「雑草という草はない」
出典は1980年に出版された入江相政氏の伝記、宮中侍従物語から。
昭和天皇の御言葉です。
人間というのは何かと十把一絡げにして考えたがりますもんね。
気を付けなければなりません。
皆様、ご無沙汰しております。
外国人なんて人もこの世にいませんが、顔を見ても何処の国の人なのか当てられる自信がまったくありません。
認識がいい加減すぎる凡人、ジムで御座います。
さて皆様。
唐突ですが環境問題について、どうお考えですか。
いやそれというのも昨今、自然環境保護に対する気運が高まっているように感じます。
ビニール袋の有料化などはその最たるものですが、その他にもテレビではCMでビニール袋ではなくマイバックを、ペットボトルではなく水筒をPRするものが流れていますし世界的にはSDGsなる運動があると聞きます。(もっともSDGsは環境問題だけを取り上げているわけではないようですが)
かくいうジムも、こうした環境問題に対する取り組みにはどちらかと言うと肯定的な気持ちが強いです。
生まれつきの都会暮らしの自分ですが幼少の頃は草木や動物、昆虫など自然が遊び相手だったのでそれらを守ろう大切にしようというのはとても良いことだと思います。
ただ、そこに拭いきれない違和感やエゴのようなものを感じるのもまた事実。
そも海洋ゴミの話は不法投棄が悪いのであって投棄されている物が悪いというのは変なのではとか、特定の動植物だけを異常に守ろうという団体もなんか恐いですし、自然は大切でも景観のためなら木を切るし雑草は根絶やしにする、というのもいかがなものかと思うわけで。
自然を保護するとはいってもその基準はあくまでも人間の損得・好き嫌いであるならば、本当に意味があるのかと疑問を懐くのですよ。
まあジムが馬鹿なだけで偉い学者さんとかに聞けばもっともな理由があるのかもしれませんが。
正に、雑草という草はないですけどね。
ん?
妙に雑草ってトコを強調するのはなんなんだって?
そりゃあれですよ。
ジムが現在進行形で家の回りの雑草取りをしているからですよ。
別に何か育てているわけでもありませんが、暖かくなってあちこち生えてきたので放置も出来ないと言われて。
ぼやきながら作業中です。
いやはや、これは環境破壊ではないんでしょうかね。
よく見れば、この都会の真ん中でも小さな生命は懸命に生きているというのに。
太陽がポカポカと照らすなか、ホラ、あそこには小さな可愛らしい花が咲いている。
蟻が土から出てきて、小さなバッタや蜘蛛が地を這っている。
毛虫が葉っぱの上にいる。
タヒっていただきましょう。
蝶々がヒラヒラと空を舞っている。
おや壁には出来ばかりとみられる蜂の巣が。
消えていただきましょう。
親蜂がいなくてようございました。
まったく素晴らしいじゃありませんか自然は!!!
…え?
今お前、サラッと命を選別しなかったかって?
……。
…………。
…………………。
難しいですね。
環境保護って。
ジムのダブルスタンダードが炸裂したところで、本日は失礼したいと思います。
それでは皆様、機会があればまたいずれ。