こんこんじゃなくて、こんこなんですね。
こんこは「こうこ」という昔の言葉が変形したもので「来い」という意味。
つまり「雪やこんこ」は訳すると「雪よ、もっと降れ」になります。
雪やこんこ 霰やこんこ
降っては 降っては
ずんずん 積る
山も野原も 綿帽子かぶり
枯木残らず 花が咲く
雪やこんこ 霰やこんこ
降っても 降っても
まだ降り やまぬ
犬は喜び 庭駆けまわり
猫はこたつで 丸くなる
もともと尋常小学校(昔の小学校全般のこと)の2年生の為に文部省が発行した歌集に載っていたもので作詞者、作曲者共に不明です。
あまりに楽しく平和すぎる歌だということで戦時中は歌集から削除され、戦後には再び掲載されたという歴史があり、当時の日本政府の動向が垣間見れます。