いじめ対策Part3 「原因を知ることが、解決へつながる」 | HSP HSC 敏感でもっとしあわせなひとになれる♪

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       岡田奈美子(公認心理師・スクールカウンセラー) 

 

こんにちは、岡田 奈美子です。

 

 
いじめ対策Part3
「いじめられた原因を知ることが、解決へつながる」

 
原因を見つけるとは、「誰が悪いのか」と犯人探しをすることではありません。
 
どうして「いじめ」が起こったのかを、見つけることです。
 
なぜなら、誰がしたか、どうしていじめをしたかがわかると、解決につながるからです。
 
ひどいいじめでも
 
最初は、ささいなことが原因で、はじまったことかもしれません。
 
直接のきっかけはどうであれ
 
普段からイライラしている子が、気持ちのはけ口として、大人しい子をターゲットにする。
 
そういうケースが多いです。
 
いじめた原因を見つけることは、学校の先生たちに、して頂くことがほとんどです。
 
その際、以下のことを、伝えて下さい。
 
(ここから下は、学校や他の機関にしていただきたいことです。
 
いじめにあわれた方やご家族が読むと、不快に感じる部分があるかもしれません。)
 
【学校の先生方へ】
 
いじめをする方は、幸せじゃありません。
 
朝起きて「今日もハッピー!さぁ、いじめをしよう!」なんて思う子はいません。
 
自分がしあわせじゃないから、誰かにそのイライラをぶつけるのです。
 
いじめをする子は、孤独で、さみしいのです。
 
そんな子に「君はいけないことをしたのだ。反省しなさい」

「もう二度としてはいけない。わかったね」と注意をするだけなら、どうなるでしょう?
 
その子は、もっとさみしくなり、やり場のない孤独感から、

水面下で、いじめをするようになります。
 
だから、根本解決には
 
・その子にやさしい気持ちを送る
 
・その子がいじめをせざるを得ないほど、そんな気持ちでいることに寄りそって理解する
 
その子の言い分を、しっかりやさしく聴いて、その子の気持ちをあたためる
 
 
 
その上で
 
①いじめというやり方は絶対やめること、
 
②その理由は、する側・される側双方のこころを傷つけること
 
③もっと他に、自分を表現し、認められることがあると教えること
 
をしっかり伝えていくと、次第にその子の心に入ります。
 

「君は、いじめて、ふさわしい人なんかじゃない。

 

もっと、君らしい力を使える場所を探そう。」と言ってあげて下さい。

 
家庭環境やその他の事情で、気持ちがすさんでしまう子はいます。
 
だから、厳重注意の前に、その子がどうしてそんなことをせざるを得なかったのか
 
その子の気持ちを聴いて、受け入れて、あたためてあげて下さい。
 
そういう先生からの、厳しい指導なら、きっと子どもも素直になれるに違いありません。
 
イソップ童話の「北風と太陽」のように
 
冷たい風で、子どもを改心させようとしても、効果はないです。
 
あたたかい太陽の光のように、子どもの心を温めて
 
子どもが自然にこころを変えたくなる関わりをしてあげて下さい。
 
以上です。
 

 

いじめられた方は、二度とそんな目にあわないような子どもになることが、最優先です。

 
次は、どうやって「二度といじめにあわない子になるか」です。


今日もありがとうございました。    

    子どもメンタル研究所  
岡田 奈美子   
    (小学校・中学校 スクールカウンセラー)     

                             

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