「お釈迦様はあきらめが悪いお方だった。だから悟られたのだ。」
元駒澤大学学長 ・曹洞宗僧侶の奈良康明先生の言葉。
この言葉は、
薬師寺・執事の大谷徹奘師のご著書
『静思のすすめ』(文春新書)で紹介されていました。
「あきらめが悪いこと」そして「悩むこと」
この二つが実は人間を成長させる種であり、
あきらめが悪く、悩みが深いからこそ考えて前へ進もうとします。
この「よく考える」ことを
仏教では「静慮(じょうりょ)」あるいは
「静思(じょうし)」というのだそうです。
また、徹奘師は
『自分で選んだ道なのに』(イーストプレス)で
こうも言っていらっしゃいます。
「あきらめがいい」
「求め方が弱い」
どっちだろう。
何かをあきらめようと思ったときに、思い出したい言葉です。
それでは今日も皆様が
健康で幸せに過ごせますように。