文化庁 国語に関する世論調査 | ドット模様のくつ底

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福祉的な目線から心の問題を考えています。


昨日、ニュースで
文化庁平成24年度「国語に関する世論調査」の
調査結果の一部が
取り上げられていたので、

私も気になり文化庁の

HP をチェックしてきました

特に気になる結果だけピックアップしようと思います。

1~6までアンケート結果が続き・・・

p16~

7.の同訓の漢字の使い方について

*文章を書くとき漢字の選び方で迷うことはあるか、それともないか
の質問では75%の人があると回答していました。

*漢字に直すとしたらどれを使うか

では、

(1)会議で決をとる

(2)痛みがおさまる

(3)標高をはか

(4)役に立つ本をすすめる

(5)委員長をつとめる

この場合どの漢字を使うかという質問で、

(1)は「採る」
(2)は「治まる」
(3)は「測る」
(4)は「薦める」
(5)は「務める」


と回答した人がもっとも多かったそうです。


8.5つの言い方の認知と使用

(1)きんきんに冷えたビール

(2)パソコンがさくさく動く

(3)ざっくりとした説明

(4)気持ちがほっこりする

(5)うるうると瞳が動く


この5つの言い方を聞いたことがあるか、
または使うことがあるかの質問では、


聞いたことがある」と回答した人の割合が
最も高かったのは、「うるうるとした瞳」(85.1%)。

一方,「パソコンがさくさく動く」(38.3%)は4割弱。


また,「聞いたことがある」と答えた人たちに、
それぞれの言葉を使うことがあるかを尋ねたところ、

「使ったことがある」と回答した人の
割合が最も高かったのは「うるうるとした瞳」(全体の49.5%)
という結果だったそうです。



9.言葉の意味

こちらの項目では・・・

【役不足】 例文:彼には役不足の仕事だ

(ア) 本人の力量に対して役目が重すぎること・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51.0%
(イ) 本人の力量に対して役目が軽すぎること・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41.6%
(ア)と(イ)の両方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.5%
(ア),(イ)とは全く別の意味・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.6%
分からない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.4%


【流れに棹(さお)さす】 例文:その発言は流れに棹さすものだ

(ア)傾向に逆らって,ある事柄の勢いを失わせるような行為をする・・59.4%
(イ)傾向に乗って,ある事柄の勢いを増すような行為をする・・・・・・・・23.4%
(ア)と(イ)の両方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.6%
(ア),(イ)とは全く別の意味・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.4%
分からない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14.2%


【気が置けない】 例文:その人は気が置けない人ですね。

(ア)相手に対して気配りや遠慮をしなくてよい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42.7%
(イ)相手に対して気配りや遠慮をしなくてはならない・・・・・・・・・・・・・・47.6%
(ア)と(イ)の両方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.2%
(ア),(イ)とは全く別の意味・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4.7%
分からない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.8%

【潮時】 例文:そろそろ潮時だ。

(ア)ちょうどいい時期・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60.0%
(イ)ものごとの終わり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36.1%
(ア)と(イ)の両方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.5%
(ア),(イ)とは全く別の意味・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.4%
分からない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0%

【噴飯もの】 例文:彼の発言は噴飯ものだ。

(ア) 腹立たしくて仕方ないこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49.0%
(イ) おかしくてたまらないこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19.7%
(ア)と(イ)の両方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.1%
(ア),(イ)とは全く別の意味・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.8%
分からない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27.4%



このような結果だったそうです。



「きんきん」に冷えたビールとか、
パソコンがさくさく~、ざっくり説明、
ほっこり~、うるうる~なんて、
私もよく使っていますが、

これは流行り言葉なのでしょうね。

あと、「噴飯もの」という言葉をいろんなところで目にしますが、
「おかしくてたまらないこと」という意味で使用されていたのでしょうか。

「噴飯」は、辞書によると
「食べかけのご飯をおかしくて思わず噴き出してしまうこと」
という意味が書かれていますが、

何となく字づらだけ見て、ご飯の噴火!!!
なんてことで?
ちゃぶ台ひっくり返す(笑)イメージが・・・

あるのは私だけですね(笑)失礼しました~。


それでは、今日も皆様が健康で幸せに過ごせますように。