お寺さんでは | ドット模様のくつ底

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奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。

こんばんは。

大和真奈です。
 
今日は想像の世界のお話。
 
私はお寺の取材をしているとき、
お坊様と、ゆかりの仏様をフレームインさせて
考えてしまっていることがあります。
不思議なものでそうすると、自分が今置かれている状況が
妙に納得できたりするのですよね。
 
何故自分が今、このお坊様とご縁をいただいたのか。
そして自分がここに呼ばれたことには何か意味があるのではなかろうか。
などなど良くも悪くも、想像の世界が広がってゆくのです。
 
わかりやすい例としてはですね、
先週の取材で、ご本尊を撮影する時のこと。
取材対象はご本尊ではなく、他のお堂に安置されている仏像で、
すでに撮影済みでした。
ですが、念のためご住職にお願いして
ご本尊を撮影させていただこうとしたら、
お供え物を乗せている台でコツンと頭を打ったのです。。
ご本尊にやめておきなさいと言われた気がしました。
 
ご住職にとっては、本来の宗派ではない仏様の取材です。
その上、ご本尊を押さえで撮影しておこうと欲を出したことが
いけなかったのではないかと。。
 
こういうときに、段取りや押さえなどと、こちらの都合だけで考えず、
何事も心で向き合わなければならないと実感します。
 
ご縁をいただくのはご住職であったりするので
一見すると「人」とのつながりなのですが、
取材では仏様を通じて、そんなことを想像しています。