ピンクのポンポン★90-2
尚、ピンクのポンポンの時計は、今も去年の夏のソロツアーで止まったままなので、登場人物が過去の出来事を考える時、1年の時差が生じますので、ご了承下さい。
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そして今日は、朝からディズニーランドで学生時代の同級生達と待ち合わせをしたのだった。
夏休みでアトラクションへの入場を長く待たなければならなかったけれど、互いの近況を語り合っていると、あっと言う間に時間が過ぎていた。
同級生達と別れて、一人で電車を乗り継いで明治神宮前に着くと、太陽は翳っていたのに、外の気温はまだまだ高かった。
ちゃんと他の人達のノリについて行けるのかな?と、席に着いてから、真面目に気になっていたけれど、ピンクのポンポンをショルダーバッグから取り出した。
ネットで情報は得ていたので、ちゃんと用意することが出来た。
ピンクのポンポンを取り出したついでに、入場後に配布されたちらしも取り出し、内容を確認した途端、苦笑い。秋には、ユニットで近くまで来てくれることが分かったからだった。
「でも、近くに来てれるからと言って、お休みが取れるとは限らない…… でも、せっかくの機会だから、絶対に行きたい!」と考えながら、ちらしと睨めっこしていることで、緊張や心配が何処かへ吹き飛んでいることに気付いた。
久しぶりの参加だけど、しっかりとコンサートを楽しめそうな予感を抱きながら、私はピンクのポンポンを両手で握りしめた。
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