ACL再建術 術後経過【術後96~102日目】「術後100日を経過」 | サラリーマンスキーヤーの日常

サラリーマンスキーヤーの日常

競技スキーをしたり、バイクに乗ったり、トレッキングをしたり、走ったりしてます。その他、全国のうまいものを食べるのも大好きです。2016シーズン後半にACL損傷→再建術→2018シーズンからは競技スキーにも復帰しました。そんな日常をつれづれなるままに

期間中に術後100日を経過

 

基本的に、どこの病院でもリハビリテ―ションプロトコールは、週単位・月単位って感じのようで、100日経過したからといって、治療過程の何か節目になったりすることもありませんでしたが……

まあ、そうでなくても、前回の10/28の外来診察の次は、1/27まで放置プレイなんですけどね(^_^;)

 

この週は前週に引き続いて、ハムストリングス強化のためにトレーニングプログラムで実施する1setあたりの回数(負荷)をできる限り増やすことに重点を置きました

(継続して実施できるよう)全体のリハビリにかける時間はそれほど変えたくなかったので、その分、患部リハビリについて回数を調整

また、リハビリの一環として実施しているノルディックウォーキングで、前週ペースを上げていく中で患脚の脹脛・前脛部に負担が大きく、これが足関節の動きの悪さ(背屈時に固い)に起因するものと推測

トレーニングプログラムの中にある脹脛部のストレッチも、足関節が曲がらないことで必要な部位に十分に効かせることができていなかったのもそこに問題があるように思われたことから、患部リハビリの中で足関節(足首)周辺のマッサージを短時間ですが追加しました

 

●リハビリ

 

患部リハビリは、原則起床時、時間が取れなければ(寝坊したら)夜帰宅後に

 

患部リハビリ

【筋力】クォータースクワット 50×3set

【筋力】カーフレイズ 20×3set

【筋力】フォワードランジ 20×左右×3set

【バランス】バランスディスク(半歩前荷重×左右・半歩後荷重×左右) 各1分間×1set

【筋力】セッティング(収縮時1カウント) 50×左右×1set   

【可動域】膝まわりマッサージ+曲げ伸ばし 6分間

【可動域】足関節周辺マッサージ 3分間

 

※先週の内容を一部変更・追加

 

クォータースクワット 40×3set ⇒ 50×3set

バランスボード 1.5分間×3set ⇒ バランスディスク 半歩前荷重×左右・半歩後荷重×左右 各1分間×1set(バランスディスク2枚を前後にずらして置き、それぞれに荷重しながらバランスをとる)

セッティング 50×左右×1set ⇒ 収縮時1カウント 50×左右×1set(これまで瞬間的な収縮で行ってたが、収縮した状態で1拍キープ)

足関節周辺のマッサージ 3分間追加

 

・11/7(月)

起床時

患部リハビリ(膝まわりマッサージ+曲げ伸ばし 6分間のみ)

 

帰宅後

患部リハビリ

 

・11/8(火)

起床時

患部リハビリ

 

帰宅後

トレーニングプログラムB-A

トレーニングプログラムA-A

患部リハビリ(膝まわりマッサージ+曲げ伸ばし 6分間+足関節周辺マッサージ 3分間)

 

・11/9(水)

起床時

患部リハビリ

 

帰宅後

ノルディックウォーキング 29m48s/3.4km(ペース:8.8分/km)

トレーニングプログラムB-B

トレーニングプログラムA-A

患部リハビリ(膝まわりマッサージ+曲げ伸ばし 6分間+足関節周辺マッサージ 3分間)

 

・11/10(木)

帰宅後

患部リハビリ

 

この日は帰宅が遅かったため、トレーニングプログラム、ノルディックウォーキングは実施せず

 

・11/11(金)

帰宅後

ノルディックウォーキング 29分45秒/3.4km(ペース:8.8分/km)

トレーニングプログラムB-C

トレーニングプログラムA-A

患部リハビリ

 

・11/12(土)

ノルディックウォーキング 44分55秒/4.8km(9.4分/km)

トレーニングプログラムB-A

トレーニングプログラムA-A

患部リハビリ

 

・11/13(日)

午後

患部リハビリ

 

