「道義×大ブルックナー特別展×大フィル」井上道義ザ・ファイナル カウントダウンVol.4 | 山本バイオリン教室(ヤマトのブログ)

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今日は、「道義×大ブルックナー特別展×大フィル」井上道義ザ・ファイナル・カウントダウンVol.4を聞きに、大阪のザ・シンフォニーホールへ行きました。

 

井上道義さんは有名な指揮者ですが、僕は実際に見たことはなく、今年いっぱいで指揮活動を引退されるとのことで、これは是が非でも聞いておかないとと思ってチケットを購入しました。

 

指揮:井上道義

管弦楽:大阪フィルハーモニー管弦楽団

 

プログラム

モーツァルト:交響曲第25番

==========休憩===========

ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)

 

僕がこのコンサートに行こうと決めたときには、もう既にいい席は埋まっていて、空いている中ではましな場所から聴きました。

(かなり右よりでしたが(^_^;)

(赤く記している場所から聴きました)

 

夕べはあまり眠れず、寝不足であまり体調もよくありませんでしたが、なんと指揮者の井上道義さんは僕よりもっと具合が悪かったようです。

 

というのは、1曲目のモーツァルトの有名な交響曲第25番の第1楽章が終わると、井上さんはくるっと、客席の方に向きを変えられ

「いや~しんどい。朝比奈さん並に歳を感じる。持病の尿路結石が3日ほど前から痛みだしてちょっと、ここで前半を終わらせてもらいます。みなさんもブルックナーのほうが聴きたいでしょ?ここで休憩にしてちょっと休ませてください」

とスピーチされたら、何故か客席から拍手が起こってみなさん優しいなぁと思っていたら、僕が座っている近くで

「チケット代返せ」って声も聞こえましたw

でも前半がモーツァルトの交響曲第25番の第1楽章のみという異例な演奏会になり、ちょっとびっくりでした。

 

休憩が終わり、写真のようにステージ上が大編成にかわり、井上さんも堂々と登場されました。

実は、ブルックナーの生演奏を聞いたのは今日が初めてでしたが、管弦楽の素晴らしい響きにゾクゾクしました。

はじめの方は寝不足であまりちゃんと聞けなかったのですが、第3楽章からは聞き覚えがあり、井上さんの熱気のある指揮と大フィルの分厚いサウンドが本領を発揮していてメチャクチャ素晴らしかったです!!

演奏が終わると熱い拍手と「ブラボー」の嵐。

僕も一度井上さんが客席にぐっと近づいて手を広げられたときに「ブラボー」と叫びました。

大勢が叫んでいるので殆ど聞こえていなかったと思いますがw

 

井上道義さんは体調が悪い中、ステージでは元気いっぱいに振る舞っておられました。

今年いっぱいで引退されるとのことで非常に残念ですが、お身体をお大事にして体調を整えられて有意義な第2の人生を歩んでほしいなぁと切に願います。