今日は、午前中に一人レッスンをして急いで大阪フィルの「マチネシンフォニーVol.31」を聴きにザ・シンフォニーホールまで行ってきました♪
指揮:マティアス・バーメルト
バイオリン:神尾真由子
大阪フィルハーモニー交響楽団
プログラム
メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
バイオリンアンコール
バッハ:無伴奏バイオリンパルティータ第3番より
「プレリュード」
==========休憩===========
ブラームス:交響曲第3番
今日はバイオリン協奏曲を聞くにはメチャクチャいい席を確保していました^^
(赤く記している場所から聴きました)
今日の演奏会はメインはブラームスだとは思いますが、自分的にも多くの人が2007年に第13回チャイコフスキーコンクールで優勝した神尾真由子さんのメンコンが目当てだったのに違いありません♪
僕もまだ生で神尾さんの演奏を聴いたことがなかったので、喜び勇んで大阪まで自動車で向かったのですが、なんと駐車場が満車><
これでシンフォニーホールが満車で待つことは4回目なのですが、今日は2台並んでいました。
この駐車場はシンフォニーホール専用ではなく、一般の月極の方もいらして、満車でも待っているとチラホラと出庫して1台づつ入れる仕組みになっているのですが、今日は平日ということもあったのかもしれませんが、中々進まない><
待つこと1時間、開場前5分前でギリギリ空いてホッとしました(^_^;)
神尾さんは今日は真っ黒のドレスで登場されました^^
昔、N響アワーの放送で神尾さんのソロで確かプロコフィエフのバイオリン協奏曲を演奏された時、当時のコンマスの堀正文さんが、演奏後に神尾さんの演奏について「いや、とにかく強いですよ」
とおっしゃっていたのを記憶しています。
TVやCDを聴いていてもなるほど、強い演奏だなぁということはわかります。
しかし実際目の前で演奏を聞くと本当に強いことが体感でわかりました!
はじめの有名なメロディはP(ピアノ)で美しく演奏を開始され、その後オクターブのところでは物凄く強く熱気に溢れた演奏をされて、「オオ、これだ~」
って感じました。
強いところは本当に弦にかかるテンションが強く、1731年製のストラディバリウス「Rubinoff」が神尾さんの強い演奏に見事に応えて底鳴りしていてその深い音に感動しました!!
カデンツァもお見事で、アルベジオのスピッカートも完璧でした。
2楽章は情熱的に歌いこんでうっとりしました。
3楽章も完璧な技術で深い音を響かせながら軽快で見事にフィナーレまで決められました!!
もちろん、客席からは熱い拍手と「ブラボー」が聞こえました!
こんな素晴らしいメンコンを聴いたのは初めてです(^o^)
そして、アンコールはなんと僕が学生のときに試験で演奏して今でもよく練習しているバッハ作曲無伴奏パルティータ第3番より「プレリュード」でした!!
この曲はどちらかというと機械的な演奏をされる人が殆どだとおもいますが、多少ミスはあったものの神尾さんはこの曲でも強く情熱的に演奏されて本当に、この曲を選んでくれてありがとうって言いたかったですね^^
大フィルの演奏でブラームスの交響曲の第1番は京都コンサートホールとシンフォニーホールで2度聴いたことがありましたが、今日聴いた第3番も重厚で大フィルらしい良い演奏でした♪
神尾さんのアンコールを引き立てるためか、大フィルのアンコールはありませんでした。
日本を代表する女性バイオリニストは他に五嶋みどりさんや庄司さやかさん、諏訪内晶子さんなどたくさんいらっしゃいますが、その一人神尾さんの情熱的で強い演奏が聞けたのがとても嬉しいです☆
10月には京都コンサートホールの小ホールで上原彩子さんとのDUOリサイタルも聞きに行く予定で、今日の演奏を聴いて益々楽しみになってきました^^