私のピアノライフ  with classical music

私のピアノライフ  with classical music

ピアノ練習、コンサート等で感じたことを気ままに語っていきます。

8月7日(金)、名フィルの「音楽のすすめシリーズ」のコンサートを聴いてきました。会場は金山駅近くのNiterra日本特殊陶業市民会館のフォレストホール。

クラシックのコンサートは愛知県芸術劇場で行われることが多いので、この会場は実はうん十年ぶりです。40年以上前は、クラシックのコンサートはこの会場で行われるのが普通で、来日オケもずいぶんこのホールで聴きました。それに、学生オケの演奏会もここで行っていて舞台にも何度か上っています。そんなわけで、レイアウトもほぼ変わっていない会場を見て懐かしく感じました。

ホールへは地下から行くルートと外階段から入る方法があり、この景色を見て20代の頃にタイムスリップしたような感じがしました。

ただ、名称は名古屋市民会館から日本特殊陶業市民会館に変わっていて時代の流れを感じました。

 

ホール内に入ると壁画が目に入りました。

 

本日の催しは↓

数年前、娘がこんな曲が流行っているよと教えてくれたのが、「ピンポン協奏曲」。オーケストラの演奏に卓球をしている人が加わるという画期的な曲。まさか、この曲を名フィルがやるとは夢にも思わなかった!

この曲を次に聴く機会はきっとないかもしれない、試しに聴いてみようと思い立ち、数日前にチケットを取りました。一つしか空きが見つからず、そんなに人気があるの?新聞で紹介されたのも関係している?

座席は1階上手のかなり後ろの方です。開演前はスポンサーの興和の看板が舞台上に鎮座しています。プログラムに印が付いている人は興和からドリンクのプレゼントがありました。残念ながらハズレ。

 

この日のプログラムは、運動会を味わっている気分になれる曲で構成されていました。

 

指揮者は、大井剛史さん。大井さんは指揮だけでなくMCも担当されていて、大活躍でした。

 

【プログラム】

J.ウィリアムズ:オリンピック・ファンファーレとテーマ

服部正(佐野秀典編):ラジオ体操第一

團伊玖磨(大井剛史/冷水乃栄流編):ラジオ体操第二

黛敏郎:スポーツ行進曲

ヴェルディ:歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」

ネック:クシコスポスト

カバレフスキー:組曲「道化師」より「ギャロップ」

J.ウィリアムズ:サモン・ザ・ヒーロー

 

アキホ:ピンポン協奏曲「リコシュ」

 

スポーツに関する曲は管楽器や打楽器が目立つ曲が多く、「凱旋行進曲」や「サモン・ザ・ヒーロー」では、トランペットの輝かしい音がとても良かったです。

運動会でかかっている演奏と比べ、生で聴く醍醐味を感じました。昔の名フィルに比べて格段に上手くなっているのを改めて感じました。「ギャロップ」の打楽器の演奏もたいそうかっこよかったです。

そして、ラジオ体操はピアノ伴奏が普通ですが、このコンサートではオーケストラに編曲して演奏。編曲に際して指揮者の大井さんはずいぶん口をはさんだとのこと。そして、ラジオ体操の演奏に合わせて数名の名フィルの団員さんが体操をするという企画。おまけに第二体操の時は、観客にも呼びかけ、みんな立って体操をしました。まさか、コンサート中に体操をするとは…。(この日は、朝は歌の会、午後はヨガをしてきて、夜にラジオ体操と、よく体を使いました)

ラジオ体操は、体操のナビをする必要があるということで、指揮の大井さんは、指揮を振りながら、「次は手足の運動…etc」とアナウンスするのです。私はこれはなかなかできることではないと思うのですが、何の苦もなくやり遂げられた大井さん、凄すぎる!指揮棒が止まることなかったですから。

 

後半は、本日の目玉?アキホのピンポン協奏曲「リコシュ」

卓球台が休憩時間中に設置されると人だかり。

ピンポン玉が、飛ぶのを想定して、前の方の座席は空席にしてあります。

この曲は、卓球をする人も大事な奏者ですが、それ以外にもヴァイオリンや打楽器のソロも重要な役割を担うことを知りました。

ヴァイオリンは石上真由子、打楽器はジョエル・ビードリッツキー、卓球は森さくら、水戸博之。

 

曲の初めは、ヴァイオリンのソロ、その後打楽器が入ってきます。卓球の人はまだ登場しません。独特なリズムが強烈な印象を与えてくれます。

卓球の人が登場してからは、ラリーを打つその音が音楽と溶け込み独特な世界観を繰り広げます。ラケットを変えたり、速度を変えたり、時には台の上に載せた大太鼓めがけて、ピンポン玉を打ったり、なかなか凝った構成です。これをやり遂げる卓球プレイヤー、素晴らしかったです。

最後に箱いっぱいのピンポン玉をぶちまけ、舞台からこぼれ落ちるピンポン玉を見て、曲の終わりを悟り、なんだかすっきりした気持ちになるのは何なのだろう?

 

アンコールは、表彰式をしながら、ヘンデルの「見よ、勇者は帰る」。そして、小出稚子の「しゃちほこゴールデンマーチ」をしながら、ソロ奏者のみなさんが、舞台下に下りてきてピンポン玉を飛ばしてくれました。ピンポン玉をゲットして喜んでいる人が多数いました。

そんなこんなで、とっても楽しいコンサートでした。家族連れが多かったですね。なんといっても、チケット代が2000円。子供は1000円。企画も面白いし、きっと協賛企業の興和も随分資金を出しているのでしょうね。