mespesadoさん~財政の黒字ってどういうこと? 財政赤字って、別に大した問題では無いけどな | へっぴりごし

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つれづれなるままに・・・

井戸端談義のネタにでも

誤字脱字が多いのは、年のせいにします。w

 

mespesadoさんの教え↓↓

日本の「財政赤字」というと、何か過去からずーっと赤字体質だったと思う人もいるかもしれませんが

(特に若い世代)、

実は高度成長期の一時期、日本の国家財政は「財政黒字」だったのです。
そして、これを「昔の日本は健全経営だった」と懐かしむ人もいます。
 この財政黒字、なぜそうなったかというと、
経済はどんどん発展し、企業は作れば作っただけ売れ、収益も増えるので、企業も家計も収入が増え、

その結果、税率が変わらなくても「税収」は増え続けたからです。

 ところで高度成長期ですから、経済活動はどんどん活発になってくるので、
市中に流通している通貨量も増え続けていました。
 そうすると…、あれ?変じゃないか!
 国家財政が「黒字」ということは通貨発行量より回収量の方が多いということ。
それなのに何で流通している通貨量が増えるの?
 答は「信用創造」
 企業はいくら売っても需要が増え続けるので、生産を拡大するために設備投資をし続けました。
しかし設備投資には膨大な資金が要るので銀行から借金したり株や社債を発行して資金需要を満たしました。

そう。企業は膨大な借金をし続けたのです
 一般に、誰かが借金をするとオカネが増えます。
なぜなら借金の借用証書(社債も銀行からの借金もそうだし、株券も有価証券として扱われますから
株の発行も一種の借金です)が新たにオカネとして通用するからです。

 つまり、企業の借金による流通する通貨が増え、

その信用創造による増加金額が経済活動の活発化により必要になった通貨の増加分を上回ったので、
その分が税金として国家に回収され、「財政黒字」になったのです。
ですから、この

「財政黒字」は高度成長の必然的な現象であり、

別に高度成長期の財政が「健全」であったから「黒字」だった、というわけではありません。

 

↓↓超ざっくりですが、へっぴりごしさんの理解しているイメージなど

 

 

通貨回収を国家の収入と位置づけて(主に税収や健康保険料、国債発行など)が

通貨発行を国家の支出(国債回収を含む予算執行など)であることを前提として、

国家財政が黒字とか赤字という概念が定着していますが、

 

 財政赤字って言っても、今の日本では何も問題無いんですよね~。(笑)

 

蛇足:

上記の図から分かる事は、昨今の企業内部留保が貯まり過ぎ、銀行が儲からない構造が見える?

財政黒字(≒通貨回収が多い)の時は、金融機関の融資への需要が多いので、銀行は儲かる。
財政赤字(≒通貨回収が少ない)の時は、民間内部留保が貯まる一方なので、銀行は儲からない。