C-POPのススメ(G.E.M.のこと①) | yamasigeのブログ

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7月から始まって既に4期目を終えた「中国新歌声」の第二季(シーズン2)のことを書くつもりでしたが、素晴らしかった第一季の次作だけに期待し過ぎたか、これまでは特筆すべきパフォーマンスはなし。何週か様子を見て、気になればコメントしたいと思います。

 

そこで、いつかは書こうと思っていた、本命も本命、今一番注目しているC-POPアーティストのことを紹介しちゃいます。

 

先ずは、その彼女が出演した、「我是歌手」という音楽リアリティー番組でのパフォーマンスのダイジェストを見てもらいましょう。

この動画は、歌っているキーの高い部分を切り取り、彼女の音域の広さというか、声の高さを紹介するのが趣旨で、ダイジェストという訳ではないのですが、ちょうどキーが高い箇所がその歌のクライマックスになっていますので、彼女の凄さを伝えるのに絶好な編集動画になっています。


 

半音づつ上がっていき、一番高い最後のキーが、『存在』という歌の最後のシャウトのG#5、つまりhiG#でした。でも、そんなことはどうでも良いのです。声の高さなら、他にももっと凄い歌手はいるでしょう。

彼女、なかなかパワフルで歌上手いでしょ!?

(私にとっては、この番組での歌唱が、あまりにも衝撃的でした。)

 

彼女は、香港出身の歌手ですが、2014年放映の我是歌手」の第二季で準優勝を果たし、中国本土で大ブレイク。2014年から2015年にかけて、「G.E.M X.X.X World Tour」というツアーを香港や中国だけでなく、東南アジア、オーストラリア、北米、イギリスでも展開。

 

そのツアーの北米プロモーション中に、幾つかのメディアに取り上げられていますので紹介しましょう。

 

 

そう。彼女の愛称は「G.E.M.ニコニコニコニコニコニコ

カタカナで読みを書くとしたら「ジェム」でしょうか。(残念なことに、日本には「GEM」というアイドルグループがいるようで、日本での検索では一般的にそちらが出てきてしまうので、なんともおぞましい。)

 

後で深掘りしますが、彼女は、自身が歌っている中国語の歌を、ジャンルの一つとして「Chinese soul music」と表しているところがなかなか興味深いです。

また、「中国好声音」で、楽員を指導したのは貴重な体験だったとコメントしているのも、同番組ファンとしては嬉しいかぎり。

 

 

英語圏のメディアで取り上げられているから、インタビューが英語なのは当たり前なものの、この映像を見ていると、彼女が本格的に英語圏に進出するとしたら、その土地に大勢いる華僑や現地に帰化した中国人や中国人留学生なんかがプロモーションに一役買って、有名になるのに比較的時間がかからないかもしれないと、なんとなく想像できてしまいます。(日本人だとこうはいかないでしょう。)

 

しかし、「中国のテイラー・スウィフト」だなんて紹介がされていますが、これは止めて欲しい気がします。こういう、「どこどこ版の●●(超有名人)」と言うと、「どこがやねん!」、「到底及ばんわ!」と、大抵ネガティブな反応が必ずと言っていいほど出てしまいますからね。

 

でも、彼女自身もビヨンセマライヤ・キャリーに影響されたと言っているし、アメリカの有名女性シンガーの曲を沢山カバーしているので、彼女らの名前が引き合いに出されるのは、しょうがないのかもしれません。

 

先に観てもらったキーを上げながら歌声を紹介するというやり方の映像ですが、アリアナ・グランデデミ・ロヴァートとのバトルという形で比較したものもありました。映像は一部被りますが面白いので載せました。

 

 

 

VSデミ・ロヴァートの方では、C6=hihiCからは流石にファルセットというかヘッドボイスですが、F6hihiFを出す『Lovin' You』までを紹介しています。

こんな映像が作られてアップされることは、本人にとっては光栄かもしれませんね。

 

この回の最後に、YouTubeではお馴染みの「Reaction」ものです。始めての映像を見た時の素の反応を撮って紹介するもの。

 

 

でも私は、彼女のことを、「アメリカのトップ女性シンガーみたいに凄いから好き」という単純な見方をしてハマった訳ではありません。

 

次回から、もっと詳しく彼女のこと、そして彼女を一気にスターダムへと押し上げるきっかけとなった、「我是歌手」でのパフォーマンスを一曲づつ紹介していきます。