おとぎの国からやってくる子どもたち② | ドット模様のくつ底

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奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。

(再掲載です)

「子どもは5歳までに、その生涯に学ぶすべてのことを学び終える」




フレーベルのことばです。




フレーベルは幼稚園の創始者で、


その生涯を幼児教育の研究に注ぎました。


彼の保育理論は、今もなお世界と、そして日本の幼児教育に


多大な影響を与えているんです。


ほぼ幼稚園はこちらの理念に基づいて設立していると言って過言でないほど。


創始者ですから当然といえば当然かもしれませんね。




(ルソーの思想とは自然から学ぶという点では共通するものの、

社会と切り離すか社会を意識して集団生活を通して社会性を身に就つけるか

という点に違いがあります、モンテッソ―リとは共通する部分があり・・・

再度学び直さないと)




今日は奈良の西大寺幼稚園の谷口副園長先生のお言葉を


掲載させて頂こうと思います。

(西大寺境内にある幼稚園で、海龍王寺の石川重元師や、ジャニーズの堂本剛さんなど、立派な方が多くご卒園されています。)


以前取材をさせて頂いた際、


フレーベルのお話をしておられたのを


思い出しました。






「昔から子育ての基本は変わっていません。


愛情と環境は子育てに欠くことのできないことです。


子どもは常に伸びていく可能性を秘めています。




周りの大人が先回りをして


「ああしなさい。こうしなさい」では


伸びようとする芽も摘みかねません。




子どもをよく見極める目と冷静で温かい心で


自分で考える力・つくり出す力を切り開いていけるように


応援したいものです。




子ども自身がからだを通して感じとる


豊かな体験は成長の糧となる大切なことと思います。


幼児期は生涯にわたる人間形成のもとになる時期であり、


短い期間です。




一日たりともおろそかにせず、笑顔いっぱい、


愛情いっぱいの中で育ちを応援し、


自ら生きる力を育てていきたいものです」。






フリードリッヒ フレーベル




幼稚園