舌を出すということ | サラリーマンスキーヤーの日常

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競技スキーをしたり、バイクに乗ったり、トレッキングをしたり、走ったりしてます。その他、全国のうまいものを食べるのも大好きです。2016シーズン後半にACL損傷→再建術→2018シーズンからは競技スキーにも復帰しました。そんな日常をつれづれなるままに

舌を出すというとこんな感じか……

 

いや、違うな……これは「てへぺろ」

 

 

シンボルが舌を出してはいるものの……

 

 

まあ、動作としてはこういうことではあるものの、今日の話はちがうこと

 

 

3月の御嶽でのレースでの一コマ

スタート前、0:06、0:12、0:13あたりで舌を出してます

 

これ、何シーズンか前から、どのタイミングで何回出すとか決めているわけではないんでルーティンというほど決めてやっているわけではないんですが、これをやることで緊張とリラックスのバランスをコントロールできるような感じがしたので取り入れていることです

意図としてはリラックス側に振る感じですね

 

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以前はスタートに向けて緊張感を高めるような意識が強かったんですが、あるレースでスタート直後に(前走者が転倒したか何かで)止められたことがあって、その時に心臓バクバクで身体もガチガチになっているにの気づいたんですよね

これはさすがにパフォーマンスに良い影響があるとは思えないよなぁとということで、その後リラックスをいかに織り交ぜていくかというのを試行錯誤して、その結果としてたどり着いたのが「舌を出す」という動作

 

明確に根拠があって始めたわけではないんですが、口を大きく開いて舌を出すことで過度な緊張を回避できるような感覚があり、最近は常にやるようになっています

 

ついでに言うと、0:21のスタートの瞬間声出しているのもそのあたりの意図があり

スタートの瞬間ってまあ状態が踏ん張るような力の入れ方をして腕で身体を押し出していくんですが、声を出す=急激に大きく息を吐きだすことでその緊張をリセットできるような感覚があるんですよね

自分の中ではそんなに大きな声出している感覚は無いんですが、たまにスタートの映像見ると結構大きな声出しているんですよね(^^;)

 

まあ、このあたりは経験則の中でやっていることではあるんですが……

 

舌を出す=リラックスにつながる、ということについて、なんとなく科学的に説明できそうな話もありまして

 

以前からNHKのHUMANIENCE(ヒューマニエンス)という番組が好きで結構見ていて、初回放送は2021年6月の番組のテーマがまさに「舌」

 

 

 

この番組、人間の器官や心理的な動きなど、都度テーマが設定されて研究者が多角的に説明していくという構成

 

この「舌」の回でも、舌の成り立ちや機能(食、発声、味覚)などについての解説がされていたのですが、今回の記事の関係で興味深かったのが以下のような話。

 

 

ニワトリの受精卵の映像

 

 

この黄色い部分が身体の根幹となる体節

 

 

この体節から四肢が発生するわけですが……

頭に近いところにチョロッとできている器官が見えますが

 

 

これが舌になっていくところ

 

つまり、舌はその発生において四肢と同じもの(体節)から分離している器官ということで

 

 

番組では「舌は手足の兄弟」と位置付けています

 

ということを踏まえると、リラックスのために舌を動かすというのはそれなりに合理性がある行動といっても良いのかなと思うんですよね

 

リラックスしようとしたときにする動作って、例えば手足をブラブラしたり、軽くジャンプしたりという動作をしたりというのは一般的にあると思うんですが、舌を動かすことでそれを代替することができる、というのはありそうな気がしません?

 

まあ器官が共通する部位から発生するのだとしても、その動作がどの程度リンクしたりするのかはわかりませんが、少なくとも僕の場合は舌を動かすことが全身のリラックスにつながる感覚はありますから、多少なりともリンクする部分はあるんじゃないかなと

 

スタート前並んでいたり、ましてやスタート台に立つと身体を動かすってのはスペース的に結構制限されますしね、そんな中でも舌を動かすと手足を動かすのと同じようなリラックス効果は期待できそうな気もするんですよね