北横岳 雪中行軍 | 思いのままに 

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ヤマセミです。
山登りと鳥見を、こよなく愛しています。

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3月15日

 

北八ヶ岳にある北横岳に登った

 

毎年冬には一度だけアイゼンを装着しての山登りを楽しんでいる

 

雪の中を歩くのも楽しいが、快晴の中の雪山の美しさが格別だからだ

 

なかなか、良い天気に恵まれず、今年は3月中旬にまでなってしまった

 

果たして、山道は大丈夫だろうか?

 

因みに、北横岳は、ほぼ樹林帯の中を歩くので、雪崩の心配は全くない

 

到着してみると、雲1つない快晴だった

 

因みに、この日は、自宅に戻るまで、1つの雲にも遭遇しないほどの快晴だったのだ

 

ロープウェーを待つ間に縞枯山方面へ行くハイカーと話をしたのだが、お昼頃から強風になる予報との事だった

 

 

予定ではお昼前にはロープウェー乗り場まで戻っている予定だから大丈夫だろうと気にもしないで出発した

 

山道には3日程前に積もった新雪がアイゼンを装着した足に絡みついて、すこぶる歩くづらい

 

それに加えて、私の抗がん剤治療の副作用が、まだまだ残っていて、すぐに行きが切れてしまう

 

最近、山登りトレーニングをしていたのだが、そこまで息が切れる経験が無かっただけに、少し戸惑う

 

案の定、思うように足が前に進まない

 

しかし、体力には問題ないはずだ

 

しかも、このルートは、大して長い道のりでもない

 

そのため、ヒーヒーと荒い息使いをしながら、懸命に登った

 

途中、ウサギの足跡を見かける、新雪の中に残っているウサギの足跡は、なんとも言えずに情緒がある

 

 

山頂に到着してみると、そこは、風速15mの風が常時吹いている世界であった(苦笑)

 

 

時折、明らかに風速20mを超えるほどの強風となる

 

 

それでも、息を飲むほどの眺望の良さに大満足である

 

 

妻との2ショットを撮影

 

南峰で計4枚の写真を撮影してかた北峰に向かう

 

今度は山写真の撮影を試みる

 

というのも、ここからは・・・

 

東から八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、そして北アルプスの全貌がパノラマで一気に見られるのだ

 

特に北アルプスは南の乗鞍岳から北は立山まで、一気に見られるのだ

 

妻と登った山を思い出しつつ、広がる山並みから登った事のある山を探す作業は堪らない

 

ところが・・・ここでも、山を撮影しようとしたのだが、スマホが機能障害となってしまった

 

私より先にスマホが寒さに耐えられなかったようだ(苦笑)

 

仕方なく、早々に下山する事にした

 

我ら老人では低体温症になりかねないと判断したからだ

 

帰り道も、私の身体は言う事をきいてはもらえずに、相当に難渋した

 

無事、ロープウェー駅に到着したのは12:40頃であった

 

いつもより1時間は余分にかかってしまった計算になる

 

あれだけシンドイ山行だったのにも関わらず・・・

 

私は『あぁ楽しかった また、来年も来ようね』

 

と妻に言ったのであった(苦笑)