再考というか先日こちらのブログで「ストラト的には欲しい音は整った」と書いたですが、ちょっと整理します。
前にこんなこと書いたんですが、
細かすぎて伝わらないんで、わかりやすいやつを。
まず鈴鳴り系だとこんな音。
ストラトって言えば、これがスタンダードかな?
Jimmy Wallace 氏もこれが彼の思うストラトの音としてますよね。おそらく。
こっち系の音が好きな人は大抵ネックPUオンリーで弾いてますよね。
そりゃそうよね。このトーン設定でブリッジPU使ったら耳痛い。
ブルース系に多い。
で、もう一つは、その対極というかブリッジに合わせた設定というか、ストラトのブリッジPUをメインに使う人。ネックPUはバッキング時って感じ。
太い系の音です。ハードロック系に多い。
例えば John Frusciante。
Eric Johnson 御大もブリッジ派。
Jeff Beck も。
Frusciante は別格というか、PUポジション使いこなしてるし、Jeff はトレモロ使い倒してるし。
こうやっていろんな使い方ができるのもストラトの魅力であるわけですね。
てな感じで、ストラトってこの2つの音の系統がさらに枝分かれしていろんなサウンドが追求されてると思うんです。
僕がストラトに求める音の基本はこの2つです。
ろくに弾けないシロートが何言ってんだって話ですけど。
でですね、この2つを1本で解決しようぜって生まれたのが SSH 構成と思うんですよ。
でも結局 H メインになっちゃいますね。聴いてると。
歪系好きな人は物足りなくなっちゃうんだと思う。
両立させようとすると他にアンプとかの設定も絡んできてめんどくさすぎなので、結局2本必要というのが結論。
僕が今持ってるストラトは計9本あるですが(アホw)、そのうち Fender Japan の2本で上記の2つのサウンドは得られたかなと思ってます。
鈴鳴り系は Fender Japan の1994年製 ST-62。Fender 40周年記念の Photo Flame ネックのやつ。
これすごい鈴鳴りなんだけど、粒がちゃんとはっきりしてるんですよね。
僕の自作 PU も結構鈴鳴りなんだけど、なんか音の粒がはっきりしないというか、少しフェイズってる感じがするんです。
その点 ST-62 はもっとはっきりしてて、SRV の音に近いです。
今度録音してアップします。
で、もう1本は 1993年製 Fender Japan の ST-57。こちらは買ったときすでになぜかフェライトの安PU交換されてて、イマイチだったので TEX-MEX に換装したものです。
この機種というか個体?不思議なんだけど、メイプルネック&アルダーボディでもう少し硬い音想像してたんだけど、ローズウッド指板の ST-62 よりマイルドなサウンドなんですよね。
最初 PU のせいかと思ったんだけど SSL-1 に換装しても変わりませんでした。謎。
そのときたまたま TEX-MEX の Road Worn の出物があったので買って取り付けたらうまくはまった感じです。
ブリッジだけで弾いてますがギラついてないですよね。かと言って太すぎず。
かなり気に入ってます。
ということで、この2本でもうストラトの音の基本はできてるんじゃね?と思うわけです。
あとはアンプ設定&エフェクターでどうにでもできるです。
で、あともう2本ストラトシェイプで気に入ってるのが、謎の Tokai ST-57 と P-90 化した Squire Affinity。
ST-57 は一度東海楽器に問い合わせたんですが「シリアル番号で製品管理していないのでわかりません。海外向けモデルの可能性あります」という返答。
おそらく2009年の製品と思うんだけど、その時点でさえシリアル番号で製品管理していなかったのね…
それはともかく、これが結構良いというか、セラミックPUで出力高くて前述の SSH 仕様のハムバッカー的な使い方できるんですよね。
音としては本家 Blacky に近いと言ったら褒めすぎか。
その分ネックPUは太すぎて使えないです。なのでネックだけ GOTOH に載せ替えてます。
これはこれで使えます。多分ライブ用に最適。やる予定ないけどw
そして P-90 化からネック交換まで行って、最終的にオリジナルのパーツはボディだけの Affinity。
これは P-90 ぽさが良くて、ほぼメインギター化してます。
机の横に置いてあるんで何気に手に取っちゃいますね。
これについてはまた後日。
上記のようにサウンド的には網羅しちゃってるんで、残りの5本は実験で使うか手放すかって感じ。
てな感じで整理できました。この4本あれば良いや。
あー、すっきりした。