ピアノの上達には基礎練習が大事だと言われています。
その考えには納得なのですが、基礎練習の正しい方法って何だろうと日々、考えています。
テクニックに関する楽譜はいくつか持っています。
小学生の時から使っているので、ぼろぼろ。(今はあまり使っていない。)
数年前に買ったドホナーニ。1番から10番までを弾くことが多い。それ以降はほとんど弾いていない。
去年から、弾いているリトルピシュナ。
コレクションとして持っている。安川先生のピアノのテクニック。40年ほど前に購入。
最近、青柳いづみこさんのYouTubeで、この本の解説を見て、興味が出てきました。
そんなこんなで、基礎練習も始終、あっちへいったりこっちへいったり。
半世紀前は、手の形を固定し、指の力で弾く弾き方が日本ではスタンダードだったと思う。
指の力に頼る奏法では、音楽的な表現が限られてしまう、音楽を歌わせられない。
このことについて、青柳いづみこさんが、実践例を動画で見せてくれました。
ピアノを弾くには、虫様筋(指の付け根の筋肉)が大事だということを数年前に知りました。
そして、今回、腕の筋肉も重要だということを知りました。
若い頃は、指を動かしていればそのうち動くようになると思っていました。
年をとると、指先に力が入らないし、そう簡単に指も動きません。
教材を、弾いていてもテクニックがついた感じはしません。ちょっとだけ、指が動くようになったかな(運動で言えば準備運動ぐらいの感じ)ぐらい。
弾き方そのものを見直さないといけないのかなと感じています。
体に変な力が入らないで、ふわっと指が鍵盤にのる感じ、柔らかい手首の動きに、指の付け根でしっかり支えて打鍵。これが理想の弾き方なんですが…。
とりあえず、今は青柳いづみこさんが、レクチャーしてくれた手首を使ったスタッカート(前腕の筋肉を支える力)と肘を使ったスタッカート(上腕二頭筋の強化)を試してみます。
青柳いづみこさんが紹介した緑色の楽譜「ピアノのテクニック」には、巨匠たちの忠言が随所に載っていて、ピアノ練習に役立つことがたくさん書かれています。
基礎練習は未だよくわからないのですが、どうすると今よりよくなるのか考えながら日々、ピアノに向かっています。