水着と授乳の境界線 | カナダ移民のモントリ・イロイロ日記

カナダ移民のモントリ・イロイロ日記

カナダはモントリオールに移民して、
看護師目指して大学通いなおしてるアラサー女のブログです。
モントリオールの素敵なところや、大学生活、日々の出来事や出会いについて書いています。

最近娘を連れてよく市民プールで泳いでいます。
ここは移民が最初にたどり着く町、コートデネージュ(Côte-des-Neiges)。
裕福な人は住んでいないので、みんな公共の遊び場をフルに活用します。
そして、ここにはいろんな格好をした人がきます。

といっても、ほとんどの人は普通に水着を着てきますが、
一部のイスラム教の女の子だけ、頭にスカーフをしたまま入る!
そして、普通の水着は(ワンピースでも)露出が多すぎるからか、長い洋服のまま入る!
でも、逆に透けちゃって、お尻のラインとかその他諸々中身がもろ見えて、余計に露出してる!

勝手な想像だけど、それでも親と喧嘩になって、お互い妥協した結果だったりするんだろうか。
「そんなとこいっちゃだめ!」
「なんで?」
「肌を見せて、みっとものない!」
「だって友達が行くんだもん!楽しそう、あたしも行きたい!」
「まったくもう、しょうがない!じゃ、ちゃんとした格好でいきなさい!」
みたいな。
今まで何度かプールに行ったけど、洋服のまま入っているのはその子しか見たことないから。。。
移民の子供は常に母国の文化や宗教と移民先の文化の狭間に立たされ、親もどうしていいかわからなくてよく喧嘩になったりするからね。。。ま、いつの時代も親と子というものの間には常にジェネレーションギャップはあるわけだから、何を着ていいかだめか、とか、門限何時とか、男の子と付き合っていいかとか、移民に限ったことではないかもしれなけど。

でもほんと、あたしは昔から不思議でした。
なんで下着やブラでは人前で歩き回ってはいけないのに、パンツ・ブラと同じ範囲(場合によってはそれ以下)でしか身体を覆わない水着はOKなの?そう考えると服のままプールで泳ぐイスラム教の女の子のほうが正しい。

では、唐突ですが乳つながりの別ジャンルに移ります。
最近欧米では授乳を公共の場でしても良いか否かの話題によくなります。

ビールや車、服の宣伝など、女性の胸のイメージというのは、いろんなものの販売促進やセックスのアクセサリーとしては利用されるというのに、どうして近代(西洋)文化ではもとの役割である授乳に対して抵抗を持つんだろうか。

トイレでしろ、とか、
毛布をかぶせてやれ、とか、
おっぱいは家でやれ、とか、
言われる人はいろいろ言われるそうです。

あたしは本当におかしいと思います。

はっきりいって、授乳している母親は子供がおなかすかせないおうに、外で泣き喚いて周りの人に迷惑をかけないことに必死で、乳が人に見えるかなんて気にしている余裕はないんです。だから、もし一瞬見えちゃって、居心地が悪くなるようでしたら、他のとこを見てて下さい!
って授乳活動家の人たちは言ってます。
私もそう思います。
授乳中の頃はよく「あたしの乳はもはや自動販売機やウォータークーラーと同じ扱いでいいんす。」と説明していました。

いやはや、水着といい、授乳といい、TPOによってなんでこんなに扱いが変わるかしら。不思議です。
かといって、女性運動とかいって、トップレスのパレードに参加する女性もどうかと思うし。。。


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