佐渡の大野亀(7)一周の完結へ | 降っても晴れても

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山に登ったり走ったり、東へ西へ・・・

佐渡四日目の後半です。相川から外海府の海岸線を眺めたり歩いたりしながら、北へ進んで来ました。ようやく大野亀が見えてきた。

 

【2024年5月22日(水)】  相川~外海府~大野亀・賽の河原~弾崎~両津

 

巨大な亀が海から草原へ這い上がろうとしてるみたいだ。先に上陸している亀を追いかけている。いよいよここまでやって来ました。

 

大野亀=巨大モンスター。岩山全体が溶岩の塊で、佐渡最大の岩塊である。あれを登ってからランチにしよう。車でアプローチしている間にも形が変わって見えてくる。

もうじき駐車場。亀じゃなくて、形容し難い形になってきた。

 

駐車場です。観光客もいるし、佐渡ドライブするなら必ずここで一息入れていく。海抜167mのてっぺんまで歩いていけます。2015年からしばらくの間、登山道崩壊で通行止めになっていた。もう登れるようになった。では出発。

 

トビシマカンゾウが視野の限りに咲いている。その数は50万株、100万本といわれる。どうやって数えたのか知らないが。飛島で発見されたので固有種だといわれて、この名がついた。でもなぜか粟島には生育しないらしい。

鳥居をくぐっていく。

 

ついつい足を止めて、カメラを向けてしまう。

 

佐渡で一番絵になるのはトビシマカンゾウと大野亀、そして宿根木の町並みだと思う。写真のうまいヘタは別として。

 

世の中の煩わしいことなど忘れる。

道は良くて、とても快適だ。ぐんぐん登っていく。

 

右側の海も見えてきた。

左の黒い壁は、あまり見えないのだな。

 

トレッキングポールしか持たない登山です。

 

北東を望めば、二ツ亀。左の亀の先端が佐渡最北端になる。標高67m。

二ツ亀をズームで。

 

道は一旦尾根状になって、さらに気持ち良い。

 

頂上に到着。ここにも灯明台がある。これはどうやって使っていたのだろう。油などで火を灯したのか、管理は誰が?それとも裸電球を引っ張ってた時代のもの? 亀が背負った灯明台です。

 

足元の景色。大野亀ロッジも見える。

場所によっては海に飛び込めそう。

 

この先にはもう島も岩礁もない。

 

下山しますが、この木はなんだろう。風衝地の中低木。木に、いや気になる。

 

大野亀ロッジで昼食を食べて、賽の河原へ向かった。

願集落に下ると小さな神社があって、車を停めた。なぜならば狛犬がすごかった。

 

この顔とポーズである。

何か心が騒ぐような狛犬だった。

 

願集落は一本道で、突き当りから遊歩道が二ツ亀まで続いてる。前回は二ツ亀の浜辺の民宿まで歩いて抜けたが、今日は賽の河原までです。

石ゴロゴロの道をゆく。

 

さっき登った大野亀が見えた。先端はあんなにギザギザになってたのか。こちらからでは亀に見えない。

今日もこんにちは。

 

途中の洞窟に観音堂があった。風浪激しい場所によくぞ耐えている。

 

崩落防止工事が大々的になされた岩場があって、たぶんその先だ。

 

着きました。賽の河原です。以前は風車がたくさんあったような気がしたが。

こんな感じですね。

 

二ツ亀を眺めたら戻ろう。

 

外海府海岸を締めくくるのは弾崎灯台だ。入口がけっこう判りづらい。

佐渡島最北端の灯台です。私の好みの、地の果て的な響きがある。

 

今日の見どころは実質的にここで終了となる。佐渡の荒波を感じるのもここまで。

この先の佐渡一周線は内海府海岸を走っていくが、護岸工事された道で景観的には乏しい。16年前は二ツ亀の民宿を出た時から大雨だった。ゴールまで30kmをひた走った。

今日はラスト30kmをノンストップでドライブしていく。

 

ひとまず両津に到着して佐渡一周の旅は終わり。ジオと町並みと灯台と金山を巡る旅だった。あと一日、明日はそれらのことは一時忘れて、フラワートレッキングを楽しみます。

つづく