どっちでもいい・・
いいんだよ、もう。
いいんだよ、ほんとに。」
きつねの子は、
くまの子と うさぎの子に、
にこっと笑って見せました。
*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
バケツは自分の物ではないけれど、
きつねの子にとって、いっしょに過ごした一週間は楽しいものでした。
バケツが最後に、自分の前から消えてしまった事より。。。
一緒にすごした一週間の楽しい想い出に感謝しているきつねの子に
何とも感動します。
それも、黄色いバケツを大切に思い扱っていたからでしょう。
このきつねの子に、道徳を教えられた思いでした。
こう言う風に、心をもてば。。。救われることも、
多いだろうなあ。。。
*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
と、すごく感動したのですが。。。
自分の事となると、
なかなかそんなわけにも行きません・・・未熟者です。。
この、自分のモノになるかどうか。。。夢みて
黄色いバケツとの生活を楽しんでるきつねの子が。。。
高校受験して発表待ちの次男と重なりました
つづく…