アスペルガーという「誤診」 | 週刊山手心理相談室

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大阪市のカウンセリングルーム山手心理相談室(ミュゼ・アルディの登録商標です。他の方の使用はお断りしています)の社員ブログです。夫婦・発達障害・依存症・アダルトチルドレンに関するカウンセリング記事を中心に投稿します。

もう昔のことになりましたが(笑)、民主党さんが政権担当だった時に鳩山由紀夫・菅直人


野田佳彦さんが首相になるにあたって、みなさん異口同音に



ドキドキ試運転だから長い目で見てドキドキ



とおっしゃいました。もともと、政権交代しようと思ったのですから、前任者がしていたことを


分析して、「自分ならこうする」という判断を事前にすべきですよね。




発達障害の診断にも同じようなケースがあります。発達障害専門施設の場合は、じっくり


時間をかけて対応しますからありえないと思いますが、一般の精神科・心療内科の場合は



「すぐ診断書がほしい!アップ



という方も多いのでそんなに時間をかけられません。明日から会社を休むという場合などは


その場で診断書を書く必要がありますから。


そんなあわただしさで、本当の病名が分からないことも多いと思います。たとえば、アスペルガー


とADHDは全く別の症状で(一応)、併存する場合もあります。でも、「アスペルガー優先の法則」


がありますから、診断書には「アスペルガー」と書いておけば問題ないと考えるのでしょうか、


ADHDだとしか考えられない方にアスペルガーという診断名がついていることがあります。


診断名だけあれば問題ないのでしょうか・・・・。



(専門施設以外では後の対応ができないところも多いようです)



合格Hさん(24歳)のおはなしです。


『私は北海道生まれの北海道育ちですが、成人してからはピースボートや奄美大島など


思いつくまま旅しています。仕事をしてお金を貯めては次の旅へとこころが踊ります。


こういうのもアスペルガーの特徴だと思って、人生を楽しみたいです』



多少はADHD傾向もあるのかもしれないです・・・・・・。


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