こころのドアを開いて | 週刊山手心理相談室

週刊山手心理相談室

大阪市のカウンセリングルーム山手心理相談室(ミュゼ・アルディの登録商標です。他の方の使用はお断りしています)の社員ブログです。夫婦・発達障害・依存症・アダルトチルドレンに関するカウンセリング記事を中心に投稿します。

カウンセリングを受けたときに



『もっと心を開きましょう汗




と言われた経験はありませんか。通常の健常者さんがパワハラなどでうつに


なった場合などは対応できるかもしれませんが、アスペルガー・自閉症など


発達障害の方にとって「心」「開く」はどちらもとても苦手にしている言葉です。



ヘタをすると、「心を開く」=「裸になる」なんて思う場合もあるそうですから・・。


従来のカウンセリングでは対応が難しくなっているのかもしれません。




合格Aさん(56歳)のおはなしです。



『私は、この年になっても人と関わるのが苦手です。肩書きだけは大きいのを


もらっているのですが、職場に人は多数いるけれども、ほとんどコミュニケーションを


とることができません。「人と関わるのが苦手」というより、「コミュニケーション」が


未だにわからないと言っても良いと思います。部下に積極的に話しかけないといけない


立場なのに、できれば職場では人と関わりたくなくて、私が人を受け入れないのだから

逆も同じです。でもそれではいけないと思って、自分の仕事を一瞬停止して言葉がけに


留意しています。たった一言、


「ありがとう」


言葉でのコミュニケーションがうまくいかなくても、少しでも頑張り立ちと思います』




ありがとうがいえない方が多いですね。(私もですけど・・・)





にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アスペルガー症候群へ
にほんブログ村