先日のBLOGで紹介したギターブランドJimmy Walllas
この音を出したくて日々格闘しています。
あ、安ギターをいい音で鳴らしたいプロジェクト「鳴る安プロジェクト」とは別です。
おそらく5万以下のギターでは素材的に無理です。なによりネックの剛性が致命的と思います。
で、Jimmy Walllasを目指す素材のギターは、差し当たり2009年製Fujigen NST20と1993-4年製のFujigen期Fender JapanのST57-70の2台です。
NST20はローズウッドなので、むしろメローでもいいかということで、フェンジャパを主にいじってます。
これは木目に惚れて衝動買いしたものですが、まあ5万ちょっとという買値は当時の定価以下だし、コンディション的に妥当かと思います。
この機種はPUにUSAビンテージPUが付いてたはずですが、買った個体にはなんかよくわからないフェライトPUがついていました。
それでも別に音は悪くはなかったですが、それじゃぁせっかくのメイプル指板のネックとアルダーボディが泣きます。
なのでいの一番にやったのがダンカンSSL-1のセットに換えることでした。
これで結構ソリッドな音になったのですが、やっぱりJimmy Walllasのようなジャキジャキ感が足りない。
しかしどうすればいいのか、いまいちわかりません。
手っ取り早くエフェクター通せば近づけるかもしれませんが、多分ギラギラでベラい人工的音になる気がします。
やはり素材の音で出さないと「いい音」に聴こえないと思うので、悩みます。
ここは引き算だけで頑張りたいです。
そして、次にやったのが、ボリュームを500kΩのポットに交換です。
これでさらにブライトになりました。しかしまだ足りません。
ここで、ここまでの構成をおさらいしてみます。
・PUをSSL-1のセットに交換
・トーンはフロントとリアに有効、センターはトーンなしの配線に変更
・ボリュームを500kΩのポットに交換
・ボリュームにハイパス・スムーステーパー回路追加
みたいな感じです。
そこで今日はさらにフロント用トーンを切り離して500kΩにしてコンデンサーを0.022μFにしてみました。
つまりリア用に250kΩ+0.047μF、フロント用に500kΩ+0.022μFの構成で、トーン回路は別系統にしてみました。(リアはこれ以上ブライトにするとギラついちゃってやばいのでノーマルのままです)
こんな感じです。見た目アグリー!
これは結構効果ありましたね。かなりブライトになりました。
Jimmy Walllasにはまだ及ばないですが、Fenderのアンプなら設定でかなり近くできると思います。
NST20と比較すると、前はメローさの中に硬さがあるくらいの違いだったけど、いまは先入観なしで単純に聞き比べると別物です。
あと、今回ハイパス・スムーステーパー回路は外しました。特に深い意味はないです。フロントがかなりブライトになったので、トーンのファインチューニングでボリューム絞るのもありかなと思っただけです。
いずれ比較動画上げたいと思います。
追記
Bカーブの方がいいかもしれません。