吉野山へ | ドット模様のくつ底

ドット模様のくつ底

奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。




吉野山へ行ってきました。

1週間前くらいだったので
紅葉の色づきはまだこれからといった状態でしたが、
今週は綺麗に紅葉しているでしょうね。






金峯山寺 蔵王堂にてご開帳中(~30日まで)
の、
秘仏ご本尊 金剛蔵王権現様にお会いしてきました。

権現様の肌の色は「青」。

一見、恐ろしい形相をしていますが、
実は慈悲深い仏様でいらっしゃるのです。




(以下、『OKUGAKE』の写真集
田中利典様と白洲信哉様の対談より)

蔵王権現様の肌の色は「仏の慈悲」を表す色です。
自然の恩恵を色として表現したものです。
怖ろしい顔つきは自然への脅威を表しています。
日本人は自然の恩恵と脅威のなかで、
大波を漂う小舟のように翻弄されながら生きてきた歴史があり、
恩恵と脅威をそのまま表現すると、きわめて異様なものに
なるような気がします。


(以下、『学べる!世界遺産の本』田中利典氏本文よりまとめの上引用)

日本の神様は和魂(にぎみたま)と荒魂(あらみたま)というように、
穏やかなものと荒々しいものという二面性を持っています。
これにより「怒」という怒りの姿と、「恕」(じょ)という慈悲を表わす肌の色という
二面性をお備えになっておられるのです。






帰り際に鮎の塩焼きを
おやつにいただきました。


骨ごと全部食べられるんですよね。

美味しかったです。


それでは今日も皆様にとって、
良い1日となりますように。