会場内には1370mmの軌道線およそ500mが敷かれ、人々を有料で試乗させたところ大評判となり、これがきっかけとなり各方面で電気鉄道の人気が高まり、東京でも敷設の申請が出されますが、政府の許可は下りませんでした。
一方、京都市では琵琶湖疏水を使った水力発電の活用策として、電気鉄道の建設が具体的に検討されていました。
この計画が認可され、1895年に京都電気鉄道伏見線(七条停車場前~伏見町京橋下油掛通間)としての運行が開始され、京都電気鉄道として日本で初めての路面電車の営業運転となりました。
これは日本で初めての電気鉄道でもありましたが、その後、京都電気鉄道は京都市に買収され、京都市営電気鉄道となりました。