ノルディックウォーキング  50分14秒/5.4km(9.3分/km)

トレーニングプログラムB-B

トレーニングプログラムA-A

 

ノルディックウォーキングについては、まだもう少し先になりますが、ジョギング開始時にスムーズに導入できるように、スピードと距離の双方に対して慣れておくことを意識して行いました

平日については距離3.4kmの決まった距離の中でできるだけペースを速めること、週末は時間も取れたので少しづつ距離を伸ばしました

 

トレーニングプログラムについては前週同様、基本的には前回同内容を実施した回数よりも1回でも多く実施して回数(負荷)を少しづつ上げていくことを意識的に実行

特に、臀部・ハムストリングスを使うエクササイズについては、重点的に負荷を上げていくようにしてみました

トレーニングプログラムについては、動作に対する学習効果がさらに出てきていることもあって、一部エクササイズ以外は全体的にこなせる回数は増えてきています

あとは、回数がふやせていないエクササイズについて、もう少し安定して運動できるようにしたいところです

 

●周径

 

 

11/13(日)に測った数値

前週同様、全体的に1週間程度ではほとんど数値は変わっていません

ここまでは(腫れが落ち着いて以降は)やればやっただけ太くなる感じがありましたが、まあさすがにその勢いでは増えていきませんね

 

だいたい、術前のレベルまでは簡単に戻りましたけど、ここらあたりで足踏みするかもなぁとは思っていましたので、想定通りといえば想定通りです

ここからは、スポーツ復帰をより良い状態で向かえるために、少しづつ着実に増えていけば良いかなと考えてます

 

●痛み・違和感

 

前週、異常を感じていた半腱様筋腱採取部周辺

 

 

赤丸で囲んだ部分(上の写真の撮影は前週です)

 

ここの違和感はだいぶ消失しました

 

前週より、ハムストリングス強化に意識を置いてリハビリ・トレーニングしてきてましたが、その負荷に身体が慣れてきたのかなと思います

 

また、上の写真にある膝下の一番大きな傷は、前週まではシクシクした感じがときおりあったりしたんですが、だいぶ落ち着いてきたようで、周辺の皮膚と触った感じも変わらなくなってきました

 

そんな感じで、膝周辺の損傷が明らかな部位のはっきりした痛みや違和感はだいぶ消失しました

その分、わずかな感覚の違いが自覚できるようになったせいなのか、膝の中の一定しない箇所に違和感を時折感じます

それは動かしているときもあれば、安静にしているときもあります

また、歩行時等に膝の動きが少しもっさりしているような感覚もあります

 

マッサージ等をしていて、膝蓋下脂肪体の固さを解消することが必要かなと感じています

ここが柔らかくなってくれば、膝蓋骨がスムーズに動くようになって、上記のフワッとした違和感も解消できるような感じがあるんですよねぇ…

 

あと、術前から取り組んできた、膝の向きと足の向きを揃えるポジショニングについて、ここまで数か月ずっと違和感を常に感じてるし、脚を無理に(実際はそうではないんですが)ひねってそろえているような感覚があったんですが、ここ1~2週あたりで急速にナチュラルな姿勢に感じられるようになってきました

 

 

 ※「改訂版 スポーツ外傷・障害に対する術後のリハビリテーション」(運動と医学の出版社)P255より

 

上の写真にあるような「ニーイン・トゥーアウト」の姿勢、つま先と膝の向きがずれた前十字靭帯損傷の原因ともなりうるといわれています

 

で、僕自身の以前の下肢の運動時において、ニーインはそれほど強くなかったと思いますが、トゥーアウトが自然なポジションになっていたきらいがあるかなと思って、術前からリハビリだけでなく、日常動作でもできる限り膝とつま先の向きをそろえることを意識してきました

ここにきてやっと、その姿勢が自然に感じられるようになってきました

 

実際の流れの中の運動でこいう動作を出せるかはまだこれからですが、運動復帰に向けて少しづつポジション・動作の改善についても効果が出てきていると思います

 

さて、今週についてですが、基本的にはリハビリ等の方向性は変わらず

マッサージについては、膝蓋下脂肪体に対するアプローチを多めにといった感じでしょうかね