中国語のクラスで、フランス語がうまくなってきた話。
文法や単語はさんざん勉強してきたけど、結局喋る機会がなくて今まで自信持って「フランス語しゃべれます」っていえなかったけど、
最近かわってきた!
マニアックな教科にはマニアックな人が集まってくる。
フランス語で、中国語が一緒のクラスの子に世間話できるようになってきたのがとっても楽しい。
クラスのメンバーもなんとも言えないキャラがそろってて素敵。
フランス人で、たまにベトナム国旗のいかにも共産主義!って感じの帽子をかぶってくる子は、お調子もので、いつも和ませてくれる。彼の素っ頓狂な質問のお陰で一日目からみんな緊張がほぐれた。
一人いる70歳くらいのケベコワのおじいさんも、いい味出してる。あの年になってからの耳や口の調整や本当に難しい。どうしてもPin yin (ローマ字表記)のHが発音できない。(フランス語でHは必ずサイレントだから。)声調もなんど頑張っても、できてない。でも一生懸命やってて、かっこいい。
あと、中国系の女の子が4人。みんなぜんぜんわかんないって言い張ってるけど、絶対家で親とかおじいちゃんおばあちゃんとかがしゃべってたの聞いてるはずだから、簡単なAを取りにきていることは見え見え。でもみんなかわいいし、感じがいい子たちだから一緒に勉強して楽しいし、教えてもらってる。
でも漢字に関しては、先生よりあたしのほうが上手に説明できることもあって、得意になれる。簡略字しか使わない中国本土出身の先生より、日本語で使う漢字の方が古いから、字の成り立ちとかが説明できる。理由がわかれば、覚えやすい。クラスメートに何か教えてあげられるって、少し誰かの役に立てた気がして、気持ちいい。
政治学を勉強しているという子も、国際関係で修士号をやっているという子も、「中国語、難しいね!」っていう愚痴の合間に、私の話にも興味を持って聞いてくれて、楽しい。なんでモントリオールにいるのか、とかなんで看護学校に入るの?とか、でもやっぱりフランス語もすごいうまいね、って言われると一番うれしい♪