朗読してほしい人物は?
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元禄ニ年、四十六歳の松尾芭蕉は門人河合曾良と共に『奥の細道』の旅へ出発します。
深川の庵を出発し奥羽、北陸を経て美濃の大垣まで全行程約600里(2400キロメートル)、日数約150日間にわたる壮大な旅です。
それは西行、能因といった過去の文人たちの魂に触れる旅であり、ロマン溢れる歌枕の地を訪ねる旅でした。
「奥の細道」は、この旅を下敷きに文学的虚構を加え構成に工夫を凝らし、五年の歳月を経て完成され、芭蕉の死後の元禄15年京都の井筒屋から刊行されました。
紀行文学の代表作といわれます。