昨日、先輩のお店訪問の第4弾として「PEEP ZOOM」に行かせて頂きました。それはそれは可愛い子供靴がきれいに展示されていて、飾り物にほしいと思われる靴も多くありました。気持ちよく受け入れて下さった、中高57回生 吉岡さんに心より御礼申し上げます。
尚、お店訪問の様子は、中高ホームページで紹介されています。是非ご覧くださいませ。
8/2の「つぶやき9」に書きました、高3の要望について、11/3にユニバーサルスタジオジャパンに行くことが決まったようです。個々には何度か行ったと思いますが、皆で行きたい、集合写真が撮りたいという事でしたので、良かったと安堵しました。たった一日ですが、どうか3年間の良い思い出になりますように、そして、楽しく充実した日でありますようにと願っています。
さて、そろそろ私学入試の学校を絞る日が来ると思われます。山手は今まで苦戦が続いていました。原因は色々ありましたが、昨年度、本年度と、新校長のもとでほぼすべて改良され、以前の山手に戻っています。例えば、進学一本に絞っていましたが、山手の立ち位置は?と考えた時、進学だけは他校も多くあり、プラス何かを考えなければならなかったのです。
例えばここ数年、慶応や早稲田をはじめ、「お嬢様部」なるものができ、調べてみますと、多くの学校(大学80校、高校17校)が、この「お嬢様部」をつくっています。この風潮は、やはり勉強だけでない何かを求めている方が多いのではないでしょうか?お嬢様?いえ、今更言わなくても、山手はもともとお嬢様学校だったのです。こう言いますと反発もあることは承知していますが、お嬢様の意味を考えてみますに、言葉遣い、立ち居振舞い、また他者に寄り添い、気持ちを汲み取る、そしてどこに出ても自分の言葉(“ごきげんよう”などではなく)で話すことができるなど、ナヨナヨしたイメージのお嬢様ではなく、深い意味でのお嬢様を示すのではないかと考えます。実際、私の友人が宮中晩餐会に出席し、天皇陛下やほかの皇族方にお目にかかっても、決して臆することなくお話、挨拶ができた、これは「中高を山手で育ち、基礎の人間性を付けて下さったおかげ」と言っています。
私は以前、1年半ほどカナダに住んでいたことがあります。その時、私よりはるかに“へた”と思われる字ですが、書道教室なるものを開いていた日本人女性がいて、多くの現地の生徒さんがいました。墨をすって筆で書く漢字がブームのようでした。また、旅行に行きますと、旅館などでは今、“お点前”が大流行りですね。従業員を習いに行かせてますと仰る経営者もいました。
山手は他に見ることのないような広い日本作法室があり、習字、お茶、お花なども、プラス何かの武器になるのではないかと思います。
コロナ禍では無理ですが、グローバルな世の中、海外へ行く機会も多いと思われますが、その場合でも、この基本が役に立つのではないかと思います。
長々と書きましたが、山手は勉学以外の何かを一つ掴み、将来に役立て、どんな世界に出ても有意義な生涯を送れる下地を作ってくれると信じております。
会長 良河文代