ゲーセンに行ったらぬいぐるみ狙っちゃう？
▼本日限定！ブログスタンプ
テディベアは子ども向けのおもちゃなので、誕生は子どもの愛らしいエピソードから始まる…と思われそうですが、実際は政治の世界で権力を持つ一人の大人がきっかけ。
1902年、第26代アメリカ合衆国であったセオドア・ルーズベルトは熊狩りに出かけました。
瀕死状態の熊にとどめを刺す瞬間、狩りに同行した部下が、仕留めた熊の息の根を止めるようルーズベルトに勧めたのです。
最後に大統領の見せ場を演出するためでしたが、彼は良心と正義感から、熊を殺しませんでした。
この顛末は狩りに同行していた新聞記者によって記事になり、多くの人々に知れ渡りました。
もちろん、「いい話」として広まり、ルーズベルトの人気に一役買ったことは確か。
こうした中、この話を耳にしたアメリカの菓子店の経営者、モリス・ミットムは記事に掲載された熊のイラストを元にぬいぐるみを制作。
ぬいぐるみに付けた名前はルーズベルトのニックネーム「テディ」から取って「テディベア」とされ、店先に飾られました。テディベアの誕生です。