吃音症ー言葉を話すときに、単語が連続して出たり(自分の意思と関係なく)、あるいは
言葉が詰まったりする傾向のことを指します。アメリカでは「障害」という区分が
なされています。
Sさん(51歳)の場合、吃音はほとんどないのですが、緊張がMAXになると言葉が連続
することがあります。
でも、もっと困っておられるのが、発音がうまくできないこと。
英語の「T]・・・・カナで書くと「ティー」となるのですが、それがどうしても「チー」になってしまいます。
紅茶は「チー」、でも”深い”は「ディープ」なのですから、ほとんどの部分は発音できます。
小さいころから、「や、Sがまたチーって言ってるよ」とバカにされたそうで、特に英語の初期などは
えーびーしーでぃーいーえふじー・・・というようにそのまま読みますから、特に辛かったそうです。
催眠療法で「こころが落ち着けば簡単にできますよ」と言われたそうですが、催眠で対応できる
症状でないことは分かりますよね・・・。
このような症状はアスペルガーの方にはけっこう見られるようです。人によって違いますが、
ある特定の発音が苦手なようです。心の問題が絡んでいなければ、滑舌トレーニングを受ける
ことで改善が可能な場合がありますので、お試しくださいね。
(滑舌トレは当相談室では対応していません)