2週目初日 | 小学校非常勤講師のブログ

小学校非常勤講師のブログ

退職して非常勤講師をすることにしました。毎日があわただしく過ぎ去っていくので、日々の記録を書いていきます。学校名は伏せておきます。似たような学校、似たような先生がいたとしても、たまたま似ているだけですので気になさらないでください。

 1時間目は算数の支援に入りました。
 1時間目の授業が終わったとき、あるクラスの先生が来て、4時間目の算数は少人数でやって欲しいとのこと。えぇっ?
 指導計画も今日の指導案もなく、教科書ももらっていません。
 どの子どもを担当するのかも知らされていません。名簿も貰っていない。
 で、何をするの? 担任は何か急いでいる様子で、どこかへ行ってしまいました。
 仕方なく教務主任の先生に聞くと、担任に聞いてね、とのこと。学年主任の先生に聞いても、算数は少人数でやることになりました、とだけ。
 おっと、授業の間の休み時間に聞けと? それは無理難題。
 これが、学校の現実です。少人数担当教員がいるのかな?その担当に話が通っているのかな?
 2時間目は、国語の時間で、行くとたまたまつかまり、一人の子どもの作文を書かせることになりました。少し学力が低く、集中が持続しません。すぐに気が散ってしまうのです。
 3時間目は、2クラスから数人ずつ、少人数教室へ行き、少人数指導をして欲しいというのです。どの子が来るのか名簿も貰わずに始めることになりましたが、2クラスの内1クラスの先生から、自分の教室でやるので来ないとのことでした。で、1クラスから子どもが来ましたが、授業が始まった数分で、生きたい人は? ということで手を挙げた子どもが来ました。計画性のある少人数指導ではありませんね。この辺、前任校では少人数指導担当(正職員)が学年と相談しながら指導計画を立て、保護者に連絡文を発行し、どのような計画で少人数指導を行うか知らせていたものです。
 その子達に算数の指導をしましたが、必要な文房具ができる度に教室へ取りに行かせました。指導内容が分かっていればこれこれの持ち物を持って来なさいといえるのですが。
 集まった子ども達も、物見遊山に来るような子ども達ばかりで、授業に集中しません。無駄口が多い。学習意欲の低いかわいそうな子ども達です。これを何とかしなければなりません。
 4時間目も少人数指導をして欲しいと。1クラスから何人かの子どもが来て、練習問題をするので見てやって欲しいと。まぁ、放課後にやる個別指導です。ところが、どこでやるのか場所が決まっていない。少人数指導教室は別の学年で使っています。ここも無計画ですね。で、PTAが使っている会議室を確保できたのですが、子ども達が言うには取調室だそうです。何度か来たことがあるそうです。そして、この子ども達の中にも家庭環境が悪いのか、これまで受けてきた教育のおかげか、学習意欲の低い子どもがいました。
 もっと計画的に少人数指導はしないと。それには少人数指導担当が必要です。その担当が各学年の少人数教室の使用割り当てを決めていかなければなりません。
 だめね。

 明日も同じ傾向でしょう。やっぱり人手が足りないのです。
 帰りに教務主任の先生に算数の教科書だけはお願いしました。何故必要か、準備のためです。さらに、教材等の準備物も欲しいですね。手に入るのでしょうか。それとも非常勤教員が自腹を切って準備しなければならないのでしょうか。
 ほんと、先生方は教材研究をした上で授業をしているのかなと疑問に思っています。どうも、していないように思えて仕方がないのです。証拠はありませんが、今日の少人数指導の件が端的に表れています。

 明日が、また、楽しみです。