2022年6月12日 「流浪の月」いい映画でした。 | 横浜市中区の山手パーク歯科のブログ(石川町)

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横浜市中区石川町の歯医者が日々の生活で気付いたことを綴る趣味の日記です。最近では歯科の話以外の趣味やペットのブログにになりつつあります。。。

2022年6月12日 「流浪の月」いい映画でした。(ネタバレ?)
         ~ストーリーには触れず感想を述べています~




 梅雨入りして天気が悪かった休日に映画を見てきました。

久しぶりの映画を失敗したくなくて何を見るか迷いました。



むかし見た「トップガン」の続編にも惹かれたのですが、ウクライナにリアルな戦争が存在する現在、正直楽しめる自信がありませんでした。

そこで2年前、凪良ゆう著の原作を読んでこのブログにもアップした「流浪の月」にしました。(そのブログはこちら→2020年6月16日「流浪の月」いい本でした。

いい映画でした。



原作を読んでから映画を見るとストーリーが変わっていて残念に思うことがありますが、ほとんどそれがなく「流浪の月」の世界感がほぼ忠実に再現された映画化でした。

物語の進行上、時間的な経過には行ったりきたりがありますが、舞台となる街や部屋、店などもイメージ通りで居心地の悪さや違和感がなくすんなり入っていけました。



原作を読んでから映画という流れは完全ネタバレ状態で見ることになるわけですが映画化まで2年というタイムラグが、ほとんど覚えているけど少し忘れているところもありつつ物語を再咀嚼できて絶妙でした。

作品の性格上、画面や音楽に派手な展開はなく抑えの利いた美しい流れで進んで行きますが、退屈させないのはストーリーの緊迫感と出演者の演技の素晴らしさによると思います。

自然にストーリーに引き込まれ、感情移入して心揺さぶられました。



特に圧倒的な引力で私たちを物語の世界に導く主役の松坂桃李と広瀬すずのお二人、鬼気迫る迫力で脇を固めた横浜流星と多部未華子のお二人、独特な存在感が際立った榎本明と内田也哉子のお二人、そしてこのそうそうたるキャストに一歩も引けを取らない輝きを放っていた子役の白鳥玉希と増田光桜のお二人もお見事でした。

すべてをまとめた李相日(リサンイル)監督も「アッパレ!」でした。



映画「流浪の月」◎でした。

オススメです。



最後に2年前と同じ一言を叫ばせていただきます。

単行本のオビにサブタイトルとして「愛ではない」とありますが、



「これも愛だろ!」

 

・・・・失礼しました。