要するに、ペンを立てるとインクが、インク管とボールの隙間から ボタボタ落ちてくる状態でしょうか
![!?](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
1888年には特許も取りましたが、実用化されないまま特許の有効期限は切れてしまったようです。
実用化されなかった事もあり、この発明については、ボールペンの元祖として記載している文献と記載していない文献に分かれています。
1884年と言えば明治17年。その頃には既にシャープペンシルは、ドイツなどで大量生産がされていました。
実用に耐えるボールペンの開発は、1884年のジョン・ラウドによる発明から50年以上を経た1938年になって、初めて実現します。
ユダヤ系のハンガリー人で新聞校正員をしていたラディスラオ・ピロは、新聞印刷に使われるインクが素早く乾き、紙が乾いたまま保たれ、滲みもないことに気づきました。
最初はそのインクを万年筆に入れて試してみましたが、粘性が強すぎてペン先までインクが伝わりませんでした。
そこで彼はそのインクをボールペンに転用し、化学者であった弟ジョージとともに、回転するボールを使ってインクを誘導するボールペンの原型を開発完成させました。
ラウドの発明ではインクがこぼれ落ちてくる事が問題だったのですが、細いインク管を使い、インクの粘度を上げる事によってインクが落ちてこないようにする事に成功したのです。