おとぎの国からやってくる子どもたち③ | ドット模様のくつ底

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奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。

(再掲載です)


フレーベルの著書『人間の教育』から


(ごく一部なので、参考になるかはわかりませんが。。。)




こちらは近代の保育思想の頂点にたつ作品


だと言われています。




幼児期の人間は、身体と精神や、


肉体と魂の場合のように、


まだ語と事物の分離ができず、


同一のものと考えている。




フレーベルはこの時期ならではの


「遊戯」の必要性を述べている。




「遊戯すること、ないし遊戯は、


幼児の発達、つまりこの時期の


人間の発達の最高の段階である。




内なるものの、必要と要求に


基づくところの自由な表現に


他ならないからである。




遊戯はこの段階の人間の


最も純粋な精神的所産であり、


同時に人間の生命全体の、


人間およびすべての事物のなかに


潜むところの内的なものや、


秘められた自然の生命の、原型であり模写である。




それゆえ遊戯は、喜びや自由や満足や自己の


内外の平安や世界との和合を生みだすのである。




あらゆる善の源泉は、遊戯のなかにあり、


遊戯から生じてくる。




力いっぱいにまた自発的に、黙々と、


忍耐強い、他人の幸福と自分の幸福のために、


献身的に尽くすような人間になるのであろう。




子どもの生命のもっとも美しい表われは、


遊戯中の子どもではなかろうか」




「このように、自然や遊具を利用して遊戯を育み、


人間すべての力やすべての素質を満足させることが


できるような能力を、


人間の四肢や器官のすべてに付与すること、


これが両親や家庭や家族の範囲内で


行われる母親および、父親による


児童保育の対象であり目的である。




両親や子どもの保育者は、幼児期の人間が、


そのもとで生長してゆくところの


食糧や身体の必需品が、


単純で適度なものであればあるほど、


つまりえりごのみのない


人間の本性に適うものであるほど、


将来の人間はあらゆる面にわたって、


幸福であり、強壮であり、


また本来の意味で真に創造的であろう」






ごく一部を書きだしたに過ぎないので、


参考になるかはわかりませんが・・・・・




少なくとも言えることは、


幼児教育従事者(資格所有者)は、


皆この本を読んでいるはずです。




子育て中の方で、


「そんなことわかってるよ!」っておっしゃる方は、


素晴らしい!!と思います。