今日は日本を代表する巨匠、清水和音さんのリサイタルを聞きにザ・シンフォニーホールに行ってきました。
ピアノ:清水和音
プログラム
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア
ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番
=========休憩============
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
アンコール
ショパン:ノクターン第10番
ショパン:英雄ポロネーズ
先週聴いた、上原彩子さんのリサイタルで聴いた座席の真後ろで、鍵盤がよく見えていい席でした♪
赤く印した場所から聞きました。
いや~~~、今日はあまりの清水さんの迫力にぶったまげました!!
はじめのレスピーギではあまり感じなかったのですが、ベートーヴェンの力強い迫力はすごかったです。
何よりも凄かったのは後半のメインプログラム、ムソルグスキーの「展覧会の絵」。
僕はこの曲はラヴェルが管弦楽用に編曲したのよりこの原曲のピアノ版が好きで、よくCDなどを聴いているのですが、清水和音さんの演奏は凄まじい音圧と音量で、左手の重厚さは普通では考えられないほどでした。
僕はこの一年、このシンフォニーホールのスタインウェイは何度も聞いているのですが、こんなに大きい音を出した人は今までいませんでした。
もう、ピアノがぶっ壊れるかもしれないというくらいの音量でまさに、スタインウェイの持つポテンシャルを全て出し尽くせる人だと思いました(*_*)
それもうるさい鳴り方ではなく、ずっしりとした重厚感、また演奏技術の安定感、ミスタッチの少なさ、音楽の運び方、どれをとっても申し分なく最後は思わず、「ブラボー」と叫びました!
僕だけではなく、お隣のおばちゃんも、真後ろの人も大勢の人が叫んでいて、とにかく凄い「展覧会の絵」でした!!
アンコールの「英雄ポロネーズ」もまさに清水さんにはうってつけの迫力で堂々と躍動感のある演奏でした。
来年の3月にはヴァイオリニストの三浦文彰さんとのDUOコンサートも聞きに行く予定で、益々楽しみになってきました(^^)