後輩教師に「激辛カレー」を食べさせたり、目に塗り込んだりした神戸市東須磨小学校
加害教員代表(?)の謝罪の言葉です。
『子どもたちに対しては、こんな形になって申し訳ないです。子どもたちを精いっぱい愛してきたつもりですが、他の職員を傷つけることになり、子どもたちの前に出られなくなり、申し訳ありません。私の行動で、迷惑をかけてしまったことに対して、本当に申し訳ないと思っています。 被害教員に対しては、ただ申し訳ないというしかありません。被害教員のご家族に画像を見せられ、入院までしている事実と、苦しんでいる事実を知りました。本当にそれまでは、被害教員には自分の思いがあって接していたつもりです。自分の行動が間違っていることに気付かず、彼が苦しんでいる姿を見ることは、かわいがってきただけに本当につらいです。どうなっているのかと、ずっと思っています。』
相手に謝る場合、本件では「子供たちの前に前に出られなくなったこと」等を”謝罪”としていますが、
こんな”自称教師”に教えてもらいたいと思う人は、サイコパスくらいなものです。サイコパスなら、
「どうやれば人は苦しむのか」を習得したいと考える方もいるでしょう。
大人のイジメが発生する場合、加害者側には共通点があります。それが「認知のゆがみ」と
「認知機能不全」との同時発生です。たとえば、Aという人間を「かわいがっている」という
気持ちと、「嫌がらせをしている」という実際の行動が「相反行為」ということに気付きません。
「おもしろい」が「してはいけない」を凌駕するのです。
★仕事はできるが、自分がキライというだけで左遷する。
★強力なコネのある部下に対しては、その失敗を他の者に押し付ける。
★部下の言葉尻を捉えて、曲解して「おかしいだろ!」と怒鳴る。
さすがに、今回のように「カレーを目に押し付ける」という「キングダム」並みの攻撃は禁忌という
認識を持つ場合が多いです。
もっとも、加害者側でもそれらのことが分かっていて、「イジメなければ自分が代わりに殺される」
という恐怖感からイジメに加担する場合もあります。オウム真理教などカルト集団に多い現象
ですね。
一般の企業社会では、チームを組んでプロジェクトを推進しますから、そのような行動を
とる人物はチーム内から疎外され、そのことを恐れるために「認知」が修正されていきます。
(最近では、かんぽ生命のように、上層部の認知がおかしいことも多いですが)
ところが、学校という場所では、初年度にもかかわらず担任を持ち、生徒を練習台に成長して
いくという場合も多くあります。また、管理職はなり手がないという究極の状況にあります。
一般企業なら人事権を武器にできますが、個人がバラバラな学校現場では多くの場合、
管理職は「責任」だけをとらされる存在になっています。
誰も「考え方がゆがんでるぞ!」と教えてくれませんから、年齢とともにその「歪み」は拡大
します。
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★あなただけの改善ポイントを練習し
★あなただけのコミュニケーションを創造 しませんか。
本編にも書いてありますが、「なぜ、自分がコミュ障なのか」は多くの方が ご存じありません。
まるで羅針盤のない暗闇の海を、向かう先も見えないまま漂って いるのと同じです。
*教材に関するご意見・ご質問は、山手心理相談室までご連絡ください。このブログ ではご返事
できません。 販売ページ