2023年10月3日に日本武道館で開催された、李宗盛(ジョナサン・リー)の「【有歌之年】演唱会 东京站」のインプレの後編です。
4、ツアーメンバー
やっぱりブレインは、キーボードのMac ChewとJenny Chin。
この二人については、こちらを参照ください。
この2人が召集したのでしょう。ソロもとったアコギ とバイオリン奏者の李劍青(リー・ジェンチン)、プログラミングのKenny Hsiao以外は、マレーシア陣営。
ベース:Andy Peterson
ドラム:John Ashley Thomas
ギター:Joel Voo
5、良かったところと、いまいちだったところ
◾️良かったところ
- 観客の雰囲気が良かった。
- 大合唱で盛り上がった。
- MCで会場が笑いに包まれていた。
- 全部の曲のタイトルと歌詞に日本語訳がついて、スクリーンに映し出されていた。
- ステージの演出が、ネット動画で見るより、数段美しかった。
- スクリーン投影用のカメラワークが上手かった。
- アコギ の音が良かった。
- ドラムが上手かった。
- ベースがめちゃくちゃ上手かった。
- 南部昌江とのエピソードを知れた。
- 周華健(ワーキン・チョウ)がサプライズ出演した。
- ASKAがサプライズ出演した。
- ASKAが歌った《男と女》に合わせて、多くの人が歌っていた。
- Mac Chew色が強い《夜太黑》 を歌う前に、ジョナサンが彼のことを紹介した。
- 《夜太黑》と《陰天》のアレンジがあまりにもカッコ良かった。
◾️いまいちだったところ
- ホーンセクションが参加していなかった。
- 三毛作品を演奏しなかった。
- メドレーパートは、やっつけ感があった。
- 《十二楼》のようなジャジーな曲が少なかった。
- MCが30%ぐらいしか理解出来なかった。(私自身の問題)
- 歌詞の日本語訳を目で追いかけると、歌詞を味わいきれなかった。(途中から見なかった。)
- 李劍青(リー・ジェンチン)が歌った《匆匆》の伴奏が、打ち込みの音中心でライブ感に欠けていた。
- 合唱出来るほど、歌詞を覚えていなかった。(私自身の問題)
- 全バンドメンバーの紹介をして欲しかった。
贅沢を言えば、私のように純粋に楽曲を楽しむなら、2016年の《既然青春留不住 還是做個大叔好》演唱会の方が、ジャジーだったり、R&B寄りの通好みの曲が多く良かったと思います。
しかし、会場が一体となり盛り上がるなら、今回の選曲がベストでしょう。
そして、アンコール前のラスト3曲は、空気感が変わり、圧倒的なメッセージ性で、ジョナサン・ワールドに引き込まれる圧巻の歌唱でした。
本当に良いライブでしたよ。