アスペルガーと発音 | 週刊山手心理相談室

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大阪市のカウンセリングルーム山手心理相談室(ミュゼ・アルディの登録商標です。他の方の使用はお断りしています)の社員ブログです。夫婦・発達障害・依存症・アダルトチルドレンに関するカウンセリング記事を中心に投稿します。



吃音症ー言葉を話すときに、単語が連続して出たり(自分の意思と関係なく)、あるいは


      言葉が詰まったりする傾向のことを指します。アメリカでは「障害」という区分が


      なされています。




Sさん(51歳)の場合、吃音はほとんどないのですが、緊張がMAXになると言葉が連続


することがあります。


でも、もっと困っておられるのが、発音がうまくできないこと。


英語の「T]・・・・カナで書くと「ティー」となるのですが、それがどうしても「チー」になってしまいます。


紅茶は「チー」、でも”深い”は「ディープ」なのですから、ほとんどの部分は発音できます。


小さいころから、「や、Sがまたチーって言ってるよ」とバカにされたそうで、特に英語の初期などは


えーびーしーでぃーいーえふじー・・・というようにそのまま読みますから、特に辛かったそうです。



催眠療法で「こころが落ち着けば簡単にできますよ」と言われたそうですが、催眠で対応できる


症状でないことは分かりますよね・・・。




このような症状はアスペルガーの方にはけっこう見られるようです。人によって違いますが、


ある特定の発音が苦手なようです。心の問題が絡んでいなければ、滑舌トレーニングを受ける


ことで改善が可能な場合がありますので、お試しくださいね。


(滑舌トレは当相談室では対応していません)



        



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